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大先生(元院長)のブログ

サツマイモの日

 先日技工室のカレンダーを見ていたら10月13日が「サツマイモの日」と書いてあった。初めて知った。10月と言えばちょうどサツマイモの収穫時期である。私も6月に植えたサツマイモをそろそろ収穫をしなくてはと思っていた矢先なのでご丁寧にお知らせしてくれているのかと思った。
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 しかし良く考えれば日本列島南から北と細長いのでサツマイモの収穫日も少し違うのではないかと考えネットで調べてみた。すると埼玉県川越市の「川越いも友の会」が1987年に江戸時代からあったサツマイモのおいしさを褒める言葉「栗(九里)より(四里)うまい十三里(13=9+4)」と川越が江戸から約13里(52キロメートル)ほど離れていることにちなんで10月13日を「さつまいもの日」に制定したのだそうです。
 ところでサツマイモについては色々の思い出がある。私が生まれる前、我家は呉の大空襲で家も家財も一切を焼け出され、しかも終戦で父親は職を失い生活は貧困であった。そのため栗を小さいときに食したことがなかった。食事も芋(たいていは蒸し芋)などの代用食が多く、母親が苦し紛れか「健ちゃん、栗(九里)より(四里)うまい十三里だから芋の方が美味しいのよ」と言っていたことを今でも憶えている。確かに今の芋はとても美味しく正にその通りだと思っている。
 さらに栗原小学校4年生の時、授業で学校の畑にサツマイモを植える体験学集があり、水平植え、船底植え、垂直植えなど習って秋には収穫した。ほとんどの同級生家は農家(兼業)で有ったので芋植え学習は珍しいことでは無かったのかも知れないが、私は興味津々であった。
またサツマイモについては学校の社会の授業で「江戸時代、西日本で大飢饉が起こり深刻な食糧不足で多くの餓死者が出たが、薩摩(鹿児島)で植えられていたが芋が飢饉の時ずいぶん人の命を助けた。そこで江戸幕府の青木昆陽が飢饉に強い食べ物として全国に広めた」ことなどを習った記憶がある。
なお栗原小学校では5年生の秋には麦を撒き6年生の6月には麦刈り、その後その畑を水田にして田植えをした。そして秋には稲を刈り取り、農家の人にお願いして脱穀・精米してもらい、それを持って6年生全員遠足がわりに歩いて三成の藤井川まで行き川原で飯ごう炊さんをした。残ったお米は換金し、さらに6年生では豚を2頭、当番制で飼育し大きく育てた後、その豚を売り卒業時の謝恩会の費用に充てていた。お陰で農家とは縁もゆかりもない私が良い勉強をさせてもらい今の家庭菜園に繋がっている。
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 ところで今年は5月の終わりに植え付け用の畝をつくりマルチを敷いて6月6日に「紅はるか」40本植えた。いつもの苗より今年の苗は小さく貧弱であったそのせいか40本のうち2本がすぐさま枯れてしまった。その後は順調に育ちお盆明けにつる返しをした。例年ならつる返しをすると、返されたつるや葉っぱは枯れるのだが今年は雨の関係でほとんど枯れなかった。そのため葉ばっかりが成長する「葉ばかりさん」となったため根に栄養分が行かなかったのかあまり芋が出来なかった、例年同じ数を植えるとコンテナ2杯になるのに今年は1杯だけだった。
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 ただ9月半ばから今まで雨が降らなかったせいでサツマイモがひび割れることがなく商品価値が高いと思われるものであった。
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 大きな芋もいくつか出来たが大きな芋が出来ている所には後2つくらいしか芋が出来ていな。また大きな芋がないところでも6〜7個くらいしか出来ていなかった。今年の芋にアヒルか何か水鳥の様な姿をしたものがあった。毎年のことであるがほるときにスコップで掘るせいか芋を真っ二つ切ってしまうのがいくつかでてしまう。
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 本当なら一株ずつ、テンガで少しずつ堀ってやらないといけないのかも知れない。毎年の反省点である。

2021年10月13日

「ステルス戦争(見えない戦争)」を読んで

 7月に元米国空軍准将ロバート・スポルディング氏の書いた「ステルス戦争・・・中国共産党のアメリカ洗脳戦略」(川添恵子監訳 経営科学出版社)を購入して読んだ。著者の経歴はアメリカ空軍で26年以上軍務につき、准将として退役。トランプ政権時代に国家安全保障会議(NSC)の大統領戦略計画の高官として、国家安全保障戦略の策定に中心的役割を果たし、国防総省では統合参謀本部議長付きの対中国戦略担当主任、安全保障の高官で中国駐在武官も務めた経歴がある。
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 内容は中国が企むアメリカ乗っ取り計画で中国はステルス戦略を使って経済・軍事・外交・テクノロジー、教育、インフラの6つの側面で影響力を増し、世界を支配しようとしている。戦争の新しい原則はもはや「武力を使って敵を思いのままに服従させる」ことではない。
つまり21世紀の国家間の戦争とは、19世紀や20世紀の戦争とは全く別のもので爆弾や銃弾の代わりに、使われるのは0と1のデジタルデータ、そしてドルとセントだ。経済、金融、データ情報、製造、インフラ、通信といった現代世界の前線を掌握すれば、一発の銃弾も放たずに戦争に勝てる。まさしくシンプルで論理的な戦略である。これをサイレントインベージョン(静かなる侵略)と言うがまさに西側諸国のリーダーが中々理解できずに来た戦略で、アメリカ乗っ取り計画はかなりの部分で進行している。その過程で相手国の目標人物を籠絡するのに良く使われる方法として、「お金の提供」・「地位名誉の提供」・「ハニートラップ」等を利用し情報を入手していくのが中国の常套手段である。2004年に起きた上海総領事館事務官の自殺は正にハニートラップであった。この本を読んだ後、日本に目を向ければ正にアメリカで行われているのと同じことが進行しており、親中派、眉中派、反日派などがはびこりスパイ防止法がないことを良いことにやられ放題で、びっくり仰天である。この本は中共の戦争の進め方を知る入門書でもある。
 そんな中、9月2日の毎日新聞電子版によると「光で化学反応を起こす「光触媒」を発見し、ノーベル賞候補にも名前が挙がる藤嶋昭・東京大学特別栄誉教授(元東京理科大学長)が8月末に、自ら育成した研究チームと共に中国の上海理工大に移籍した。同大は今後、藤嶋氏を中心とした研究所を新設する。 財源不足などにより日本の研究環境が悪化する中で、産業競争力にも直結する応用分野のトップ研究者らの中国移籍は、日本からの『頭脳流出』を象徴する事例とも言えそうだ。」と出ていた。定年退官後まだ研究をしたいという研究者の情熱で上海理工大学に行くことになったようで、研究者魂は素晴らしい。一方で今までの研究は日本国民の税金で研究してきたもので、それを引っ提げて中国に行くことに少し抵抗感を覚える。確かに上海理工大学は国防7大学ではないが、いつ軍事転用されるかもしれない。誰かが言っていたが「理工系馬鹿が国を滅ぼす」と。
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 また中国新聞9月24日の朝刊には『中国への技術流出警戒・・留学生身元調査31大学「厳しく」 持ち出さぬ誓約24校のみ』との見出しで、中国人民解放軍の兵器開発とのつながりが指摘される同国の大学との学術協定先や、外国人留学生が多い国内の国公私立大を対象にした共同通信の調査で、回答した56校のうち31校が先端技術を研究する留学生の出身組織に関する身元調査の厳格化を既に実施、また検討していることが23日、分かった。民間技術を軍事応用する「軍民融合」を掲げる中国を念頭に軍事転用可能な先端技術が留学生を通じて流出する懸念が指摘され日本政府が管理強化を進める中、大学が対応迫られる格好だ。
中国の人材招致プロジェクト「千人計画」に参加する研究者を想定し、政府は日本人研究者による海外共同研究の把握も促しているが詳細な申告を制度化していたのは3割未満の16校にとどまる。なお上記の藤嶋昭氏の件もこの「千人計画」でリクルートされたものと考えられる。
 また中国の政治宣伝に使われているとして米国が監視を強化している孔子学院は、国内で14校(近くでは福山大学)が設置され、1校が運営体制の見直しを検討するとのこと。なお昨年5月時点で留学生数は約28万人で国籍別では中国が最多で全体の4割を占めるとあった。
これらに関して公安調査庁は現在「経済安全保障の確保・・・技術・データの流出防止」と題したリーフレットをネット上に乗せている。
(https://www.moj.go.jp/content/001350932.pdf)
リーフレットによれば外国や我が国において発生した経済安全保障に関連した事象、どのようにして「技術・データの流出」や「軍事転用されかねない製品等の流出」が起きるかを絵コンテで解説している。我が国から技術や・データ等が流出した場合、大量破壊兵器などの研究・開発に転用されるおそれや企業に対する信頼の低下、我が国企業や大学における技術的優位性の喪失に伴う国際的な競争力の低下にもつながりかねず、その経済的損失は計り知れないものになる。
        技術・データの流出
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        軍事転用されかねない製品等の流出
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 そんな中、第100代総理大臣となった岸田首相は早速「経済安全保障相」を新設したことは中々良かったと思う。さらに来年中には「経済安全保障包括法案」を成立させると話しており、少しでも日本の技術が守られれば良い。また世界で唯一「スパイ活動防止法」が無いのが日本国である。スパイ天国と言われており是非とも「スパイ活動防止法」も制定して欲しいものある。なお過去に(1985年)自民党が議員立法で「スパイ活動防止法」を国会に提出したが野党が大反対して廃案になった経緯がある。

2021年10月09日

アマゾンを騙るフィッシングメール

 4月頃から怪しいメールが頻繁にやってくる。特に8月24日以降アマゾンに関係するものが多くなった。
 あなたのアカウントは停止されました。復旧するにはこちらに連絡をとか下記メールやサイトにアクセスしてくださいという物である。始めの頃は明らかに偽物くさいと思われるものであった。その後かなり本物に近い体裁になってきた。
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 『誰かがあなたのクレジットカードにログインして商品を購入していることに気がつきましう。クレジットカード盗難を防ぎ、登録したらできるだけ早く情報処理を更新する。あなたが24時間以内に確認できない場合は申し訳ありません。財産の損失に対してはこのアカウント使用を制限させていただきます。あらかじめご理解下さい。』一見本当にアマゾンから来たのかと思われたが、よく読むと「気が付きましう。」と言った日本語になってない表現がありとても大手の会社からのメールとは思えないので無視する。同じ内容やよく似たのものが何通もくる。時には1日に3〜5通くらいメールが送られてくる事がある。それも発信者のメールアドレスがそれぞれ違っていたりする。
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 また他のメールでは『Amazonに登録いただいたお客様に、Amazonアカウントの情報更新をお届けします。残念ながら、Amazonのアカウントは更新できませんでした。今回は、カードが期限切れになっているか、請求先住所が 変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。アカウントの情報の一部が□(ごんべんに吴・・・言吴)っている故に、お客様のアカウントを維持するためAmazonアカウントの情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新して下さい。』
 この文章の中の「アカウントの情報の一部が□」の字は日本語では「誤」という漢字を使うがこの文書の漢字は見たことがない。一見ぱっと見たところでは「誤」と見間違う。おそらく外国人(中国?)が使っている漢字ではないだろうか?これも無視した。
 ところが先日9月16日に来たメールは驚くもので有った。『内容はご注文の確認というメールで私がAmazonで何か知らないが\5,582の注文をしてしかも神奈川県足柄下郡真鶴町の見ず知らずの人に品物をお届けする事になっている』メールである。
 私はアマゾンを利用してほとんど買い物はしない。今年は6月に本を1冊買っただけである。おかしいと思ったので「注文の表示またはキャンセル」という表示はクリックしないですぐさまアマゾンカスタマーサービスに電話した。

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 女性の方がでてくれて状況を話すとフィシングメールだとのこと、決してクリックをしないようにと言われた。それでアカウントの更新をすることにしてEメールアドレスの確認の為、セキュリティーコードを送ってもらい手続きを開始した。ところが情けないことに後期高齢者に近い私はあまり理解できずどうにもならない。それで再度カスタマーサービスに電話した。今度は男性の方がでてこられた。アカウントを更新したいのだがうまくいかないと言うと、お手伝いしますと言うことでパソコンの横にスマホを置いて話ながら進めていった。何とか更新できてホットする。
 更新した後も相変わらず同じ文面のフィッシングメールは届く。今日も届いていた。
ところで「ご注文の確認」メールを再度観察するとAmazon.co.jpらしく見せているが僅かに違っていた。よく見るとAm_azon.co.jpでAmとazonの間にアンダーバーが入いっている。また違う行ではAma_zon.co.jpとなっている。メールの内容にびっくりしていたのでよく観察していなかった。それでもアカウントを更新できたので良かった。その後カスタマーサービスの電話で応対してくれた方から「ご利用ありがとうございました」のメールが来て、それに問題は解決しましたかという質問があり「はい」をクリックすると対応の仕方などを5段階評価となっておりすべて5点で回答した。
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 アマゾンの他に行ったことも利用したこともない「ヨドバシカメラのカードがブロックされた」、「ETCサービスが無効になった」とか、さらには「http://・・・」だけしか書いてないメール「完全無償換金許可決定のお知らせ」、「お間違いなければ今すぐ届ける」、「不用配信希望のご案内」、「-400万追加準備完了のお知らせ」、「ご当選のお知らせ」、「現在現金配送中でございます」、「合い言葉を1通メールして下さい。たったそれだけで大丈夫で 
すよ!」等本当に多種類のフィッシングメールが来る。とんでもない世の中になっている。
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 9月20日の日本経済新聞によれば企業にサイバー攻撃を加えて身代金を要求する被害が世界中に拡がっているニュースがトップ記事であった。また9月22日の中国新聞には特殊詐欺の記事が載っており広島県警のまとめでは今年の1月から8月迄で2億2600万円以上が被害にあったと報じている。何でこんな事になったのか本当に世の中狂っているとしか思えない。

2021年09月26日

敬老会

 この9月20日は敬老の日である。私にはまだまだ関係ないと思っていたのだが、先日家内と私に日比崎地区社会福祉協議会より「敬老のお祝」という封筒が届いた。中に令和3年度敬老会対象者殿とあり、日比崎地区敬老会中止の連絡が書いてあった。それによると新型コロナウイルス感染症の影響と高齢者対象に鑑み中止となったと記載されていた。私たちもいつのまにやら敬老会に呼ばれる歳になったのだとつくづく思った。
 そういえば令和3年度中に75才の後期高齢者になることから4月の終わりだったか5月の初めに乗り物補助券として私は500円のタクシー利用助成券10枚を、家内は市営バスに一回乗ると30円だけ払えば良いパスポート券をもらっていたことを思い出した。
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 今回いただいた封筒の中に尾道市からのお祝としてイオン商品券1500円分が入っていたのにはびっくり至れり尽くせりである。さらに日比崎小学校5年生の女子児童からの御手紙が添えられていた。学校の授業か何かで5年生が手分けして書いたのかも知れない。『敬老の日おめでとうございます。いつも私たちのために働いて下さり、ありがとうございます。これからも、元気に長生きして下さい。』と書いてあり、手書きの風鈴とお花とパンダの絵が添えられていた。本当に有難いことです。また学校で子ども達にお年寄りを「敬う」という気持ちを教えるには良い機会であったなと思った。
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 それともう一つ、今年7月に尾道市健康推進課が作成した「お口は元気の源!お口の健康で歯っぴーに」というチラシが同封されていた。
職業柄、私たちがチエアーサイドで患者様にお話しする内容などが書かれており、高齢者への啓蒙にはもってこいの内容である。
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 自分の歯が少なく、入れ歯の利用がないと食べ物が偏り栄養状態が悪化し筋肉量が低下してフィレイル(虚弱)になる。歯を失う原因の1位は歯周病でありしかも歯周病は糖尿病・心臓病・脳卒中・肺炎・骨粗鬆症などの全身患と関係している。また歯周病の予防にはセルフケアとプロフェッショナルケアが大事で毎日歯磨きや入れ歯の手入れをする事はもちろん、少なくとも半年に1度は歯科医院での定期的な受診をお勧めしますとあった。
 さらに、お口の機能低下からオーラルフレイルに移行し、これが低栄養や筋力低下などの機能低下へ進み要介護状態・介護度の悪化に繋がる。そして噛む力・飲み込む力など口腔機能を維持するためにも「あごの運動」や「ほほの運動」等お口の運動を習慣化することが重要ですとあった。
少なくともこのパンフレットを受取られた敬老会対象者の皆様がこの内容をよく読まれて、「お口の健康で歯っぴー」になられることを切に望みます。

2021年09月15日

「受付電話」大チョンボのその後

結論から言えば改善されなかった。
 まず最初に電話設置工事をしてもらった福山の設備会社に来てもらい調べてもらった。「さいだ歯科医院」のビジネスホーン(ナカヨ電子サービス社製)には異常は無い、NTTさんのアダプターに問題ありといわれ「ひかり電話」対応ISDN 変換アダプター(Netcommunity VG230i)を指し示して設定し直して貰って下さいと言われた。 設備会社からは出張費として7,700円を請求される。
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 NTTに電話したところ大きな企業のため直接担当者に電話は繋がらない。「ただいま電話が混み合っています」という音声に続いて、電話料金に関するお問い合わせは1番を押してシャープ、故障は2番とシャープ等と言った様な案内が流れてくる。よく判らないので再度かけ直して故障という所にリアクションをする。するとまた「電話が混み合っています。再度かけ直すかメッセージを録音してください」という案内があり、録音する方を選ぶ。「歯科医院の電話番号とNTTからの返事を受ける電話として私の携帯電話番号を言って、用件として歯科医院の電話を使用中に他所からかかってきた電話は話し中の信号(トゥー・トゥー・トゥー)がならないでずっと呼び出し音(トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー)が鳴りっぱなしになる。話し中の音にしてもらうように電話設置業者さんに調べてもらったところNTTのアダプターに問題があるので調整してもらうように言われた」と話し、用件を録音した。
それが11時半頃、待てども待てども掛かってこない。携帯電話を診療室において待つ。17時半頃に掛かってくる。今度は担当者だったので再度状態を話す。6日後に故障担当技術者がお伺いするとのこと。
 6日後にNTTの故障担当の人が来て色々調べてもらう。まず設備会社が指摘した機器には調節するような箇所が無いと言われる。そこでひかり電話ルーターRT-500KIを調べてくれたが機器には問題無い。但し呼び出し音は切ることが出来るという。それについてよく説明して貰うと「話し中に他所から掛かって来た際、繋がらないように出来るこれなら呼び出し音が鳴らない、しかし話し中という音も出ない」とのこと。
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 それでは後からかけた人は「さいだ歯科医院」にかけたのに電話音が「うんともすんとも」言わないので、@番号をかけ間違ったと思ったり、A「さいだ歯科医院」の電話が故障しているのかと思ったり、B最悪 故意に電話機を切られたと勘違いしてしまう。
それなら呼び出し音が鳴っている方が患者様は忙しくて電話に出られないのでは無いかと推測していただけるので従来通りとしてもらう。
 NTTさんはNTTの機器には問題が無いので電話機の方でそういう設定をして下さいと言われ、また設備会社に電話してきて貰うことにした。
6日後に設備会社が来て再度調べて貰う。「さいだ歯科医院」のビジネスホンでは話し中という設定機能が付いていない。最新式のナカヨ製の電話機にも設定機能が無いとのこと。さらに設備会社さんが調べていたところNTTのひかり電話ルーター(RT-500KI)にアナログポートがありそこに代表番号と子番号が設定がしてあることを発見し、そのアナログポートに設備会社さんが持ち込んで一般電話器を接続すると歯科医院の電話が話し中なのに他の電話からかけるとそのポートに繋いだ電話が鳴る。
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設備会社さんはこれが原因だと言われ、NTTにひかり電話ルーターのアナログポートを使用しない設定にして貰ってくれと言われる。
 またNTTに電話するとこの前と同じ様に用件を録音して待つ。今回は2時間半ほどで折り返し掛かってきた。用件を話し翌日来て貰うことに。
前回の技術者が来てアナログポートを切ると呼び出し音は鳴らない。ところが前回説明してもらったように、後から掛けた人にはなんの信号も出ないので電話の故障か意図的に切られたと思う状態になるのでアナログポートは切らないでそのままにして貰う。結局大騒ぎをしたが解決できない。ビジネスホン全てをNTT製にすると解決するのかも知れないが莫大な金額が掛かるので今まで通りとする事にした。
 患者様には大変ご迷惑をお掛けしますがどうかご理解を賜りますようにお願い致します。
またNTTは出張料や設定費用が本来は掛かるのであろうが、なんの変更もなかったので料金はいただかないと言われた。技術者さんには只働きとなって申し訳なかった。

2021年09月12日

「受付電話」大チョンボ発覚

 先日、毎月メンテナンスに通ってきていらっしゃる患者K様から次のようなお叱りを受けた。K様がお昼休憩時間に予約変更の電話を入れたが出てくれなかった。3分間ほどかけて待っていたが出なかったどうなっているのかとお叱りを受けた。尾道の他の歯科医院ではお昼休憩中は電話に出ないという医院が何軒かあるようだが私のところでは開業以来35年間電話に出て応対している。
 患者K様の話によると「さいだ歯科医院」にかけたところK様の電話は呼び出し音の「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」と鳴っていた。だから3分間も待ったのだとのこと。通常だと相手が話し中の時、その人の電話は「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音が出るはずである。「さいだ歯科医院」の電話はビジネスホンで6カ所で受けれるようになっている。昼休憩中はスタッフルームで受けれるので、聞き逃したとも思えない。スタッフに聞くとそういえば何人かの患者様から電話が繋がらなかったと言われた事があるとのこと。今迄このようなお叱りを受けたことは無くどうしてなのかと考え、ひょっとしたら電話がかかってきて応対しているときに他の患者様がかけてきた場合K様のような状態になって繋がら無かったのではないかと想像し実験してみることにした。
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 まず自宅の固定電話から「さいだ歯科医院」にかけると当然繋がる。
次に従業員の携帯電話(スマホ)からかけても繋がる。
そこで話し中を想定して自宅固定電話から「さいだ歯科医院」に電話して繋がったところに従業員Aさんの携帯電話(スマホ)からかけてみたところ、携帯電話(スマホ)は話し中の音「トゥー・トゥー・トゥー」が聞こえた。問題ないように思える。
次にAさんの携帯電話(スマホ)から「さいだ歯科医院」にかけて繋がって話しているところにもう一人のスタッフBさんの携帯電話(スマホ)でかけたところ、この携帯電話(スマホ)は「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音ではなく「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴り、お叱りを頂いた患者K様の状態が再現された。そこで私の携帯電話(スマホ)でかけたところやはり「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴り「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音にはなら無かった。これでは「さいだ歯科医院」が話し中とは判らない。どうやら最初携帯電話(スマホ)から掛かってきて応対していると後から携帯電話(スマホ)で掛けた場合繋がらないのではと思った。
ところが再度実験として患者様がご自宅の固定電話から掛けてきてスタッフと話しをしている最中に、私の携帯電話(スマホ)で「さいだ歯科医院」に掛けたところ話し中であるにもかかわらず「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴った。
何故自宅の電話から掛けた場合、話し中の音になるのか不思議である。しかし良く考えてみると「自宅」と「さいだ歯科医院」の電話はISDNのため同じ1回線を共有していることから話し中のサインが出るのではないかと思った。
但し「さいだ歯科医院」の電話が話し中に後から固定電話で患者様が掛けてきた場合どうなのかの実験は出来ていない。
 概ね結論として最初の電話が固定電話からでも、携帯電話(スマホ)でもからでも「さいだ歯科医院」に電話が掛かって応対していると後から携帯電話(スマホ)で掛ける人は常に呼び出し音を聞くことになり、「さいだ歯科医院」の電話機が使用中であるとは判らない。
「さいだ歯科医院のビジネスホン」は二代目だが結構旧いし、固定電話の電話回線は光ファイバーである。しかし携帯電話は直接電波が飛んできて固定電話の横に設置しているルーターを介して固定電話に繋がるのでルーターが問題なのか、あるいはビジネスホンの設定が悪いのか良く判らない。早速電話機を設置した業者さんに調べて貰うことにした。
当分の間患者様にご迷惑をかけ続けるのでよく説明をして何度か、かけ直していただくようにお願いするしかない。それにしてもいつからこのような状態になっていたのか分からないが大チョンボである。もしも開業以来35年間もこのような問題があったとしたら本当に申し訳なかったと思う。

2021年08月24日

第32回夏期オリンピックが無事終了

 8月8日オリンピックは無事終了した。閉会式をTV画面で見ていたが中々良い演出であった。今回のオリンピックが決定してから10年何とかこの閉会式迄来たものだと思った。
 今回のオリンピックはスタジアムの設計段階でいちゃもんが付き設計変更、エンブレムでの盗作疑惑、女性蔑視発言で組織委会長交代、クリエイティブディレクターのスキャンダル、楽曲担当者が同級生いじめ問題で降板、開閉式のディレクターがユダヤ人虐殺をお笑いのネタにしていたとして開会式前日に解任されるなど異例ずくめで有った。それより何より、コロナ感染の拡大でまず開会が1年延期となる。しかも1年延期してもコロナは収束せず開会都市東京は緊急事態宣言発令中の中ほとんどの競技を無観客として開催に踏み切った。案の定、国内感染者の数は増大していったが各国の選手団からは思ったほど感染者が発症しなくて幸いであった。
 オリンピックという言葉を耳にしたのは小学校4年生の時の「メルボルン大会」であった。その後中学2年生の「ローマ大会」。この時は我家にも白黒のTVが有りNHKが放送する(当時は録画であるが)画面の最初はローマ建国したロムスとレムスの双子の兄弟が雌の狼の乳を飲んでいるブロンズ像が映し出されていた記憶がある。そしてその次が57年前の東京オリンピックで10月10日(土)開会式が午後から行われTV中継をみていた。丁度高校三年生で受験勉強をしていたので競技はあまり見た記憶がないが東洋の魔女と言われた女子バレーボールの決勝戦は観戦した。他の競技はニュースなどでみたが特に覚えているのはエチオピアのアベベ選手が裸足でマラソンをしたことであった。
 私も今回のオリンピックは本当に開催されるのか、コロナは大丈夫なのか心配していたが、日本選手の活躍をみると開催できて良かったなと思った。1年前に標準を合わせて練習してきた選手が1年延期されたことでどんなに心の葛藤があったのか、それを乗り越えて出場できたことに胸が熱くなる。逆に水泳の入江選手のように1年延びて白血病を克服して出場できたことはラッキーで有り運があったのだとも思う。金メダルの数も過去最高で有りほんとに良くやったと思う。写真は日本経済新聞からの転載です。
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 確かにメダルを取るという事は大変な努力をされたのだと敬意を払いますが、敗れてメダルに届かなかった選手達も同じように素晴らしいと思う。オリンピック選手と言うだけで本当にうらやましい気がする。今回のオリンピックを最後に引退される方もおられるようですが本当にご苦労様でした。また次回パリ大会を目指す選手のみな様頑張ってください。
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 最後に選手の皆様、大会を支えた関係者、ボランティアの皆様本当に感動を有り難うございました。素晴らしいオリンピックが開催できて良かったと思います。

2021年08月10日

鼻唄

 風呂の湯船につかると自然に歌が出てきて鼻唄をする。いつの頃から鼻唄を唱うようになったのか判らないが、大学1年の時、大学歌を風呂の中で小声で歌いながら練習していたのを覚えている。「鼻唄」を辞書で調べたところ「気分の良いときなどに鼻にかかった小声で唄うこと。またその唄。」と有った。まさにその通りで、夕食時一杯やった後、風呂の入ると本当に気持ちよく歌が出てくる。
 ところで私は唄はからっきし駄目なのである。中学時代1,2月期は10段階の絶対評価で音楽は6〜7点しかとれなかった。必ず唄うテストがあり音階は外れるし、旋律もさっぱりで完全に音痴である。どうにもならなかった。ところが3年生になると歌のテストがなくて筆記試験だけであり3学期の5段階評価では生まれて初めて5点を取った。そんな音痴でも唄いたくなる魅力が歌にはあるのであろう。
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 但し出てくる歌と言えば最近の歌は全く知らないので、高校時代や大学生の時コンパなどで歌った歌ばっかりである。速いリズムの音楽はどうも性に合わないのでテンポのゆっくりした昭和の時代かそれ以前の歌が似合うようだ。
よく口ずさむ鼻唄は
「広島大学歌・・光あり 遠き山なみ 輝きて 新たなる日は ひらけたり ああわれら はてなき空に かたちなす 真をぞ きはめん望みなり・・」、 「広島師の山男・・同じ山への 憧れを 胸に抱きて 行く道は 教への道ぞ 山男・・」なおこの歌の替え歌としてとして芹洋子が紅白で歌った「坊がつる賛歌」がある、 「惜別の歌・・遠き別れに耐えかねて この高殿に登るかな 悲しむなかれ我が友よ 旅の衣をととのえよ・・」、 「琵琶湖周航の歌・・われは湖の子 さすらいの 旅にしあればしみじみと のぼる狭霧やさざなみの・・」、 「お富さん・・粋な黒塀 見越しの松に 仇な姿の洗い髪 死んだはずだよ お富さん 生きているとは・・」、 「北大寮歌・・都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂ふ宴遊の筵 尽きせぬ奢に濃き紅や その春暮れては移ろう色の・・」、 「戦友・・ここはお國を何百里 はなれてとほき滿洲の 赤い夕陽にてらされて 友は野末の石の下・・」、 「故郷・・兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷・・」、 「高校三年生・・赤い夕日が校舎を染めて ニレの木蔭に 弾む声 ああ・・ 」、 「学生時代・・蔦のからまるチャペルで祈りを捧げた日 夢多かりしあの頃の 想い出をたどれば 懐しい友の顔が 一人一人うかぶ・・」、 唱歌、童謡、たまには春歌等色々あるがどれ一つとして完全に歌えるものは無い。しかも1番から口につい出ることは珍しく2番や3番が出てきたりする。そして途中から歌詞が判らなくなるとハミングをしたり、また1番を唄った後2番を歌っているつもりがいつの間にか3番の歌詞が入りこんで来たりしてどうにもならない。だが本人はいたって上機嫌である。
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 先日、急に高石ともやの「受験生ブルース」が出てきた。まったく風呂場で唄った記憶はない。 『 おいで皆さん 聞いとくれ ボクは悲しい受験生 砂をかむよな味気ない ボクの話しを聞いとくれ  朝は眠いのに起こされて 朝めし食べずに学校へ 一時間目が終ったら無心に 弁当食べるのよ・・・・』何番目の歌詞が知らないが『ひと夜ひと夜にひとみごろ 富士山麓にオウム鳴く サインコサイン何になる 俺らにゃ俺らの夢がある』と歌詞が突然口に出てきてハット思った。湯船につかったまま俺の人生にサインコサインが何かになったのかを考えてみた。高校の授業でサインコサインを習って大学受験ではそれに関係した問題があったような気がする。ちなみに私は広島大学工学部に入学したが、授業では応用数学などの講義も受けた。しかし専攻が応用化学科だったので数学とはほど遠い位置にいた。就職して日立製作所日立研究所に配属されたが全くサインコサインには縁が無い。そして今の歯医者という職業にもサインコサインは関係が無い。大学を出て50年になるが数学で関係したのは四則演算つまり小学校で習う算数で「足し算」、「引き算」、「かけ算」、「割り算」だけで、これで十分生きていける。しかも会社に入った頃から電卓が世の中に出てきて今ではスマホに電卓機能が付いておりほとんど頭を使う事もない。これならそろばんを頑張って暗算が出来るようになっていた方が本当に役立ったのでは無いかと思う。高石ともやが言うように「サインコサイン何になる」、結論から言えば我が人生においては何にもならなかったなと思った。

2021年07月14日

遺伝子解析 PART U

 10年ほど前、今生きている世界中の人の祖先を遡れば全員が16万年程前アフリカ大陸に住んでいた女性(ミトコンドリア・イブと呼ばれている)にたどり着くと何かの本で読んだ記憶があった。人間には37兆個(一説には60兆個)の細胞があると言われているが、その一個の細胞中には平均2000個程度のミトコンドリアと呼ばれる細胞小器官があり、このミトコンドリアは我々の命に必要なエネルギーの元ATPを産出している重要な存在である。
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  典型的な動物細胞の模式図。   ミトコンドリアの電子顕微鏡写真。
(1) 核小体、(2) 細胞核、(3) リボソーム(4) 小胞、
(5) 粗面小胞体、(6) ゴルジ体、(7)微小管、(8) 滑面小胞体
(9) ミトコンドリア、(10)液胞、(11)細胞質気質、
(12) リソソーム、(13)中心体
             Wikipediaより画像引用
 彼女の細胞の中にあったミトコンドリアDNAが女性から女性へと受け継がれそして、彼女のミトコンドリアは、ついにすべての人類に広がった。なぜ男性のミトコンドリアが受け継がれないかの理由は確定していないが最近男子のミトコンドリアが一部受け継がれているという説も出てきている。 
 この度の唾液検査による祖先解析についての解説によると『DNAは代々受け継がれていくものの代名詞となっています。実際、親子鑑定に用いられるようにあなたの遺伝情報は両親からそれぞれ受け継ぎ、両親は祖父母から、祖父母は曽祖父母からと、脈々と受け継がれてきたものです。あなたには2人のご両親、4人の祖父母、8人の曽祖父母といったように世代を遡れば遡るほど、あなたのルーツはたくさんになっていきます。DNAにはあなたの祖先の情報が眠っており、反対にあなたのDNAはたくさんの祖先のDNAから構成されていると言うこともできるのです。そのようなルーツの1つを提供するのが、祖先解析(ミトコンドリアハプログループ解析)です。あなたの細胞内にあるミトコンドリアDNAはあなたのお母さんから受け継いだもので、あなたのお母さんはそのまたお母さんから……とずっと母系遺伝してきたものです。ミトコンドリアDNAは細胞内の核DNAよりもずっと高頻度で変化します。なかには生命活動にほとんど影響を及ぼさないため、後代に受け継がれていくことがあります。そのような同じミトコンドリアDNA配列を持ったグループの中でも、遺伝子をコードしている箇所の変化によって分類されるグループを「ハプログループ」と呼び、祖先解析に用いられます。
 世界各地の人々や古代の人骨からミトコンドリアDNAを調べることで、あるハプログループがいつ頃どの辺りで誕生したのか、またそこからどのように拡散していったのか推定することが出来ます。このような情報と遺跡や地質などの考古学的な調査などと組み合わせることで、母系の人類の移動の歴史を推測することが出来る。
 ハプログループ同士の系統関係は図式化することが出来ます。それぞれのハプログループは、人類の母系の共通祖先から年月をかけて枝分がかれして発生して誕生していきました。このような系統樹は各ハプログループ生まれた歴史的な背景、人類の拡散の様子を反映していると考えられます。
ここで分かるのはあなたの母系の祖先についてです。また、その内容は今後の研究報告によって変わる可能性があります。』とあった。
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          N9グループ移動
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           Aグループ移動
 私のハプログループはN9グループで、日本人の6.7%を占めている。約2万9千年前にインドシナ半島に移動してきた集団の中から誕生し、ユーラシア大陸に沿って北上して行ったと考えられています。なおN9グループはN9a、N9b、Yの3つのサブグループに分けられるとのこと。
N9aグループは日本での分布は広く、特定の起源地は推定できない。中国の南部や台湾の先住民などに比較的多い。私はこのグループであった。
N9bグループはもっぱら日本に見られる。国内でも北に行くほど割合が高くなっている傾向。(北から日本に入植した可能性が考えられる。)
Yグループは本土の日本人にはほとんどないが、北海道のアイヌにみられる。
 なお家内のハプログループはAグループで日本人の6.9%を占めている。約3万年前にロシアのバイカル湖周辺で誕生したと考えられている。その後東アジアに広がり、またシベリアやベーリング海峡を通ってアメリカ大陸にも進出しています。
 縄文人のルーツが少し判った気がする。私と家内のご先祖様は遠くアフリカから全く違った経路を経て日本にたどり着いた。それがいつなのかは判らないが1万5千年前くらいの縄文時代から代々生き延びて今に到り、しかも二人が出会って結婚したことなど考えると壮大なロマンを感じる。

2021年07月08日

遺伝子解析 PARTT

 2ヶ月くらい前に家内が唾液で遺伝子解析をすると太りやすさ等の体質や、癌、糖尿病などの病気リスクさらには祖先のルーツなどが判る検査があると言ってインターネットで申し込んだ。それは「ユーグレナ・マイヘルス」というもので、検査キットが届いて早速唾液を採取して会社に送付した。
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 ところで「ユーグレナ」と言う名前は大分前から知っていた。バイオベンチャー企業で、藻類の一種であるミドリムシ(学術名ユーグレナ)を中心とした微細藻類に関する研究開発をしており、健康食品、化粧品等を製造・販売などを行っている。
ミドリムシ(ユーグレナ)は、植物のように光合成をおこなって栄養分(ビタミン、ミネラル、アミノ酸など約59種類の栄養素)を体内に溜め、動物のように細胞を変形させて動く、植物と動物の両方の性質を持っている藻の一種である。さらに、燃料の原料となる油脂を含んでおり、ミドリムシを水槽で培養しそれからオイルを取り出すという映像を以前TVで見たことがある。
 世界的に温室効果ガスの削減が求められるなか、日本でも航空分野のCO2排出削減技術の確立が課題となっている。そんな中6月29日にはホンダ製のプライベイトジェット機にユーグレナ社がミドリムシから取り出したバイオジェット燃料を搭載し、鹿児島空港から羽田空港まで民間航空機による初フライトが成功したと報道があった。この事は従来の化石燃料である石油から取り出したものと違いクリーンな燃料として注目を浴びている。
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写真はユーグレナ社HPより
 2ヶ月前に出した遺伝子解析の結果が先頃メールで届いた。記載されているアドレスにアクセスすると色々の質問がありそれに答えないと結果がみられない仕組みとなっている。おおむね「日常生活についての細かい質問で答えるのに小一時間ほどを要した。やっと結果にアクセスしたところ健康リスクとして
1循環器・心臓  2脳・神経  3消化器  4泌尿器・生殖器  5肺・呼吸器  6内分泌・代謝  7目・耳・鼻・口  8骨・関節  9皮膚  10感染  11癌  12その他  の項目が有りそれぞれの項目にリスクの高い疾患順に報告してある。
 私の場合、循環器・心臓では腹部大動脈瘤、脳動脈瘤がハイリスクであり、高血圧、脳卒中、心筋梗塞、不整脈、冠動脈疾患、ラクナ梗塞などは平均的リスクで2型糖尿病、慢性骨髄性白血病、心臓発作、脳梗塞、エコノミークラス症候群などはローリスクと解析されていた。
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そしてさらにその疾患の「詳細を見る」をクリックするとその病気の詳細とその病気に関する私の遺伝子型が書いてある。
たとえば腹部大動脈瘤では私の遺伝子型はAAタイプ。これはリスクが一番高いタイプで日本人の5.8%が持っているのだとか、そして予防には飲酒量を抑えることが効果的であるとか書かれていた。遺伝子は父親と母親から受け継いだものでどうしようもない。そしたら飲酒を控えるしかないが一番難しい予防法である。飲む量を考えながら生活するしかないようだ。
また癌の項目では肺癌、前立腺癌、黒色腫、びまん性胃癌がリスクが高いと判定されていた。
 この解析では遺伝子と現在の私の生活習慣などからリスク判定をするものであり、遺伝子については替えることが出来ないが、生活習慣を改めることでリスクを下げることが出来ると思われる。色々の項目でハイリスク疾患が示されていたのでじっくりみて、これからの生活習慣改善の参考にしなくてはとおもった。
次の遺伝子による祖先解析はPART Uに続く

2021年07月07日

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