月別アーカイブ
2025年10月(1)
2025年09月(2)
2025年08月(3)
2025年07月(7)
2025年06月(1)
2025年05月(2)
2025年04月(1)
2025年03月(2)
2025年02月(1)
2025年01月(3)
2024年12月(1)
2024年11月(2)
2024年10月(2)
2024年09月(2)
2024年08月(2)
2024年07月(3)
2024年06月(5)
2024年05月(2)
2024年04月(1)
2024年03月(2)
2024年02月(3)
2024年01月(2)
2023年12月(1)
2023年11月(6)
2023年10月(3)
2023年09月(2)
2023年08月(2)
2023年07月(3)
2023年06月(2)
2023年05月(2)
2023年04月(2)
2023年03月(2)
2023年02月(8)
2023年01月(2)
2022年12月(1)
2022年11月(2)
2022年10月(1)
2022年09月(2)
2022年08月(2)
2022年07月(1)
2022年06月(2)
2022年05月(3)
2022年04月(3)
2022年03月(2)
2022年02月(2)
2022年01月(3)
2021年12月(1)
2021年11月(2)
2021年10月(3)
2021年09月(3)
2021年08月(2)
2021年07月(3)
2021年06月(2)
2021年05月(1)
2021年04月(2)
2021年03月(2)
2021年02月(2)
2021年01月(4)
2020年12月(2)
2020年11月(2)
2020年10月(2)
2020年09月(2)
2020年08月(2)
2020年07月(2)
2020年06月(1)
2020年05月(2)
2020年04月(1)
2020年03月(2)
2020年02月(7)
2020年01月(2)
2019年12月(2)
2019年11月(6)
2019年10月(3)
2019年09月(3)
2019年08月(7)
2019年07月(2)
2019年06月(3)
2019年05月(3)
2019年04月(4)
2019年03月(2)
2019年02月(3)
2019年01月(6)
2018年12月(2)
2018年11月(3)
2018年10月(2)
2018年09月(2)
2018年08月(2)
2018年07月(2)
2018年06月(2)
2018年05月(2)
2018年04月(4)
2018年03月(4)
2018年02月(2)
2018年01月(2)
2017年12月(3)
2017年11月(2)
2017年10月(3)
2017年09月(3)
2017年08月(4)
2017年07月(4)
2017年06月(5)
2017年05月(3)
2017年04月(2)
2017年03月(4)
2017年02月(3)
2017年01月(6)
2016年12月(3)
2016年11月(2)
2016年10月(2)
2016年09月(3)
2016年08月(11)
2016年07月(1)
2016年06月(3)
2016年05月(2)
2016年04月(2)
2016年03月(2)
2016年02月(2)
2016年01月(2)
2015年12月(3)
2015年11月(4)
2015年10月(5)
2015年09月(2)
2015年08月(5)
2015年07月(2)
2015年06月(5)
2015年05月(3)
2015年04月(2)
2015年03月(4)
2015年02月(1)
2015年01月(3)
2014年12月(2)
2014年11月(4)
2014年10月(4)
2014年09月(5)
2014年08月(3)
2014年07月(4)
2014年06月(2)
2014年05月(4)
2014年04月(5)
2014年03月(4)
2014年02月(3)
2014年01月(3)
2013年12月(5)
2013年11月(4)
2013年10月(5)
2013年09月(3)
2013年08月(7)
2013年07月(4)
2013年06月(4)
2013年05月(4)
2013年04月(4)
2013年03月(5)
2013年02月(4)
2013年01月(10)
2012年12月(3)
2012年11月(5)
2012年10月(4)
2012年09月(4)
2012年08月(7)
2012年07月(6)
2012年06月(4)
2012年05月(4)
2012年04月(3)
2012年03月(4)
2012年02月(3)
2012年01月(4)
2011年12月(4)
2011年11月(7)
2011年10月(4)
2011年09月(5)
2011年08月(8)
2011年07月(3)
2011年06月(4)
2011年05月(5)
2011年04月(4)
2011年03月(4)
2011年02月(5)
最近の記事
10/13 令和t7年度北部圏域ネットワーク(医療・連携連携)会議
09/21 腎癌切除の道のり PART 2
09/21 腎癌切除の道のり PART 1
08/11 初めてのドイツ旅行 PART 10
08/11 初めてのドイツ旅行 PART 9
外部グログ

大先生(元院長)のブログ

森 信三著「幻の講話・第三巻」を読んで

 九月の終わりに致知出版社のメールマガジンでこの本のことが書いてあった。20年ほど前に同じ森先生の「修身教授録」を読んだことがある。「修身教授録」は先生が大坂の天王寺師範学校での講義の筆録で有り、講義の内容は将来学校の先生になるための心構えのようなものであった。しかし「幻の講話」は実際に講義したものでは無く講義をするならこの様なものを話そうと考えて執筆されたものである。
  IMG_5218.jpg-1.jpg   IMG_5222.jpg-1.jpg
 この本の紹介が出版社のホームページに掲載されていた。
『国民教育の師夫と謳われた森信三先生による不朽の名著、森先生が70代で執筆された著作で生徒を対象に講話(授業)を進めていく形式で、年代別に各30編、全150講話が収録されている。『修身教授録』と並ぶ代表的著作と言われ、青少年への講話集で有りながらその内容は年代を問わず「人間、いかに生きるべきか」の指針となるものばかり。
本書刊行に至るまでには、幾多の困難があった。昭和44年夏、先生は下稿の前半部を一気呵成に書き上げるも、その後、ご夫人の病死、ご長男の事業の蹉跌・急逝……など苦難や試練に次々と見舞われ、幾度も中断を余儀なくされる。完結までに足かけ五年の歳月を費やした本書は、森先生自らが「宿命の書」と名付けたほど、特別な思いを寄せられる作品である。』
 現在第4巻を読み進めているが、第三巻がずいぶんと気にかかった。女子高校での授業を想定して書かれたものであるが、女性の方がその永い人生の途中で遭遇する色々の試練というか、出来事について書いてあり、50年前に先生が危惧されたようなことが現在世の中に起きていることを思えば先生の洞察はすばらしいものがある。
IMG_20191103_0001.jpg-1.jpg
 目次に示すように「人生の意義」、「幸福と生きがい」の問題などこれから生きていく上での根本的な問題を書かれている。さらに第五講「両性の分化とその神秘」では戦後、男女をほとんど区別しないような考え方や扱い方が進歩的であるかのように言われているが、これは大宇宙の神秘に対する重大な冒涜だと述べられている。その原因を先生は西洋的なヒューマニズム(人間本位論)すなわち人間のみを重視して、この大宇宙を背景とする一切の有情(生き物)の存在を認めない、あるいは軽視する西洋風のものの考え方から来ていると述べられている。
 確かに現在ではLGBTなど社会の多様性が求められており、子供3人産んで欲しいと発言した大臣が辞任する世の中では、先生のような考えに怒り心頭する人も多いかもしれない。しかしNHK「ダーウインが来た」という番組を観ていると動物、魚、鳥さらに植物に至るまで子孫(種族)を残すためにのみ存在していると思える。
 第六講「同権と分担」では戦後GHQの占領政策により「男女同権」が打ち出された。これは主として法律上婦人の解放を意図としたもので婦人参政権、被選挙権、妻の財産権を意図していたが、男女両性の分担というか役割や受け持ちまで同一であるかの様に受け取られ、今やわが国の若い女性は女性としての感覚が麻痺して母性喪失者の群れがちまたに充満している感があり、その証拠として未婚の母の捨て児や嬰児殺しなどの異常事件が続出していると述べられている。執筆されて50年ほど経過した現在でも子供に対する虐待のニュースが後を絶たず母性の喪失はさらに進んでいるのではないかと思う。
 第八講の「男の幸福と女のしあわせ」では、男は家計を整えて、子女を養育する上で何ら後顧の憂いの無いこと、男の幸福とは、結局自分の仕事に対して一切後顧の憂い無く打ち込めることだとしている。一方女性の幸福は、直接自分の特徴とか個性を発揮することよりも夫をして後顧の憂い無く雄々しく敢闘させると共に、子女を健全に育成するという任務を立派に果たすことだとしている。しかし造物主が創造した男女の役割の「原型」のうち、女性が男性を模倣し積極的に男性と角逐しようとする傾向生じてきて男子から勇敢に闘う気魄を殺ぎ弱化させてきている。これは民族の「風化現象」だと嘆かれている。
 第九講の「女性と母性」では女性の真の幸せが子供を生んで母親となり母親としての自覚に生きることにあると言う点への理解の不足から女性の母性という意識が薄れてきている。
男女が結婚すればやがてそこには子供が生まれるが、母性としての生き方に対して、十分にその自覚の種まきがなされていないために、子供の出生と同時に、生理的には母親となりながら、精神的な面においては、母親としての自覚のない女性が出つつあることは、時々新聞に見られる残酷きわまりない所行が若い女性によって為されている。実際、生後間もない赤ん坊を、駅のコインロッーカーに押し込めて捨てるとか、あるいは殺して土中に埋めたり、さらには袋に入れて錘を付けて池の中に投げ込むなどというに至っては唯々驚きの他はなく、これが優しさをその本性とする女性の所業かかと思うと全く戦慄を覚えずにはいられない。戦前のわが国ではほとんど耳にしたことがなかった事件で有り、この様な記事を読む度に戦後のわが国がいかに荒廃したかの断面を見せつけられ真に耐え難いと書かれている。これらの原因は種々有るがその中でもっとも顕著なのは、戦後のアメリカ思想が、男女両性の人間的平等性を強調するあまりに「母性」というものが切り捨てられたことに、その重大な一因があるとされている。先生は母性の特質を『無条件の包容』というコトバに置き換えて説明されている。
 さらに講話は進み、「娘時代の心がけ」、「結婚について」、「夫婦の愛情」、「育児と家計」、「料理その他」、「しつけの三原則」、「共稼ぎの問題」、女性が一生を送る上でひょっとしたらであうかも知れない「未亡人」、「再婚の問題」、などにも言及されている。
 読んでいてひとつ気になったのは第十七講「育児と家計」の最後にお金の使い方が書いてあり、現在キャッシュレスが推奨もてはやされる時代に逆行すると思われるかも知れないが、カードローン地獄の問題等を耳にすると私は一理あると思う。 抜き出してみると
『経済というものは、丁度水のようなものでありまして、収入が多くなればそれに応じ支出もまた多くなりがちなものであります。ですから、そうした意味からはわれわれ人間は生きているかぎり、経済に対して手放しでいられるということは、よほど例外的な場合以外には無いと考えて良いでしょう。
そこで最後に家計を引きしめる上で、大切と思われる事柄を2,3申し添えることにしましょう。それは
(1)「入るを計って出ずるを制する」ということでありまして、これは経済上永遠不動の鉄則といってよいでしょう。
次には、(2)いかに安いからといって、当分不用の品は買わぬということ、
(3)同時に、買う以上は、自分の身分より多少良いと思われる品を求めて、大切にして永く愛用すること、
(4)なお予定しなかった品物で、ある金額以上の品物については、必ずその場で買わずに、
その日は一たん家に帰って、それでも尚どうしてもあきらめかねる様な場合には、財布と相談の上で、翌日もう一度出かけていって買うようにすること。この方が、たとえ交通費は使っても、結局は経済的になりましょう。
最後に(5)大きなお札をくずすのを、一日でもよいから先に延ばすことです。とにかく、以上の五ヶ条をよく守られたら、たとえご主人の俸給が十分でないとしても、とにかく金に困るということだけは、終生なくてすみましょう・・・・』
と書いてあった。これから結婚するであろう女子高校生への話であるが、ことお金に関しては、今の私にも役立つ助言である。
 この第三巻は女性の人生に対するアドバイスであるが、約50年前と比べ結婚、妊娠、出産、家族の有り方など社会の変化共にライフステージにおいて多様な選択肢が広がってきたことは否めないが、大正生まれの母親に育てられ、森先生が書かれた年齢に達した私にはかなり共感部分がある。しかし先生の考え方は旧い固定観念だと言われる人達もおられると思います。願わくは若い女性の方には是非一度読まれてこれからの人生で起きるかも知れないことをあらかじめ知識として知っているのも良いのではなかろうかと思う。

2019年11月03日

収穫の秋

 いよいよ秋が深まってきたが、今年の秋は何時もになく雨が多い気がする。10月に入って作物の収穫を開始した。まずサツマイモの収穫をした。昨年は肥料が多かったせいか葉っぱばかり大きくて通称「葉ばかりさん」で芋があまり出来なかった。
 今年は二畝を作り、黒のビニールシートで覆ったあと、株間40センチでシートに穴を開けて南側から北側に向かって紅はるかの苗を差し込んで植えた。昨年を反省して途中で蔓返しをしたりしてみた。芋を掘るときは芋がありそうなところにスコップを入れて掘っていたがこれだと結構スコップが芋を傷つけ、場合によっては切り裂いてしまうケースが多く一畝目は無残な結果になった。そこで二畝目を掘るときどうしたものかと考えた結果、植えた方向、つまり南側から北側に芋を掘り起こすようにしてみたところあまり芋を傷つけないで掘れた。来年からはこの方法でやってみよう。今年の収穫はまあまあの出来であった。ただ雨が多いせいか芋がひび割れているのもあった。
   IMG_0833.jpg-1.jpg   IMG_0838.jpg-1.jpg
 後日柿を収穫したが、今年は春に毛虫が大量発生したため葉っぱが大きな被害を受けた。技工室の前に西条柿、畑の横に次郎柿を植えているが西条柿はたった2個しか実を付けなかった。それもカラスに食べられ全く収穫できず。次郎柿は何とか収穫したが昨年の半分ほどであった。しかも蓑虫の小さいのがとりついていたりして、まともなのが少ない。近所の人に聴くとやはり春の毛虫の大量発生でほとんど出来なかったと話されていた。
芋と柿は沖縄にいる孫たちにも送った。
   IMG_0842.jpg-1.jpg   IMG_0844.jpg-1.jpg
 今年、患者のUさんから落花生の苗をいただいた。落花生は育てたことがなく初めての挑戦であった。株間60センチで植えた。あまり世話をしなくて良い作物の様だ。10月になって葉っぱが少し色が黄色みを帯びてきた。Uさんにお聞きしたところ少し枯れてきたら収穫時期だと教えてもらったので10月の終わり頃かなと思っていた。ところが21日朝カラスが2羽やってきて落花生畑で何かつついていると息子が教えてくれた。見ると土の中から落花生を掘り出して食べている様で、急いで出て行って追い払う。葉っぱの上に紫蘇の枯れ枝などを置いて襲撃に備えたがあまり効果がない。
   IMG_0851.jpg-1.jpg   IMG_0859.jpg-1.jpg
 仕事の合間に技工室の窓から見ているとまたやってきて食べている。これも出て行って追い払う。そこで昼休みに野良着に着替えて収穫を開始する。どうやらカラスに収穫時期を教えてもらった感あり。収穫をしていたら、近くの電信柱にカラスが止まって「かぁーかぁー」と鳴いていたがその鳴き声がいかにも悲しそうに聞こえてくる。カラスにすればせっかく美味しいえさを見つけたのに人間に横取りされたと思っていたに違いない。1時間ばかりで収穫を終える。落花生の根がくるくるらせん状なのに驚いた。
   IMG_0850.jpg-1.jpg   IMG_0855.jpg-1.jpg


   IMG_5175.jpg-1.jpg   IMG_5181.jpg-1.jpg
 その中に長さ6センチ以上の大きなさやの落花生が結構有りびっくり。Uさんに聞いたところジャンボ落花生が混じっていたのであろうとのこと。
収穫した落花生は40分程ゆでて食べたが甘みがあり美味しかった。残りは天日干しにして保存し煎って食べようと思う。
後、収穫できるものは里芋であるが、先日試し掘りをしたところちゃんと出来ていた。次の日曜日あたりが収穫かな。

2019年10月24日

ここ数日間の重大ニュース

 先週11月9日に旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71歳)がリチウムイオン電池開発で主導的な役割を果たしたとしてノーベル化学賞を受賞した。日本人としては27人目、化学賞としては8人目である。吉野氏は年齢が同年代で有りしかも化学の分野での受賞にうれしさを感じた。というのも私も大学は違えど応用化学を専攻し、日立研究所で一時期研究に励んでいた人間としてはことさらに感無量である。大学で研究するのと違い、会社での研究には色々の制約がありよくぞ研究を達成されたと思う。
           IMG_5150.jpg-1.jpg
 ところで吉野彰氏の名前は存じ上げていた。と言うのも私が毎月購読している月刊誌「致
知」の本年3月号に彼のインタビュー記事掲載されていた。この度の受賞を機に再度その記事を読み直した。TV等でのインタビューもその記事に書いてあるのと同じ様であった。ほんとうにおめでとうございます。
   IMG_5151.jpg-1.jpg  IMG_5153.jpg-1.jpg
 その頃、最強クラスの台風19号が週末に日本列島に襲来するとニュースが放送されていた。1ヶ月前には台風15号が千葉県に大被害をもたらしたばかりで、多くの人が心配していることがニュースで放送されていた。そして12日NHKニュースは午前中から台風関連のニュースを放送しており、夕刻に伊豆半島に上陸した。時間の経過と共に被害が拡大して行った。私も気になっていたせいか夜中に目が覚めてTVのスイッチを入れてニュースを見たりした。13日午前中には台風は福島の沖合に抜けていったようであるが、東海地方から東北地方まで甚大な被害が広がっていた。昨年の西日本豪雨の比ではないようである。
  IMG_5162.jpg-1.jpg  IMG_5163.jpg-1.jpg
 千曲川が決壊したニュースの中で「上田電鉄鉄橋、堤防ごと崩落」という映像が流れてびっくりした。この鉄橋は今まで何度か渡ったことがあり、昨年も2月に日立研究所71年入社の同期会が別所温泉で行われその鉄橋を電車で渡った。
それにしても千曲川がまさか氾濫、どうしてと思った。と言うのも童謡「故郷」の歌詞の中にある「うさぎ追いしかの山、小鮒つりしかの川」の「かの川」は正に千曲川なので有る。私の中ではおとなしい川だというイメージがあった。また水戸の那珂川、日立と東海村の間の久慈川も氾濫したとのニュースも流れた。かって日立市・常陸太田市に住んでいたことから気になった。
  IMG_5165.jpg-1.jpg  IMG_5166.jpg-1.jpg
 本日14日の新聞記事に寄れば21河川で堤防決壊、死者33人、不明19名と出たが、昨年の西日本豪雨の時の死者数から見ればはるかに少なく、恐らく前もってメディア・行政などが注意喚起をして早めの避難を呼びかけたことが功を奏したのではないかと思う。まだ被害の全体像が分からないとのことであるが、もう少し落ちついて被害総額なども出てくるのであろう。昨年尾道でも一週間以上の長い断水が有り大変であったが今回もそのような地域が出て来るのかも知れない。ほんとうに被災された方々が早く立ち直られることを願うばかりである。
 そのような中、13日夜にラグビーワールドカップで、日本はスコットランドに快勝し1次リーグA組1位で初の8強となり20日に準々決勝に進むことになった。たいしたものである。良かった。
ここ5日間でほんとうに重大ニュースが多くあって驚くばかりであった。

2019年10月14日

大失敗・大根さんごめんなさい

 9月14日に秋まきの大根を植えた。そして2回ほど間引きをして本葉が5〜6枚になったので1本建てにしたが、モンシロチョウが多数やってきて卵を産み幼虫(青虫)に成長し大根の葉を食い荒らしだした。10月2日に葉っぱを裏返したりして青虫をピンセットでつまんで駆除をした。仕事をフルタイムでしている関係で農作業が出来る日が限られる。そのため予定した休日に雨が降ったりしたために、虫除けカバーをすることが出来なかった。そこでたまたま倉庫にあったフマキラーの「SKIN VAPE お肌の虫除けスキンべープミスト」の使いかけがあったので、虫除けだから効果があると思って大根の葉に2噴きした。
  IMG_5116-1.jpg   IMG_5122-1.jpg
次の日、畑に行ってびっくり大根の葉が真っ白になって枯れて全滅である。がっくりくる。
   IMG_5114-1.jpg   IMG_5118-1.jpg
無農薬が一番良いのだが農作業の時間が思うように取れないために緊急避難的にしたことが徒になった。無知とはほんとうに恐ろしい。
 仕方なく急いで枯れた大根の横に再度種を植えなおした。枯れた大根はまだ下から芽が出るかもしれないと思いとりあえず抜かないでおいた。時期的に大丈夫なのか、虫除け剤の残留物が邪魔をしないか心配なところである。何とかなれば良いのだが。
 その後、雑草にこのスキンべープミストを吹きかけて実験をしてみた。吹きかけて10分後には葉がしおれかけ葉の色も変色した。30分後にはかなりしおれ、1時間後には葉が一部丸まったりした状態になった。唖然とする。
この虫除け剤の成分はディートという成分で濃度10%である。現在は厚労省が規制を緩くして30%のものが手に入るようになっているらしい。インターネットで調べると米軍がマラリヤ蚊予防のために開発した化学物質である。
   IMG_0814-1.jpg   IMG_0819-2.jpg


   IMG_0822-1.jpg   IMG_0827-1.jpg
製品に書いてある使用方法を改めてみてみると「肌から約10センチ放して、適量を肌の露出部にまんべんなくスプレーしてください。顔・首筋等は手のひらにスプレーしてから塗り広げてください、また生後6ヶ月未満:使用しない。6ヶ月〜2歳未満:1日3回以内」とあった。
   IMG_5127-1.jpg   IMG_5125-1.jpg
今までなんとも思わず使用していたがこの大根葉の状態を目の当たりにして使用することに躊躇する。確かに虫除けで便利の良いものなのかもしれないが体にはやはり悪いのでは無いかと想像する。
 しかし良く考えてみるとスキンべープミストの濃度が10%であり散布後、空中で水分が蒸発して葉の表面に虫よけ剤ディープが濃度の高い状態で残ったことにより、ただ単に浸透圧の問題で葉の水分が殺虫剤の方向に移動したため葉が枯れたと言うことも考えられる。どちらが正しいのか判断することが出来ないが、今後いろいろの化学製品、化粧品なども含めて使用する際はよくよく使用法・成分などを調べ使用する必要があるのではないか?
それにしても大根には本当に悪いことをしたが、良い教訓となった。
ごめんなさい大根さん。

2019年10月05日

歯科講演会

 7月の終わり頃、高校の同級生で私の患者であるM君がやって来て、歯科の講演をして欲しいと言う。聞けば「尾道カルチャークラブ」というのがあって月一回例会を行うがその時、いろいろの人をお招きして各方面のお話を聴いているとのこと。
会員は主に退職された先生や公務員の方が多いとのこと。どうしようかと悩んだが引き受けることにした。さてどのような講演にするか内容が思いつかない。色々考えた末に「超高齢化社会 食べる楽しみいつまでも」という演題にした。クラブの会員の多くの方々がほぼ私の年代に近いと言うこともありこのようなものになった。
   IMG_5092-1.jpg   IMG_5094-1.jpg
 昨日、尾道グリンヒルホテルにて例会があり歯科講演を行った。
まず歯科界で30年間取り組んできた8020運動(80歳になっても20本以上の歯を残す)について話す。この運動が始まった頃8020達成者は7%程度であったが今や50%を超えるまでになり運動の成果があがっている。しかし我々国民の平均寿命も延びてきて今や人生100年時代の到来だと政府を挙げて宣伝している。
   IMG_5096-1.jpg   IMG_5097-1.jpg
ただし年齢が高くなると口腔内にもいろいろの問題が発生してくる。特に認知症やの脳血管障害・パーキンソン病等になると自分で歯磨きをすることを含め口腔ケアをすることが困難になる。その時残っていた歯は悲惨な状況が待ち受けている。
 一方、最近「フレイル」という言葉を多く耳にするようになったが、これは健康状態と要介護状態になるまでの間と定義されフレイルまでが健康寿命と言われている。
  IMG_0793-2.jpg  IMG_0795-1.jpg
そのフレイルに一番関係しているのは低栄養になり体重減少→筋力低下→歩行速度・活動度低下→消費エネルギー量低下→さらに食欲低下・摂取量低下→低栄養といったフレイルサイクルにはまることにより要介護状態へと移行していく。
 この中で歯の喪失が口腔機能の低下を招き食物摂取量の低下という、フレイルの悪循環の入り口になる。つまり些細な口のトラブルから全てが始まる。なお口の機能の衰えを「口腔機能低下症(オーラルフレイル)」と呼ぶ。そして些細なトラブルの行き着くところが摂食嚥下障害となり体のフレイルにつながる。
そうならないためにはどうするか?
   IMG_0808-1.jpg   IMG_0803-3.jpg


   IMG_0801-2.jpg   IMG_0802-1.jpg
 まずは「かかりつけ歯科医」を持つことが重要であり若い頃からプロフェッショナルケアを利用するのが良いが、今からでも間に合うと話す。さらに家庭での舌の運動、口腔周囲筋の強化運動などお口のリハビリ体操等を行い、筋力低下を防ぎ摂食嚥下障害予防をはかる。また歯に対しては虫歯にならないように歯質強化としてのF素歯磨剤の使用・F素先口などの利用を勧める。このようなことを実行してオーラルフレイルを脱却し食べる楽しみをいつまでも保持し、ピンピンコロリを目指そうとまとめてた。
 

2019年09月29日

危険回避

 私はトヨタのアクアで通勤をしている。最近新聞やTVニュースで車に関する報道が多い。あおり運転とか65歳以上の高齢ドライバーによる事故の話などが良く報道されている。昨日も愛知県内の東名高速道路で前の車をあおったあげくエアーガンを発射したとして運転をしていた男性が逮捕された記事や、今年4月19日には東京池袋で87歳男性が交通事故を起こし母子二人が死亡し男女8人が重軽傷を負うという痛ましい事故も報道された。また昨日14日、名古屋金山総合南駅で75歳のタクシー運転手が誤って事故を起こし7人が重軽傷を負ったとTVニュースが伝えていた。
 私の車はまもなく丸5年になり2回目の車検となる。家内も同じアクアに乗っているが私より2年後に購入したものである。家内のアクアには車載カメラが付いており、夜間の運転時ヘッドライトは対向車の明かりを検知すると自動でビームがハイからロービームに切り替わったりする。またセンターラインや車道外側線に近づき過ぎるとピィピと警告音が鳴り、より安全な装置が装着されている。
  IMG_5079.jpg-1.jpg   IMG_5091.jpg-1.jpg
 そこで少しでも安全になるように私の車に車載カメラを取り付けた。このカメラは前だけでなく後方も写るため、あおり運転などの証拠が記録できる。また事故の時どのような状態であったかの証拠も残せる。もちろん私が黄色信号や赤信号で交差点などに進入した証拠も残り、より公平な状況判断が出来るものと思われる。
  IMG_20190915_0001.jpg-1.jpg   IMG_20190915_0002.jpg-1.jpg
 さらに高齢ドライバーがよくやる事故はブレーキとアクセルの踏み間違いが多いいとされている。私も72歳、正に高齢ドライバーの1人である。そこで先日トヨタの販売店で「踏み間違い加速抑制システム」を取り付けてもらった。
  IMG_5067.jpg-1.jpg   IMG_5086.jpg-1.jpg
これはブレーキとアクセルを踏み間違えたときや、バックでアクセルを踏みすぎてしまったときにサポートするシステムで加速は抑制してくれるが自動で停止する機能はない。あくまで自分自身でブレーキペダルを踏んで停止しなければならない。さらに前方や後方に障害物が有りそれに近づくと超音波センサーで検知しピィピと警告音が鳴り加速を抑制する様になっている。
ただし交差点などで前の車に近づき過ぎて停車すると同じように警告音が鳴りっぱなしである。これからはある程度の車間を取って停止する必要がある。家内も高齢ドライバーで有り、私の車よりは少し性能が良いが、安全第一を考えこの「踏み間違い加速抑制システム」を取り付けた。
2人で21万円5千円ほどの支払いをした。ところが支払い直後に広島トヨタが設けた「安全運転啓蒙賞」として3万円入った封筒2つを渡してくれる。キャンペン中だったのかどうか知らないが思わぬキャッシュバックがあり、消費税増税前であったので結局1人77500円程度で取り付けられた。
              IMG_20190915_0003.jpg
少し金額は張ったが事故に遭うことを思えば良かったかなと思う。これからもこのシステムに頼るのではなくより慎重に運転をし、危険回避をしなければと思う。

2019年09月15日

晩夏の草取り

 僅かばかりの家庭菜園をしているが、今年の畑の草取りは大変であった。例年梅雨明け前ぐらいから少しずつ取っていくのだが今年は出かけることが多く日曜日ほとんど家に居なかった。7月20日〜21日は大学の父兄後援会全国支部長会議で札幌へ出張、丁度参議院選挙の前の日で札幌駅前には選挙カーが錯綜していた。翌日同級生のU君に会い支笏湖の丸駒温泉で1時間ほど温泉につかる。樽前山・支笏湖を観るのは53年振りであった。
 その後イギリス・フランス旅行に行き、帰って来た週の8月4日には学術講演会出席。また8月10日〜11日は歯学部同窓会理事会で札幌出張。お盆休みは沖縄の孫達が来て相手をし、帰ったので草取りをしようとすれば台風10号が呉市に上陸という最悪のシナリオ、全くお盆に草取りができなかった。
   IMG_3670.jpg-2.jpg  IMG_4906.jpg-1.jpg
さらに8月17日〜18日も歯学部同窓会総会で札幌出張。1ヶ月の間に3回も札幌出張でくたびれ、ほんとうは草取りどころではなかった。
 例年ならこの時期、雨もなく直射日光と暑さで草枯れをしているのだが今年は雨が多く伸び放題、草ぼうぼうであった。
そのため昼休み30分ほど草取りをし、さらに診療後日没まで小一時間草取りをしながら少しずつ取っていたが、先月26日から秋雨前線のお陰で毎日のように雨、しかも例年なら草取りをして重ねて置いておくと草は枯れてくるのだが、今年は雨が降るのでさっぱり枯れずに草の山の中で生き生きとしている。
   IMG_5035.jpg-1.jpg   IMG_5038.jpg-1.jpg
そんなこんなでやっと昨日畑の草取りを完了した。草の山が例年の3倍くらいの高さにまでなっている。柿の木の下草は新たに購入した電動式草刈り機で刈りとった。畑はテンガを使い引き抜いたりして手作業で取っていく。そのせいか特に右腕の肘関節あたりが痛い。
   IMG_5021.jpg-1.jpg   IMG_5009.jpg-1.jpg
しかし蝉の声を聴きながら、少し涼しくなったと気温を体感しながら作業するのは気持ちが良い。しかも草取りはすぐに達成感を味わうのにはもってこいである。草取りをしながら振り返れば成果が目に見え、ここまでやった、後これだけやれば今日のノルマ達成と幸せ感に浸れる。
   IMG_5027.jpg-1.jpg   IMG_5002.jpg-1.jpg
 ところでこの夏のわが菜園の状況を振り返ってみると、トウモロコシは以前ブログに書いたように雀にやられた。キュウリはかなり収穫でき、楽しませてもらった。茄子もそこそこ収穫し、この度枝を剪定し秋なすが出来るようにした。里芋も葉っぱや茎も太くなっていて収穫が楽しみである。
 昨年サツマイモは葉っぱばかりが大きくなり「葉ばかりさん」と呼んでいたが実際芋自体小ぶりで数も少なく残念な結果であった。そこで今年は伸びた蔓を返す「蔓返し」をしてひげ根を取って栄養が分散しない様にしてみた。どのような芋が出来るか楽しみである。
   IMG_5014.jpg-1.jpg   IMG_5017.jpg-1.jpg
 さらに今年初めて落花生に挑戦している。落花生の間にも多くの草が生えてきておりそれを引き抜くと間違って落花生の枝を切ったりする。上手く収穫できれば良いのだが。
そろそろ冬に向けて大根を植える時期が来た。敬老の日あたりに植えられるよう来週あたり耕運機で耕さなくては。

2019年09月01日

初めてのイギリス・フランス旅行PART Z

 夕方、5時半ホテルロビーに集合して出発。夕食付きと書いてあったのでディナークルーズと思いきや、先にレストランで食事後クルーズするとのこと、少しがっかり。それでも今回の旅行の中では一番良かった。このクルーズの料金は別途お一人15,000円である。何時ものように3皿だが、前菜に初めてサラダが付いて主菜はビーフステイキ、デザートはケーキであった。
  IMG_4641.jpg-1.jpg   IMG_4643.jpg-1.jpg
その後クルーズ乗船場に行く、夜の8時過ぎであるがまだ陽は高い。
   IMG_4649.jpg-1.jpg   IMG_4654.jpg-1.jpg
船着き場から、アンヴァリッドの尖塔が見える。この施設はナポレオンの棺を納めている。
 9時に出航する。添乗員さんがあらかじめ日本人観光客が乗船していると言ってくれたお陰で船上アナウンスに英語・フランス語の他に日本語が放送されて助かった。
 セーヌ川には多くの橋が架かっているが、最初にアレクサンドル三世橋に来た。橋の上で手を振る人達がいて我々も手を振る。
   IMG_4658.jpg-1.jpg   IMG_4663.jpg-1.jpg
その後右手にオルセー美術館が見えてきた。時計は午後9時6分を示しているがまだ日が差している。
   IMG_4665.jpg-1.jpg   IMG_4666.jpg-1.jpg
次にロワイヤル橋をくぐる。右手にルーブル美術館が見える。さらに進んでいくとカルセール橋をくぐりさらに橋に装飾の施されたボンデザール橋にさしかかった。この橋の袂に騎馬像があった。
   IMG_4667.jpg-1.jpg   IMG_4668.jpg-1.jpg


   IMG_4671.jpg-1.jpg   IMG_4672.jpg-1.jpg
さらに進むと川の中央にノートルダム大聖堂の有るシテ島が見えてきた。川は二手に分かれ右手の方を進む。その先にポンヌフ橋が見えて来る。この橋はパリ最古の石橋で1606年に完成したとのこと。岸辺では多くの人が夕涼みに来ているようであった。
   IMG_4674.jpg-1.jpg   IMG_4677.jpg-1.jpg
それを過ぎると焼けたノートルダム大聖堂が見えてきた。足場が組まれ修理が始まっているようである。その後シテ島を過ぎると船はUターンしてシテ島の左の水路を経て元来た道をもどっていく。
   IMG_4683.jpg-1.jpg   IMG_4687.jpg-1.jpg
岸辺には落書きと思える字などが書いてあったがさすが芸術の都だからか?オルセー美術館の時計は9時40分を示していた。日本ならもう真っ暗なのだがこの時間になってもまだ明るく、いわゆる白夜に近い状態だと感じた。
   IMG_4690.jpg-1.jpg   IMG_4694.jpg-1.jpg


   IMG_4712.jpg-1.jpg   IMG_4732.jpg-1.jpg
その後クルーズ船は船着き場を通り抜けエッフェル塔のそばを通り抜ける。暗くなってきたのでエッフェル塔がライトアップされた。そして10時を過ぎたところでエッフェル塔のダイヤモンドイルミネ−ションが始まり5分間ほどピカピカ輝いていた。イルミネーションが終わると同時くらいに無事着岸。今回の観光旅行も終了。明日はいよいよ帰国で寝る前に帰国準備をした。
   IMG_4746.jpg-1.jpg   IMG_4764.jpg-1.jpg
 翌朝シャルル・ド・ゴール国際空港に行き出国手続きをして空港内免税店でお土産を購入。13:40の飛行機でフランスを後にし、バンコクで乗り換え無事関西空港に7月29日15時50分過ぎに到着。天候は晴れで暑い、どうやら梅雨は上がったようだ。新大阪からは何時ものように「こだま」に乗る。飛行機のスケジュールが良く判らないので帰りは指定席の予約をしない。「こだま」は始発で有りほぼ間違いなく座ることが出来る。そして各号車の一番後ろの席に丁度スーツケースを置くスペースが出来るので安心できる。無事21時頃家に帰り着く。あっという間の7日間であった。

2019年08月15日

初めてのイギリス・フランス旅行PART Y

 昼からは自由行動と言うことでツアー客の10人程がパリの街に散っていった。私は初めてのパリであるし、フランス語も判らないのでオプショナルツアーに参加。最初のツアーは「ヴェルサイユ宮殿観光」。パリの北西22キロのところに有り、フランス王ルイ14世が建設をした。高校の世界史の教科書に太陽王ルイ14世と記載があったのを覚えている。
 簡単な日本語のパンフレットをもらったが観光客が多く、ガイドの人はずんずん進んでいくし写真を写しながらついて行くのがやっとでパンフレットを見る暇も無かった。ブログ原稿を書きながら撮影した写真を見るが、どの写真がどの部屋の写真だったか記憶は定かでは無い。
  IMG_20190813_0001.jpg-1.jpg
 最初1番目の「ヘラクレスの間」から見学が始まった。天井画や壁の絵画が素晴らしく目を見張る。どの部屋も同じく、柱も壁も天井も全て金色に輝いている。
  IMG_4538.jpg-1.jpg   IMG_4539.jpg-1.jpg


  IMG_4547.jpg-1.jpg   IMG_4553.jpg-1.jpg


  IMG_4556.jpg-1.jpg   IMG_4560.jpg-1.jpg
 順番に見ていき9番目の部屋は「鏡の間」と言われ長い回廊となっている。天井からつり下げられた豪華なシャンデリア・壁際の燭台。さらに壁の装飾、天井画が素晴らしい。今見ても「ワオー」と感嘆の声が出てしまうほど素晴らしいので、出来た当時は人々の度肝を抜いたのではないかと思う。ここでは舞踏会なども開かれたとの説明があった。
  IMG_4574.jpg-1.jpg   IMG_4576.jpg-1.jpg


  IMG_4581.jpg-1.jpg   IMG_4579.jpg-1.jpg
 「鏡の間」の途中に「閣議の間」があり、財務大臣と国務大臣を呼んで王が執務をしていたとのこと。
 その隣りに「王の寝室」が有り、カーテンというのが正しいのかどうか分からないがベット廻りの織物は素晴らしいものである。また壁の飾り物、絵画等素晴らしい。贅を尽くしているというのが正しいのかも知れない。
  IMG_4582.jpg-1.jpg   IMG_4585.jpg-1.jpg


  IMG_4589.jpg-1.jpg   IMG_4594.jpg-1.jpg
 さらにその隣りの部屋は宮廷人たちが王の寝室に入るための控えの間で「牛眼の間」と言われているがやはりこの部屋の装飾・置物、絵画どれをとっても素晴らしい。
  IMG_4575.jpg-1.jpg   IMG_4609.jpg-1.jpg
 鏡の間の窓から外を見ると庭園が拡がっていて、ルイ14世も朝な夕なに眺めていたのであろう。
  IMG_4600.jpg-1.jpg   IMG_4603.jpg-1.jpg
 その後さらに進んで「王妃の寝室」にくる。ここは歴代の王妃と王太子妃が使用されたために何度も改装が行われ他の部屋との統一性がないとのこと。
最後の使用者はあのフランス革命で命を落としたルイ16世の王妃マリー・アントワネットである。革命の時民衆が押し寄せた際、壁に造ってあった抜け道から一度は逃れたが捕まり最後はギロチンの露と消えた。
  IMG_4610.jpg-1.jpg   IMG_4612.jpg-1.jpg
 また上の右側の絵はナポレオンの戴冠式の絵であるが、同じ絵がルーブル美術館にある。ただし絵の左側にドレスを着た5人の女性が描かれているが左から2番目の女性のドレスはピンク色、ルーブル美術館の絵では5人とも白のドレスで描かれているとのこと。
   IMG_4618.jpg-1.jpg   IMG_4619.jpg-1.jpg


  IMG_4623.jpg-1.jpg   IMG_4632.jpg-1.jpg
 その後、外から建物を見学して宮殿を後にした。ベルサイユ宮殿を見学した感想としては莫大な財を投じて建設したのであろう。国民からの税の徴収もかなりなものであったと想像する。それが遠因となってフランス革命が起きたのであろうが、当時の人々が重き税に耐え抜いて、現代にベルサイユ宮殿を残したことが世界遺産となり、多くの観光客を呼び込みフランス政府の財政を潤していると考えれば当時の人々の苦しみが報われているのではないだろうか?
いったんホテルに帰り、オプショナルツアー第二弾「世界遺産 セーヌ川クルーズとレストランディナー」に参加する。続きはPART Zへ

2019年08月14日

初めてのイギリス・フランス旅行PART X

 5日目、今日は午前中ツアーのパリ市内観光である。ルーブル美術館を除いて全て車窓観光である。見学すべき対象物が自分の座っている方角にあると写真も撮りやすいが反対の窓ではよく見えない。
   IMG_4416.jpg-1.jpg   IMG_4350.jpg-1.jpg
 エッフェル塔は昨日下車観光が出来て良かった。凱旋門もあっという間にとおり過ぎて写真1枚撮るのがやっとである。6月に焼けたノートルダム寺院は何とか写真に納めたが焼けた部分はよく見えなかった。シャンゼリゼ通りもあっという間に通り抜けてしまう。エジプトから送られたコンコルド広場のオベリスクもかろうじて写真に納めた。
   IMG_4529.jpg-1.jpg   IMG_4430.jpg-1.jpg
 そうこうするうちに、ルーブル美術館に到着。館内はフラッシュを焚かなければ写真撮影OKである。前もって予習をしてないのでどんな作品が収蔵されているのかわからないが全部で38万点あるとガイドさんが話してくれる。見て回り出すと美術の教科書に載っていて見知ったものが多数。しかし恥ずかしいことに今までそれらの作品がルーブル美術館に収蔵されていることは全く知らなかった。見るもの全てが驚きの連続であった。
   IMG_4434.jpg-1.jpg   IMG_4451.jpg-1.jpg
 レオナル・ド・ダビンチの「モナ・リザ」何度も本などで見知っていたが本物を見たのは初めてである。写真のピント合わせがうまくいかないうちに先へ押し出されていく。また彼の「岩窟の聖母」も有名である。またドラクロアの「民衆を導く自由の女神」美術の本だけでなく、世界史の本にも出ていたような気がした。
   IMG_4488.jpg-1.jpg   IMG_4505.jpg-1.jpg
アルチンボルドの四季は人間の顔を花や、野菜などを並べて描いているが、これは浮世絵師歌川国芳のだまし絵技法に似ている。以前歌川国芳展を見に行った事があるが、彼は人間を何人も書き込んで顔を描いる。
   IMG_4498.jpg-1.jpg   IMG_4497.jpg-1.jpg


     IMG_3775.jpg-1.jpg   IMG_4492.jpg-1.jpg
その他にもラファエロの描く多くの聖母画が有った。写真は「聖家族と聖エリザベツ、幼子洗礼者ヨハネと2人の天使」である。カラヴァッジョの「女占い師」、ボッティチェリのフラスコ画等があった。
ところで本日札幌に出張したところ北海道新聞の本社ビルの壁に北海道近代美術館でのカラヴァッジョ展のポスターが掲げてありびっくりした。
   IMG_4500.jpg-1.jpg   IMG_4477.jpg-1.jpg


   IMG_4888.jpg-1.jpg   IMG_4454.jpg-1.jpg
 また彫像の部ではエーゲ海のメロス島で発見された「ミロのヴィーナス」はヘレニズム芸術の傑作でほんとうに素晴らしい体型美である。さらにエーゲ海のサモトラケ島で発見された「サモトラケのニケ」はヘレニズム彫刻の傑作と言われ勝利の女神像であると言われている。さらにミケランジェロの「抵抗する奴隷」「瀕死の奴隷」などの展示を見た。
     IMG_4464.jpg-1.jpg   IMG_4474.jpg-1.jpg


   IMG_4510.jpg-1.jpg   IMG_4525.jpg-1.jpg
2時間程の見学時間しかなくまだまだ見学したかったが残念。それでも今までは本の写真でしか見たことが無かったものをこの目で実際に見たという興奮はなにものにも代えがたい。
ルーブル美術館を出て昼食のレストランに行く途中、リヴォリ通りピラミッド広場の黄金のジャンヌダルク像を車窓から見ることが出来た。午後は自由行動であるが、全く不案内なのでオプショナルツアー「世界遺産・ヴェルサイユ宮殿観光」に参加することにした。
続きはPART Yへ

2019年08月12日

HOME院長ブログ治療の流れ院内案内診療案内予防歯科3DS母子感染ホワイトニングインプラントスポーツマウスガード
患者様の声料金表院内販売グッズ スタッフ紹介スタッフ募集アクセス院長紹介お問い合わせ治療写真集取り組み