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05/05 今年のGWと憲法記念日
04/10 満開の桜見物と五十三次版画鑑賞
03/24 院展観賞
03/09 令和6年度北部圏域ネットワーク(医療・介護連携)会議
02/11 建国記念の日に思う
外部グログ

大先生(元院長)のブログ

秋を探して

 2日の日曜日、秋を探そうと出かけた。北の方に秋があるのではと思い「みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民族資料館)」に行った。途中、田んぼは黄色く色づいて稲刈りが行われている田んぼもあった。しかし今年は暑く残暑も厳しいせいかコスモスなどの花を見ることはなく秋が探せないのではと感じた。
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 「みよし風土記の丘ミュージアム」では、7月6日から9月2日まで、「開運!なんでも鑑定団」でおなじみの「ブリキのおもちゃ博物館」館長北原照久氏の「お宝発見!北原コレクション展」が開催されていたが正に最終日で有った。
 早速中に入ると懐かしいおもちゃや広告ポスターなどが展示されていた。鉄人28号や、小さなパーツと一緒に昭和時代が作り込まれたジオラマ等が展示されていてずいぶん心をわくわくさせながら見学した。
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 現代アートコレクションのコーナーに山口孝幸作「THE BRAVE」と言う「おそるおそるネコを治療しているネズミの歯医者さん」という作品が展示されていたが仕事柄興味を持ってみた。日本のおもちゃだけでなくアメリカのおもちゃなどもあり興味津津である。
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 その後別室の常設展示されている「ひろしまの原始・古代」の展示場を見て回った。
最初、学芸員の方から三次地方の旧石器時代から古墳時代までの様子を説明して貰う。色々出土した石器や土器、鏃、刀剣、鎧などを見ると時代が新しくなるに付け、武器類の出土が多くなっている。
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 以前、本か何かで縄文時代1万年間は争いがなかったと読んだことがある。縄文時代は採取・狩猟の時代で自然からの恵みで生活していたので争いがなかった。ところが農耕が始まると、汗水垂らして耕した畑は自分のものだという所有欲が出てきて土地の争いが始まり戦争が起こったとか。
 ところで三次には広島県内の古墳の約1/3が集中していてびっくりである。
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 「矢谷墳丘墓」からは巨大な特殊器台・特殊壺が出土している。これは弥生時代後期に吉備南部(岡山県南部)で生産されたもので、はるばる三次盆地まで運ばれたものである。古墳時代の円筒埴輪の起源であると確認されている。またこの古墳からはローマ帝国から伝わったと思われるガラス玉も出土していた。
 さらに古墳時代には三次地方は出雲国に属するか、吉備国に属するかの選択が迫られ、古墳の中から両地方から伝わった土器や埴輪が多数出土している。
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 展示物見学後、屋外に出て七つ塚古墳群などをみる散策コース歩いてみた。途中復元された竪穴式住居を観たりする。昔、小学生の時の社会の教科書に静岡県登呂遺跡の復元された竪穴式住居の写真が出ていたのを覚えているが、実際に観るのは初めてで感動した。
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 その後「七つ塚古墳群」を観た。大きいのも小さいのもあるが第9号古墳は資料によると全長29.5メートルだがはっきりと前方後円墳の形態をしており大感激である。
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散策コースの最後に古代たたら跡のところに萩の花が咲いていてやっと秋を見つけることができた。有意義な1日を過ごせた。

2018年09月05日

初めての徳島と阿波踊り

 8月11日に「第65回全国歯科大学同窓・校友会懇話会」が徳島大学主幹で行われた。何故か今迄、徳島の地には足を踏み入れたことが無く、尾道から新幹線、岡山からマリンライナー、高松から特急を乗り継いで到着。瀬戸大橋は車では何度か渡ったことが有るが、列車で渡ったのは初めてであった。ただ景色は橋脚や構造物が邪魔をして見えにくく車で渡る方が良いと思った。
 12:30より会が始まり今年の講演会は国立大学法人 徳島大学大学院医歯薬学研究部(法医学分野)の西村明儒教授による「大規模災害時の死体検案活動について」と題してご講演をいただいた。
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 1995年阪神淡路大震災で初めて日本法医学会主導の専門家派遣がなされ詳細な死因調査がなされた。連休明けの早朝、ほとんどの人が自宅で就寝している状況で発生していたため崩壊した住宅の下敷きで死亡するものが多く個人識別は比較的容易であった。当時、個人識別は、容貌や身体的特徴、着衣、所持品、レントゲン写真や歯科治療痕、指紋、足紋等を指標として行われ必要に応じてDNA検査が実施された。その経験をもとに専門家派遣体制が整備され2011年東日本大震災での対応に受け継がれた。先生は両災害に出動され活躍されたとのこと。先日も平成30年7月豪雨災害が起こり200名以上が亡くなられている。今後起こると言われている南海トラフ巨大地震ではより多くの方が亡くなられると予想され、身元調査が重要となるとのこと。近年DNA鑑定検査法が急速に進歩して来ているが、高度焼損死体や腐敗の著しい遺体ではDNAの抽出が困難な場合が有り、歯科の治療痕の必要性は揺るがないとのこと。とりわけ歯牙の中にある歯髄がDNA鑑定に役立つとのこと等を語られた。
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懇親会後、徳島大学歯学部同窓会の配慮で阿波踊り前夜祭を観覧することが出来た。
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 阿波踊りはTVのニュースなどで観た事があるだけで、踊り子さん達が目の前で踊っているのを観るのは初めてであった。6月頃から阿波踊りがもめていることを聴いていたが、前夜祭会場は熱気に包まれていた。本番は翌13日から15日までの4日間徳島市内の路上で行われるが、前夜祭は「アスティとくしま」で行われた。私の席は舞台から5列目で非常に良い席であった。
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 前夜祭に参加された踊り子さんは各「連」から上手な人が選抜されて出ているとのこと、総勢600人が出ておられ、最後の総踊りは圧巻であった。本当に良い経験をさせてもらった。
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 その後徳島県在住の後輩達が一席設けてくれ色々の話が出来て良かった。
        IMG_20180815_0001.jpg-1.jpg  ところで、12日に帰って来て「日本経済新聞」を読んでいたら、昨日私の観た前夜祭の様子の記事が載っていた。400年もの歴史のある阿波踊り決して消えることの無いように続けて欲しいものだ。

2018年08月15日

今年3度目の札幌

 大学の父兄後援会「中・四国支部長」を20数年間つとめているが「全国支部長会議」という名目で毎年1回札幌に出張がある。ところが昨年9月から北海道医療大学歯学部同窓会の副会長になり、札幌に出向く回数が増え今年はすでに3回出張、更にもう1回予定がある。
 7月14日断水騒ぎのなか札幌に向かったが、広島空港内のお土産屋や食堂は閉まったまま、またトイレの使用も節水が叫ばれていて少し異様な感じがしていた。しかし8月4日に行ったときは出発ロビーのお店も開店していて賑やかさが戻っていた。
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 普通、人は札幌出張と聴くと心ときめくかもしれないが私の場合、札幌出張をしても味もすっぽも無い。一泊2日の出張で、土曜日に行って夕方会合に出席、翌日とんぼ返りで観光などすることも無い。ただ帰りの飛行機が15:05のため数時間の余裕があり、朝チェックアウト後、ホテル近くにある赤レンガ造りの北海道庁旧本庁舎の建物を見て、構内の池などを散策する、その後大通公園に出てテレビ塔を観ながら散策、そして時計台を見て札幌駅に帰るのが一般的である。時に友達と会ったり、札幌駅にある映画館で映画を1本見て帰ることもあった。
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連日35度を超える広島から見ると札幌の気温はありがたさを感じる。4日の14時過ぎの気温が23℃で歩いてもほとんど汗は出なかった。今回は同窓会の理事会に出席し、2次会の設定もなくそのままホテルに引き上げ寝る。翌朝例のごとく道庁に行く。たいていは正面だけ見て帰るのだが、今回初めて赤レンガの建物の裏側にまで足を伸ばす。
ゆっくり見るとこの建物の素晴らしい造作に驚く、構内に建物の歴史的説明があった。また北方領土の返還は道民にとっていや日本国民にとっての悲願であるがそのことを記載した案内板もあった。
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 今年は明治維新150年、また北海道命名150年でもある。記念式典の案内ポスターが道庁の庭に掲示されていたが天皇・皇后両陛下が記念式典にご臨席されたことが6日の中国新聞の記事に載っていた。
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 新千歳空港からエアポートライナーに乗って車窓から外を見ると一面「じゃがいも畑」などが見える。その畑の脇にはまだ手つかずの森などがあり、150年前はすべてが原始林でそれを開墾して今の畑になったことに想いを馳せると先人の努力に頭が下がる。以前、吉永小百合主演の映画「北の零年」で開拓の様子が描写されていたが実際はもっと過酷では無かったのだろうか。
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大通公園はこの時期お花で飾られ見る人を楽しませてくれる。
それから時計台の方に回る。7月14日にきたときもそうであったが、現在改装工事中で閉館状態。屋根や外壁等の塗装が劣化していることから塗り替え工事などの外部工事が6月1日から10月31日までの予定で行われている。時計台は工事用のシートですっぽり覆われているが、粋なことに正面のシートには時計台の等身大の写真が貼られており、あたかも時計台がそこにあるように見える。観光客に配慮したのであろう。工事中でもそこに時計台が有るように写真撮影などで楽しむことが出来る様だ。
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結局1時間半くらい散策後新千歳空港に向かう。空港はいつものように多くの観光客で賑わっており、中国系、韓国系などの外人観光客が目立つ。また日本ハムファイターズのグッズを売るイベントなども有った。カープファンとしては買う気にはなれなかった。
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孫の土産を買い早々にチェックインして搭乗口のイス席で待つ。翌8月6日の原爆記念式典に参列されると思われる小学生の一団や大人の人たちもかなりいたようである。
広島空港に着いたとたん汗が吹き出してくる。やっぱり広島は暑い。
あと1回行かなくてはならないな。

2018年08月10日

河合雅司著「未来の年表2」を読んで

 昨年11月16日のブログで彼の「未来の年表」の事を書いた。それは少子高齢化が進んでいく国家の未来が書かれており、読んだとき強烈なパンチを食らった感がし、お先真っ暗な感覚になっていた。今回その第二弾と言うべき「未来の年表2」が発売され新聞広告で見ていたが、ばたばたしていて買いそびれていた。反響が大きかったのであろう、たちまち増刷され、7月6日の日本経済新聞に広告が載りその後数日でまた広告が出た。慌てて購入し一気に読んだ。
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 この2作目は「個人の未来図」とあり、副題に「人口減少であなたに起きること」とかいてある。どのページに書いてあるものも衝撃の一言に尽きる。
巻頭にカラーで付けられた「人口減少カタログ」はユニークで、少子高齢化や人口減少によって起きるであろう事を、家庭、職場、地域社会といったトピックスに分けて18事例を絵入りで紹介している。たとえば16番目の事例に「流木から逃げまどう」というのが有る。まさに先日の豪雨災害でも山から流木が流れてきて甚大な被害をもたらしたが、これとても少子高齢化で林業に従事する人が高齢化し、新たに従事する人も少なく伐採などもされずに放置された事が原因である。
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 6番目の事例「甲子園出場を決めたが校歌で仲間割れ」と言うのがある。少子化が進み高校野球でも1校だけでは選手が集まらなく他の高校の選手を集めて試合となる。現に2017年の鹿児島県の秋季野球大会で7校の選手が各高校のユニホームを着てオールスター戦さながらに合同でチームを編成し試合をした。もしも甲子園出場が決まればどこの学校の校歌を歌い、どこの校旗を掲げるのか・・・と余計な心配をすると書いてある。
 人生100年時代に突入してくると高齢者が町にあふれ出す。、12番目の事例「東京で遅刻者が続出」では高齢者の歩くスピードや、動作も遅くなり、電車の乗降にも時間がかかる。そのため東京のJRや私鉄では今のダイア通りに運行できず会社に遅刻する人が続出するとか。さらに7番目の事例「デパートの売り場が大混乱」では高齢者は動作も遅いが判断力も鈍り店員さんの説明も何度も聞き買い物の品を決定するのに時間がかかる。さらに15番目の事例では過疎化が進む地方のガソリンスタンドがどんどん廃業に追い込まれ灯油を買う事のできない人たちが増えて凍死する人が出てくるとか。火葬場は予約できてもお坊さん不足で親の葬儀が10日待ちとか、14番目の事例「ネットで買った商品が一向に届かない」では商品を配達する人が少なくいっこうに届かない。いずれ宅配事業は縮小するであろうとの予測、少子化による働き手不足は今後このような事態を招くであろう。
 18番目の事例「刑務所が介護施設と化す」では、高齢化が進むと退職時に蓄えた貯蓄なども減少し生活困窮度がます。そのためか万引きがかなりの数で伸びており、高齢の女性の場合再犯率が高いというデーターがある。一度レッテルを貼られると社会復帰は難しく娑婆での生活よりも寝床と3食が保証されている刑務所の方が良いと考える人も出てくるかもしれない。そうなると軽度の認知症の入所者がいたり、収容後要介護状態となり、入浴介助やおむつ交換が日常的に必要となりさながら介護施設となる。このため受刑者への対応が難しい事から、現在でも女性刑務官の4割が3年未満で離職している。今後女性刑務官の確保が難しくなる等など、笑うに笑えない、本当に考えなくてはならない事柄がよくまとめて書いてある。
 第2部では少子化高齢化に対応するために個々人や企業が「自らできること」・「今からできること」を8項目に分けて提案されておりユニークである。その中で4番目の「ライフプランを描く」という項目は是非結婚前の方に読んでもらうといいのではと思った。晩婚・晩産がどれほどライフプランにマイナスとなるのか、自分たちの子育て真っ最中に夫と妻の親が同時期に要介護状態となり「ダブルケア」が発生する問題、定年退職後も子供の学費が必要であれば自分たちの老後資金も蓄えられないとか・・・、
是非多くの人にこの本は読んでいただき今からでも対策を立てられるようにするのが良いのではないだろうか。おすすめ本である。

2018年07月21日

長期休診

 この度の豪雨災害(平成30年豪雨)は西日本各地に甚大な被害をもたらし今日現在で死者160人を数えている。ここ尾道でも死者1人、行方不明1人となっている。
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 7月5日から雨が降り出し、大雨警報が出る、そして6日の夕方には診療室と50メートルしか離れていない藤井川が増水し、帰宅する頃には氾濫の恐れがありと市の広報車が避難勧告に廻ってきた。診療室のある三成地区は「美木中学校」へ避難と広報していた。診療室は川の土手より少し高いところにあるので多分大丈夫だと思った。ただコンプレッサーやバキューム設備などがある機械室は低いので浸水の恐れがある。
 2年半前に息子と院長交代をし、息子達は診療室の2階に住み、私は市内のマンションに住んでいる。帰宅後、息子に電話して機械室の前に土嚢を積むように指示する。息子は20時前だったのでホームセンターに駆け込んで土嚢袋を買ってきて、嫁と二人でずぶ濡れになりながら畑の土を入れて土嚢を2段積んだと電話を貰う。外は雨が強まったり弱まったりしていて眠りも浅く何度か目を覚ましその都度外を眺める。
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 翌7日(土曜日)朝出勤したら藤井川は対岸の土手を越えて田んぼに溢れていた。川にかかる橋に流木やゴミが引っかかりそこから水があふれて診療室の方に流れてきている。また川と平行に走る側溝は溢れ、中国バスの駐車場に流れ込み更に川からの水と合流し、濁流のようになって流れてきていたが、診療室の前で南側に方向を変えて流れていたので幸い機械室は浸水を免れた。
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 幸い雨も小降りになり8時位から少しずつ水位が下がり始める。昼前には雨はほぼ止んだ。
 9時から診療を開始するが何人かの予約の患者さんがキャンセルとなる。10時半頃、SNSで尾道市全域が正午から断水になるとニュースが入ってきた。
息子は患者さんも水の確保や大雨の後片付けなどで大変だし、我が医院のスタッフも色々と対策する必要があると判断し、お昼から休診を決定。スタッフが手分けして患者さんに予約変更の連絡をする。それが終わり帰宅。
 家内に話してポリバケツや鍋、飲み終わって捨てることにしていたお茶のペットボトルなどに水をためる。20数年前に断水になった時購入していた大きなポリバケツが役に立つ。入浴してその水は捨てないでためておいた。住んでいるマンションの水は夜までは出ていたが貯水槽の水がなくなったのか8日(日曜日)朝には完全に出なくなっていた。それにしてもとんでもない七夕の日であった。
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 飲み水は確保したとしても水洗便所の水がどうにもならない。幸い診療室裏の家庭菜園に数年前井戸を掘っていたので、そこへ水を汲みに行く事として、朝から市内や近隣の街のホームセンターなどにポリタンクがあるか電話したがどこも売り切れ。今頃電話してもありませんというようなニュアンスであった。出遅れた。仕方なくポリ袋を2重にして水を入れそれをバケツで運ぶ。帰りに何軒かのスーパーに寄ってみたがどこもトイレ使用禁止、スーパーの商品棚からはカップ麺やレトルト食品、総菜品などが売り切れていた。またラーメン屋・蕎麦屋、うどん屋・ハンバーガーショップ・レストラン・居酒屋などほとんどの飲食店が断水のため臨時休業と書いてある。
 息子は福山の友達から診療用にポリタンク4杯分の水を貰い確保していた。
翌9日(月曜日)には午前中7人の患者様を診療したが予約の患者様に予約変更の電話をして昼から休診、10日は朝一番1人だけ診療し、後は全部予約キャンセルして午後から16日まで休診とした。
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 連絡をした患者様の中には「この状況で歯医者に行くのはどうかと思っていたが、連絡をしていただいて有難かった」と言われる方もいて休診にしたことが間違った判断では無かったとホットした。我が診療室でもトイレの水は患者様が使用される度に井戸から運んだ水をタンクに入れて補充していたが、手を洗う綺麗な水までは確保できない。
それより何より患者様も水の確保等で忙しいのではないだろうか。給水所で3時間待って6リットル貰ったと言う話も聞いた。またうちの従業員は全員家庭持ちで有り、家庭でも水の確保や、食料確保、コインランドリーに並んだりしないといけないし、風呂の算段もしないといけないので、少しでも従業員さんの負担を減らし、安心して貰えるために有給扱いとし休んで貰うことにした。年末・年始休業を除けばこんなに長い休みはない。
 患者様には多大なご迷惑をお掛け致しますがご容赦の程宜しくお願いします。
 なお家庭菜園の水は飲料には適しませんが、生活用水としては十分使用でます。24時間開放していますので、どなたでもご利用ください。


2018年07月11日

梅雨の晴れ間

 TVの天気予報のお姉さん達がよく「今日は久々の晴れ間です、洗濯日和です、有効にお使いください」などと話している。梅雨時、雨はもちろんよく降るが降らなくても曇って湿度が高くじめじめしてうっとうしい。
それで晴れになると一気にテンションが上がるのだが、私の場合は普通の日は朝から夜までフルタイムで仕事をしているので、仕事日に晴れてもあまり嬉しくない。
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 診療室の裏の畑で家庭菜園をしているが、休みの日の晴れの日ほど本当に貴重で有難い。畑の草取りが出来るし、この梅雨の時期が丁度「玉ネギ」や「じゃがいも」の収穫時期と重なるために休日の雨はノーサンキュウである。
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17日に「じゃがいも」の収穫をした。今年は「インカのめざめ」と言う種類を植えた。良く出来て1個の種芋から大小取り混ぜて10個前後が出来ていた。味もなかなかである。オーブンで焼き芋にしても美味しい。
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 収穫した後の畑は今のところ利用する予定がないので本日、耕運機耕耘機で耕し肥料を入れた。3月には肥料を十分入れて色々の野菜などを植えたが「なすび」・「ピーマン」・「オクラ」などが肥料負けしてしばらく葉が枯れかけたり萎縮したりして成長が止まっていた。梅雨の雨によって少し肥料が薄まったのか、どうにか今は成長を取り戻している。トマトやキュウリは収穫できるまでになった。
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 元々じゃがいも畑にはそんなに多くの肥料を入れてなかったが、先の畑の教訓を加味して「こだわり健肥」4袋、牛糞2袋と少し少なめに入れた。
 ところで私の診療室は尾道市北部の農村地帯に位置している。5月の初旬から診療室の国道を挟んで直ぐ西隣で建設工事が始また。これは尾道市北部の5つの農協支所が合併して「JA尾道市 尾道北支店」並びに「JA尾道市 尾道北営農センター」の新しい建物が出来るのだとか。
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建築現場の工事壁に完成予定の建物の絵が貼ってある。中々しゃれたモダンな建物である。今日現在は基礎の鉄筋を組み立てている。
 日本の人口は減少しており、ここ尾道でも毎年1000人位ずつ人口は減少し、当然農業に従事する人も減少してきている。今迄のような組織では無駄が多く成り立たないと言うことは想像に難くない。それで合併に踏み切ったのではないだろうか、いずれにしても直ぐ肥料などを買いに行けるので私の農作業には大いに便利になると思われるのでありがたい。 また農協への人の出入りが多くなればそれだけこのあたりも賑やかになって有難い。
完成は11月30日だがその後の各支所の移転を考えれば営業は来年になるのであろう。
今年の梅雨は休みの日に晴れの贈り物をいただいて有難い。

2018年06月25日

「歯と口の健康週間」

今年の「歯と口の健康週間」は「のばそうよ 健康寿命 歯磨きで」の標語のもとに4日〜10日まで全国で展開された。
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尾道市では毎年歯の健康週間に合わせて就学前のお子様を対象に検診や歯磨き指導、F素塗布、親指の石膏模型造りなどを行う「歯っぴーフェスティバル」行事を行っている。今年で24回目を数える。
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今年は9日に行われ私や従業員の衛生士も参加した。私は検診を担当、衛生士は歯磨き指導などを担当。天気も良く440名を越えるお子様が参加され、付き添いのご父兄を入れれば1000名以上の方が参加され大盛況であった。
お子様達を検診させて貰ったが虫歯の有るお子様はほとんどいない。また日本歯科医師会は30年前に「8020運動」つまり80歳で20本の歯を残す運動を開始したが当時達成者は7 %程度であった。現在では運動の効果もあり平成26年度の歯科疾患実態調査の結果 50.2 %の人が達成している。確実に日本人の口腔内は良くなってきており嬉しいことである。
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ところで最近人生100年という言葉が盛んに言われるようになってきたが、私のように70歳を過ぎた人が対象ではなくて今のこども達が目指すことになるのであろう。
しかし現在だんだん顕在化してきているのが8020達成後の問題である。と言うのも脳血管障害などで寝たきりになったり、認知症になったりすると、自分で歯磨きが出来なくなったりしてせっかく8020を達成したのに口腔内が悲惨な状況になり、ひいては食事がうまくとれなくなってくる。
介護の分野では「フレイル」・「サルコペニア」・「ロコモ」という言葉が飛び交うようになってきている。「フレイル」とは年齢に伴って、筋力や心身の活力が低下した状態で、転びやすくなった、外出が少なくなった状態を表し、「サルコペニア」とは筋肉量、筋肉機能の低下を伴う症候群のことで「加齢性筋肉減少症」とも呼ばれている。そしてフレイルやサルコペニアにより運動器の衰え、障害が出てくることが「ロコモ」であるとされている。
この事は歯を喪失し口腔機能が低下すれば→食欲低下、摂取量低下をきたし→低栄養・体重低下に陥り→サルコペニアとなり筋力低下を来たす。→そうなると歩行速度や活動度が低下し→ロコモとなる。そうなれば消費エネルギー量がさらに低下する。→そうなると食事摂取量が更に低下し→低栄養を招くという悪循環路が形成され要介護状態へと陥る。
この悪循環をいかに断ち切るかが「人生100年」へのこれからの課題であり、歯科としての重要な役割がある。そのことを踏まえて今年の標語「のばそうよ 健康寿命 歯磨きで」が出来たものと思われる。
仮に要介護状態となっても何とか口から食事が出来る様に「さいだ歯科医院」ではご家庭への訪問診療や、歯科衛生士による口腔ケアを実施し、誤嚥性肺炎予防などにも寄与している。

2018年06月11日

「泣かすな! シンゾウ!」

 先日、尾道市市民病院に行ったところ、夜間受付前の廊下の壁に「ハットリシンゾウ」君のイラストのあるポスターが貼ってあった。「泣かすな! シンゾウ!」一瞬どきっとするキャッチフレーズである。
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と言うのも1年以上、毎日・毎日TVニュースやワイドショウなどで「もり・かけ」問題を放映している。一瞬キャッチフレーズは「泣かすな! 晋三!」のことかと思った。
 よく見るとポスターの下に「日本循環器学会」と書いてあり『あなたの心臓は泣いていませんか。 “心不全”とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。 若い世代の発症が増えています。』と有った。
 心臓はストレスでも大いに弱ってくる。それで無くても首相の地位にある安倍晋三氏にとって日本を取り巻く世界情勢は厳しく、こちらが正しいことをしていても騙される駆け引きの中で日本国の舵取りをしていくだけでもストレスであろう。
「もり・かけ」問題で毎日、野党の追求やマスコミ報道に晒される安倍首相のストレスは常人には考えられないほどのものになっているのでは無いだろうか。まさに心不全が起きても不思議では無いと思われる。私なら直ぐにノイローゼになってしまうであろう。
 一般的に考えると安倍首相を退陣に追い込んでも次の首相はやはり自民党から出てくるであろうし、そんなに行政が変わるとも思えない。私などは「もういい加減したら」、「飽きてしまった」と思うが、野党やマスコミはいっこうにやめる気配が無い。
 どうやら野党やマスコミにとって安倍首相が「首相の座」にいること自体、何か隠された不都合な真実が有り、その不都合さを隠して追求や、報道しているのでは無いかと疑ってしまう。
 またその追求を観ているとこれは安倍首相に対する執拗ないじめなのでは無いのかと勘ぐってしまう。この状況を小・中・高の生徒さんが見ていると思うが、まねをして学校で執拗ないじめを引き起こさなければよいのではと憂いてしまう。安倍首相が心臓を壊さないでなんとか解決の道があれば良いのだが。
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 ところで話は変わるが畑の野菜も少し大きくなってきた。じゃがいもや、タマネギが来月になれば収穫できるのではないかと思う。しかし草がだんだん生えてきてそろそろ草取りをしなくてはいけないのかと思う。
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畑の周りには草花が咲き出した。花を観るだけで心が優しくなる。

2018年05月24日

GW後半

 例年GWの連休には沖縄の長男一家が里帰りするのが恒例であったが、3月末に家内と2人で会いに行ったこともあり、今年はやってこなかった。4連休と何時もより少し長い休日であったがどこにも出かけないで過ごした。連休前に畑の準備をしていたので予定通りキュウリ、なす、ピーマン、トマト、サツマイモの苗を植えた、そしてショウガと里芋を植え、更にトウモロコシ、オクラ、人参、ゴボウの種を植えた。ほぼ畑が埋まった。
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 ところで私は昭和22年3月生まれで有り、日本国憲法と同じ年齢である。5月3日の夜NHK番組で憲法についての各党の討論会などが行われていたので視た。とりわけ最近憲法改正についての話題が騒がしく興味深く聴いた。
71年間も改正されないでいる憲法は世界中で日本国だけだとか。与党はいくつかの項目について改正を訴えていたが野党の中には憲法改正はまかり成らんと行った主張をする政党も有った。今迄もTVのニュースなどで「憲法改正絶対反対・憲法を守ろう」と唱えている市民団体なども有る。
 しかし憲法第96条には「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。」と書いてある。
 憲法改正反対の人たちはこの96条を認めないのであろうか。護憲の人達は憲法を守ると言いながら、憲法を否定しているのであろうか。少なくとも憲法改正は賛成だが、この条文の改正は反対というのであれば私は理解できるのだが。いずれ国民の間でも憲法改正については議論が盛り上がるのであろう。
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 今年の2月にユーキャンが発売した「太平洋戦争」というDVD 10巻を2日間かけて観た。総合監修には半藤一利氏が当たっている。第1巻「太平洋戦争への道」から始まり第10巻「沖縄、そして敗戦」まで全部で10時間超のボリュウムが有った。
感想として、何故戦争をしなければいけなかったのか? 最近発売された「フーバー大統領の回想録」に書かれているルーズベルト大統領の作為等についての言及は無く、すべて日本が悪いという史観で編集されていた。ただ言えることはあまりにも日本軍が無謀な作戦を重ね、武器弾薬が尽き、ただ切り込み突撃を繰り返し玉砕する、これほど兵士の命が軽んじられていることも無い。
また戦争には美学は無く、悲惨さと悲しみ憤り、何と言葉を重ねて良いか判らない。戦後73年にならんとするがこの間戦争を経験しなかったことに幸せを感じる。
 DVDを観て戦争をすることは良くない、自明の理であると改めて思った。しかし5月3日のNHKの討論やTVニュースでよく市民団体の人たちが「憲法9条があったから戦争をしなくて済んだ」・「自衛隊は違憲だ」という考えには少し違和感がある。
例えばその人達は、自分は他人の家に泥棒に入らないのだからと言って外出される時、自宅に鍵をかけないで外出されるのであろうか? 
またその人達は人と争う事はしないと決めているので、もしも強盗が家に入って来たとしても強盗のなすがままに抵抗もしないで傷つけられたりするのであろうか?
鍵をかけることはいわば自衛隊を保有し自国を守る事であり、強盗が入って来た時抵抗するのは自衛権の発動に当たるのではないだろうか?
また日米安全保障条約についても、我家に置き換えてみると、外出時自宅に鍵をかけ(自衛隊)、さらにALSOK(日米安保)をセットするのはいわば2重の安全で何かあったときに役に立つと思っている。
 このGW後半、尾道から一歩も出ないでなんとなく4日間が終わろうとしている。

2018年05月06日

春の農作業開始

 2月の終わりに植えたじゃがいもはまだ全部芽を出していないがすこしづつ大きくなってきた。また冬の寒さでほとんど葉っぱが枯れていたゴボウの葉や人参も勢いを盛り返し大きくなったので収穫した。少し収穫時期が遅かったせいかどちらも薹が立ちかけていた。人参の中にはナメクジに食べられかけたのものや、縦に裂けたものもあったがまあまあの収穫であった。ゴボウも良く出来ていた。
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 収穫した人参の中に二本が絡み合ってなんともおかしな格好の人参があった。丁度人間が足を絡み会わせている様でなんとも艶めかしい感じである。
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 ところで畑に水をやるのに井戸水を汲み上げてやるのだが電源は使用するときだけ家からコードを引っ張ってきてポンプ動かしていた。
冬の間は農作業をしないので電源は入れずそのまま放置していたが、いざ使おうと思って電源を入れたところ動かない。冷却ファンを回してやったところ羽根車は回転しだしたのが、呼び水を入れてもまったく水が上がってこない。1時間以上悪戦苦闘をしたがどうにもならない。翌日ポンプ屋に来てみてもらったところ、羽根車の入っている鋳物製のケースが割れてそこから水が漏っているこれだと減圧にならないので水が上がってこないのだとか。
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 この冬は寒くてケースの中の水が凍って膨張し鋳物のケースが割れたのだとか。そういえばこの冬、診療室の水道が3日ほど凍って診療に差し障ったことがあった。ポンプ屋さんの話では同じ様なケースが今年は非常に多いとのこと。仕方なく新しいポンプを買うことにした。痛い出費である。これからは冬期の対策をしなくてはならないな。
 いよいよ畑を耕すのだが、昨年秋に収穫して以来何も植えていないところは草が生え放題である。まず畑の草取り17時間かけて取った。
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 その後、耕耘機で耕し、肥料を入れてまた耕して畑にしていく。そこで農協にいつものように肥料を買いに行ったが営業時間が終わっていたので、ホームセンターに買いに行ったところ、たまたま肥料の袋に3.3uあたり2袋が目安と書いてあった。今迄どの程度入れたら良いのか判らず、毎回畑全体で5〜6袋程度入れていたがこの記載から言えばとても足らず雀の涙状態であった。
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 そこで今回は6種類の肥料を全部で45袋を購入してすき込んだ。これで少しは土が良くなるのではないだろうか? その後畝を作り、下準備は出来た。
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 連休にトウモロコシ、オクラ、キュウリ、なすび、トマトなど夏野菜を植えようかと思う。またサツマイモも植えなくてはと、あれこれ思い巡らしながら楽しんでいる。

2018年04月27日

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