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06/20 銀歯とクリミヤ併合
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銀歯とクリミヤ併合

 最近日本中の歯医者が泣いている。というのも我々歯科医師が保険で銀歯をつくる時、銀歯に使用する金属は厚労省によって決められており、それ以外の物を使う事は違反となる。また使用できる金属は12%金銀パラジウム合金と言われ、おおままかな配合スペックが決められている。その配合を見ると金12%、パラジウム30%、銀50%、銅が16〜17%、その他となっている。この合金の仕入れ値が急激に上昇してきている。その原因がロシアのクリミヤ併合である。
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 12%金銀パラジウム合金に使われるパラジウムとは貴金属の一種で、自動車等の排ガス触媒向け需要が70%を占めているが、虫歯を削った跡に詰める金属にも使う。日経新聞によると2013年は200トン生産され、生産量は首位のロシアが40%、南アフリカ共和国が37%を占める。排ガス対策のプラチナ金属からの代替えが進んでおり世界需要は300トンと言われ、完全に供給不足である。
 一大産地の南アフリカ共和国で労働条件をめぐって1月下旬から鉱山ストライキが始まり、我々が購入する金銀パラジウム合金も徐々に値上がりをしてきていた。ストの解決の目途が立っていない所に今回のクリミヤ併合である。
 ロシアがクリミヤを併合した事により欧米が経済制裁を加える中で、ロシアが対抗策としてパラジウムの供給を減らす懸念が出て来た。このため3月26日以来、我々が購入する金属の仕入れ値が一段と上昇してきた。それに円安傾向も重なりかなりの金額となっている。およそ10年前ころは30gが12,000円程度であったものが最近は35000円近くの時もある、およそ3倍近い値になっており、金属購入だけでも資金繰りを考える必要がある。
 ところで、仕入れ値は上がるが私達が患者様に提供する場合、銀歯1個いくらと厚労省が値段を決め、全国一律の統制価格である。そのため高額の金属を使用して造ったとしてもそれを患者様に転嫁できない仕組みである。赤字の銀歯が最近増えてきている。
 一応ルールとしては半年ごとに見直すことになっているが、見直した日に値段が上がってなければ変わらない。よほどの急激な値上がり率でない限り変わらない、徐々に上がっていく分には関係ないのである。ここ2年間は変化なし。
 南アフリカの鉱山ストは6月12日に解決のめどがたったと発表されたが、生産が元に戻るのに3カ月くらいはかかるらしい。
 さらに我々が使用する金属には金もあり、これも最近では1グラム4500円程度と高止まりをしている。この様な情勢を考えると、金やパラジウムを使う銀歯で治す治療はそろそろ終わりにしないといけないと思う。しかし保険で治療を希望される場合他の材料を使おうとしても制約が多いのも事実である。
 とりあえず価格が安値安定してくれることを希望する。

2014年06月20日

「歯と口の健康週間」

今年は6月4日から10日までが「歯と口の健康週間」です。昔は虫歯予防デーなどと言われていましたが、昨年からこの名称に変わりました。
この時期、尾道市歯科医師会は大忙しで、1年で一番輝いている季節かもしれません。
尾道市歯科医師会を母体に行政や歯科関係諸団体とが一緒に活動する「尾道市歯科衛生連絡協議会」の主催で6月7日に就学前児童を対象に「第20回歯っぴーフェスティバル」が福祉センターで開催されました。
オープニングセレモニーでは尾道市長からもご挨拶をいただきました。その後ちびっこたちによるくす玉割りが行われ無事開会が出来ました。
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今年は前日雨が降ったせいか、それとも少子化の影響か昨年より50人ほど少ない466名の児童に来ていただきました。引率のお母様やお父様の人数をカウントすれば1000人以上にご来場いただき、歯と口の健康について啓発することが出来ました。私の孫も初参加でした。
ところで尾道市の3歳児の内1本も虫歯のない児童の割合が、一昨年初めて国が目標としている80%以上を達成しました。ただ全国平均、広島県の平均にはわずかばかり達していません。しかし「歯っぴーフェスティバル」での啓発活動が役に立って確実に虫歯のない子が増えてきていると考えています。
今年の「歯っぴーフェスティバル」では歯科健診、ブラッシング指導、F素塗付、歯科相談等の他、技工士会によるお子様の指模型の作成、栄養士会による栄養や食事の相談等がありました。
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そしてボランティアの方々によるイベントとして、絵本の読み聞かせ、音楽に乗って楽しく体を動かすミュージックケア、さらに今年初めての試みでしたが福山平成大学のバルンアート同好会の方による、風船アートの実演が有り、子供たち一人一人に作品が配られ一番人気を博していました。
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また付き添いのご父母の方には、骨密度測定、心と体のバランス・リラックス度のわかるマインドバランス測定、さらに呼気一酸化炭素濃度測定など多彩なものが催されました。
この様な啓発活動を通し、家庭での歯磨きの仕方、おやつの与え方など日頃の生活習慣が徐々に改善され、虫歯のない子が少しづつ増えてきていると思っています。
食べることは生きる力をはぐくみます。また虫歯で十分に食べれないと逞しさも出てきません。
これら啓発活動を通じて少しでも虫歯のない子が育ってくれればと思います。
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また先日は「尾道市歯科衛生連絡協議会」が尾道市内の全中学1年生に歯と歯の間を掃除する「デンタルフロス」を配布しました。これもこの思春期の時期から口腔ケアに目覚めていただき、少しでも虫歯になる生徒さんを減らし、ゆくゆくは尾道市民全員が80歳で20本の歯を有する様になれば良いと思います。いつの日か私の夢が叶うと良いのですが。

2014年06月07日

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