大先生(元院長)のブログ
アマゾンを騙るフィッシングメール |
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| 4月頃から怪しいメールが頻繁にやってくる。特に8月24日以降アマゾンに関係するものが多くなった。
あなたのアカウントは停止されました。復旧するにはこちらに連絡をとか下記メールやサイトにアクセスしてくださいという物である。始めの頃は明らかに偽物くさいと思われるものであった。その後かなり本物に近い体裁になってきた。


『誰かがあなたのクレジットカードにログインして商品を購入していることに気がつきましう。クレジットカード盗難を防ぎ、登録したらできるだけ早く情報処理を更新する。あなたが24時間以内に確認できない場合は申し訳ありません。財産の損失に対してはこのアカウント使用を制限させていただきます。あらかじめご理解下さい。』一見本当にアマゾンから来たのかと思われたが、よく読むと「気が付きましう。」と言った日本語になってない表現がありとても大手の会社からのメールとは思えないので無視する。同じ内容やよく似たのものが何通もくる。時には1日に3〜5通くらいメールが送られてくる事がある。それも発信者のメールアドレスがそれぞれ違っていたりする。

また他のメールでは『Amazonに登録いただいたお客様に、Amazonアカウントの情報更新をお届けします。残念ながら、Amazonのアカウントは更新できませんでした。今回は、カードが期限切れになっているか、請求先住所が 変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。アカウントの情報の一部が□(ごんべんに吴・・・言吴)っている故に、お客様のアカウントを維持するためAmazonアカウントの情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新して下さい。』
この文章の中の「アカウントの情報の一部が□」の字は日本語では「誤」という漢字を使うがこの文書の漢字は見たことがない。一見ぱっと見たところでは「誤」と見間違う。おそらく外国人(中国?)が使っている漢字ではないだろうか?これも無視した。
ところが先日9月16日に来たメールは驚くもので有った。『内容はご注文の確認というメールで私がAmazonで何か知らないが\5,582の注文をしてしかも神奈川県足柄下郡真鶴町の見ず知らずの人に品物をお届けする事になっている』メールである。
私はアマゾンを利用してほとんど買い物はしない。今年は6月に本を1冊買っただけである。おかしいと思ったので「注文の表示またはキャンセル」という表示はクリックしないですぐさまアマゾンカスタマーサービスに電話した。

女性の方がでてくれて状況を話すとフィシングメールだとのこと、決してクリックをしないようにと言われた。それでアカウントの更新をすることにしてEメールアドレスの確認の為、セキュリティーコードを送ってもらい手続きを開始した。ところが情けないことに後期高齢者に近い私はあまり理解できずどうにもならない。それで再度カスタマーサービスに電話した。今度は男性の方がでてこられた。アカウントを更新したいのだがうまくいかないと言うと、お手伝いしますと言うことでパソコンの横にスマホを置いて話ながら進めていった。何とか更新できてホットする。
更新した後も相変わらず同じ文面のフィッシングメールは届く。今日も届いていた。
ところで「ご注文の確認」メールを再度観察するとAmazon.co.jpらしく見せているが僅かに違っていた。よく見るとAm_azon.co.jpでAmとazonの間にアンダーバーが入いっている。また違う行ではAma_zon.co.jpとなっている。メールの内容にびっくりしていたのでよく観察していなかった。それでもアカウントを更新できたので良かった。その後カスタマーサービスの電話で応対してくれた方から「ご利用ありがとうございました」のメールが来て、それに問題は解決しましたかという質問があり「はい」をクリックすると対応の仕方などを5段階評価となっておりすべて5点で回答した。

アマゾンの他に行ったことも利用したこともない「ヨドバシカメラのカードがブロックされた」、「ETCサービスが無効になった」とか、さらには「http://・・・」だけしか書いてないメール「完全無償換金許可決定のお知らせ」、「お間違いなければ今すぐ届ける」、「不用配信希望のご案内」、「-400万追加準備完了のお知らせ」、「ご当選のお知らせ」、「現在現金配送中でございます」、「合い言葉を1通メールして下さい。たったそれだけで大丈夫で
すよ!」等本当に多種類のフィッシングメールが来る。とんでもない世の中になっている。

9月20日の日本経済新聞によれば企業にサイバー攻撃を加えて身代金を要求する被害が世界中に拡がっているニュースがトップ記事であった。また9月22日の中国新聞には特殊詐欺の記事が載っており広島県警のまとめでは今年の1月から8月迄で2億2600万円以上が被害にあったと報じている。何でこんな事になったのか本当に世の中狂っているとしか思えない。
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2021年09月26日
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敬老会 |
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2021年09月15日
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「受付電話」大チョンボのその後 |
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2021年09月12日
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「受付電話」大チョンボ発覚 |
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| 先日、毎月メンテナンスに通ってきていらっしゃる患者K様から次のようなお叱りを受けた。K様がお昼休憩時間に予約変更の電話を入れたが出てくれなかった。3分間ほどかけて待っていたが出なかったどうなっているのかとお叱りを受けた。尾道の他の歯科医院ではお昼休憩中は電話に出ないという医院が何軒かあるようだが私のところでは開業以来35年間電話に出て応対している。
患者K様の話によると「さいだ歯科医院」にかけたところK様の電話は呼び出し音の「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」と鳴っていた。だから3分間も待ったのだとのこと。通常だと相手が話し中の時、その人の電話は「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音が出るはずである。「さいだ歯科医院」の電話はビジネスホンで6カ所で受けれるようになっている。昼休憩中はスタッフルームで受けれるので、聞き逃したとも思えない。スタッフに聞くとそういえば何人かの患者様から電話が繋がらなかったと言われた事があるとのこと。今迄このようなお叱りを受けたことは無くどうしてなのかと考え、ひょっとしたら電話がかかってきて応対しているときに他の患者様がかけてきた場合K様のような状態になって繋がら無かったのではないかと想像し実験してみることにした。

まず自宅の固定電話から「さいだ歯科医院」にかけると当然繋がる。
次に従業員の携帯電話(スマホ)からかけても繋がる。
そこで話し中を想定して自宅固定電話から「さいだ歯科医院」に電話して繋がったところに従業員Aさんの携帯電話(スマホ)からかけてみたところ、携帯電話(スマホ)は話し中の音「トゥー・トゥー・トゥー」が聞こえた。問題ないように思える。
次にAさんの携帯電話(スマホ)から「さいだ歯科医院」にかけて繋がって話しているところにもう一人のスタッフBさんの携帯電話(スマホ)でかけたところ、この携帯電話(スマホ)は「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音ではなく「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴り、お叱りを頂いた患者K様の状態が再現された。そこで私の携帯電話(スマホ)でかけたところやはり「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴り「トゥー・トゥー・トゥー」と話し中の音にはなら無かった。これでは「さいだ歯科医院」が話し中とは判らない。どうやら最初携帯電話(スマホ)から掛かってきて応対していると後から携帯電話(スマホ)で掛けた場合繋がらないのではと思った。
ところが再度実験として患者様がご自宅の固定電話から掛けてきてスタッフと話しをしている最中に、私の携帯電話(スマホ)で「さいだ歯科医院」に掛けたところ話し中であるにもかかわらず「トゥルルー・トゥルルー・トゥルルー」の呼び出し音が鳴った。
何故自宅の電話から掛けた場合、話し中の音になるのか不思議である。しかし良く考えてみると「自宅」と「さいだ歯科医院」の電話はISDNのため同じ1回線を共有していることから話し中のサインが出るのではないかと思った。
但し「さいだ歯科医院」の電話が話し中に後から固定電話で患者様が掛けてきた場合どうなのかの実験は出来ていない。
概ね結論として最初の電話が固定電話からでも、携帯電話(スマホ)でもからでも「さいだ歯科医院」に電話が掛かって応対していると後から携帯電話(スマホ)で掛ける人は常に呼び出し音を聞くことになり、「さいだ歯科医院」の電話機が使用中であるとは判らない。
「さいだ歯科医院のビジネスホン」は二代目だが結構旧いし、固定電話の電話回線は光ファイバーである。しかし携帯電話は直接電波が飛んできて固定電話の横に設置しているルーターを介して固定電話に繋がるのでルーターが問題なのか、あるいはビジネスホンの設定が悪いのか良く判らない。早速電話機を設置した業者さんに調べて貰うことにした。
当分の間患者様にご迷惑をかけ続けるのでよく説明をして何度か、かけ直していただくようにお願いするしかない。それにしてもいつからこのような状態になっていたのか分からないが大チョンボである。もしも開業以来35年間もこのような問題があったとしたら本当に申し訳なかったと思う。
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2021年08月24日
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第32回夏期オリンピックが無事終了 |
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2021年08月10日
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鼻唄 |
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2021年07月14日
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遺伝子解析 PART U |
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2021年07月08日
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遺伝子解析 PARTT |
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2021年07月07日
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新型コロナウイルスワクチン接種実技研修会 |
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| 6月20日に沖縄県を除いて緊急事態宣言が解除され東京・大阪などは「まん延防止等重点措置」に移行した。幸いなことに広島県は「まん延防止等重点措置」には移行しなかった。しかしこれからオリンピック・パラリンピックが開催され、夏休み、お盆などで人の移動が多くなり第5波が来ると懸念されている。そこで政府はコロナの収束手段としてコロナワクチン接種を加速するように働きかけている。
ところで2021年6月1日の日本の人口推計を見ると総人口1億2547万人で0才から12才未満(4月1日時点での推計値によると)は1169万人、65才以上が3634万人である。政府はワクチンを12才以上に接種しようとしている。そうなると対象人数は総人口から12才未満を差し引いた人数1億1378万人となる。しかし重篤な病気のある人、ワクチンを打ちたくない人を差し引いて仮に9000万人が接種すると仮定してみる。ワクチンは一人2回接種なのでトータル1億8000万回の接種が必要となる。6月21日時点のワクチン接種者は政府のホームページによると32,922,292回とある。およそ3300万回が接種済みとして、残り1億4700万回となる、1日100万回を接種したとしても147日およそ5ヶ月かかる。おそらく接種修了は早くて11月ではないかと考えられる。
そこで政府が考えた奇策として歯科医師にもワクチン接種をさせることを目論んだのではないだろうか?
コロナのワクチン接種は筋肉内注射で有り、普通私たち歯科医師が筋肉内注射をすると医師法17条違反となる。我々歯科医が扱えるのは口腔内だけである。ただし歯科麻酔医とか口腔外科医は打つことが可能であり我々一般歯科医は診療中にアナフィラキーが起きると緊急にアドレナリンを大腿部筋肉に注射を打つことは問題ない。


そんななか、国がワクチン接種を1日100万回打つ計画を立てたことにより、医師・看護師だけではとてもワクチンの打ち手が足らない。そこで4月26日付けで厚労省が都道府県・市町村・特別区の衛生管部(局)に通達を出し歯科医が集団接種会場でのみ接種できる事を認めた。
それを受けて日本歯科医師会は、歯科医師がワクチンを接種するための研修内容を検討し、日本歯科医師会のe−ラーニングシステムに動画コンテンツ「ワクチン接種研修セミナー」を作成した。ワクチン接種に協力する歯科医は5教材(合計1時間42分)を事前に研修して単位登録をする必要がある。各教材の動画を見た後それぞれテストが有りそれに合格しないと単位修得が出来ない仕組みになっている。私は何とか修了し受講修了書をもらった。


広島県歯科医師会は5月から広島市で研修会を行っていたが6月20日に東部地区として福山歯科医師会館で開催し私もワクチン接種実技研修会に出席した。
研修会に出席した動機は前回のブログにも書いたように、私自身が感染し医療関係者にお世話になったこと、また税金で入院させてもらったことへのお返しをしなければと考えた次第である。
実技研修は広島大学大学院医系科学研究科救急集中治療医学客員教授の貞森拓磨先生によるスライド、動画を使っての説明、接種方法の実演があり、そして目の前に患者がいると想像しながら実際に行うイメージで動作を何回か練習した。その後上腕三角筋の模型を肩に付け針を刺して練習。それから参加した先生同士でお互いに生理食塩水を三角筋に注射をした。そしてまとめのお話を聴いて全て修了。なおこの時配布された文章中にたとえワクチンを打っていても15%はコロナに感染する可能性があると書いてあった。私はその15%の中に入っていたのだと合点した。
これからは何時、赤紙が来て招集されようとも応召してお役に立とうと思っている。 | | | |
2021年06月24日
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コロナ感染顛末記 |
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2021年06月10日
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