大先生(元院長)のブログ
特許 |
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2014年10月11日
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同窓会設立30周年記念式典 PART U |
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尾歯会旅行in博多 PART U |
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2014年09月08日
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孫とのお盆休み |
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2014年08月18日
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「日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと」を読んで |
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| | まもなく69回目の終戦記念日がやってくる。このところ新聞やTVで色々特集を組んだりしているがその扱いに少し疑問が湧く。戦争は自分から絶対にしてはならないと思うが、仕掛けられたらどうするのか?69年前になぜ戦争をしたのかその戦争の本質は何だったのか、あるいは敗戦によって日本はどのように変化して行ったのか色々考える事が有る。あまりにも一方的な報道の仕方には、ほんまかいなと思ったりする。
ところでこの本は今年1月致知出版社から発行され、著者は高橋史郎氏である。
この本のカバーには「戦後思想とか戦後教育の問題は、すべて占領軍の目を気にしたおびえのような自虐意識からうまれています。その原点をきちんと実証的に解明して「それは誤解である」ということを世界に向かっても日本人に向かっても明らかにして「日本を取り戻し」たいというのが、私が本書を書いた一つの目的ですとある。
著者は占領文書250万ページを読破して明らかになった占領政策を色々の観点から検討している。それにより我々が如何に義眼でものを見ているのか理解できた。

この本の14ページから16ページに次のようなことが書いてあり、いみじくもこの本の内容を簡潔に表している。引用してみる。
「尾崎一雄という小説家の『虫のいろいろ』という作品の中に「蚤(のみ)の曲芸」という話が出てきます。
ノミは小さな虫ですが、自分の背丈に比べると ケタ外れに長い距離を飛ぶことができます。 だからノミに曲芸を仕込むのは至難の業です。
そこで曲芸師はどうするか。 最初はノミを小さな丸いガラス玉の中に入れるのです。
ノミはガラス玉の中で得意の足で跳ね回ります。 しかし、周囲は固いガラスの壁ですから、いくら頑張ってもそれ以上高くは飛べません。そのうちノミは跳ねることに絶望し、やがてガラス玉の中だけが自分の世界だと勘違いして飛ぶのをやめてしまいます。
そうなったところで、曲芸師はノミをガラス玉から取り出します。しかし、自由な世界を与えられても、ノミはもう飛ぼうとしません。飛ぶことを忘れてしまっているのです。
曲芸師は飛ばなくなったノミに芸を仕込んで、ようやく舞台に出すのです。
この話を読んだとき、私は同じことが戦後の日本に、そして今の子供たちに起きているのではないかと思いました。
たとえば、今は「引きこもり」や「うつ」など、生きる力を失っている子供が増えています。 少年非行にしても、昔はエネルギーがありあまってそれを外に向けて発散するような形のものが多かったのですが、最近は「本当にこの子が事件を起こしたの?」と思うような子供が事件を起こしています。
私はこうした子供たちを「心のコップが下を向いている」といっています。内側にこもって、自分の小さな世界から外に出ることができないのです。
なぜそういうことになるのでしょうか。原因はいろいろ考えられますが、親子関係でいうならば、親が子供に否定的な言葉を投げかけ続けることによって、こういう子が増えています。
これを「やっつけメッセージ」といいます。「お兄ちゃんはいい子なのに、あなたは何をしているの。「早く、早く、早く」という否定的な言葉のメッセージです。毎日こうした言葉を投げかけられた子供は心にフタをしてしまいます。
その結果、本来備わっているはずの「発達力」や「生きる力」を引き出せないまま成長してしまうことになります。
これを日本の国で考えるならば、フタをしたのは占領軍の「ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム」でした。
「日本人に戦争犯罪の意識を刷り込む情報宣伝計画」のことです。
このウォー・ギルド・インフォメーション・プログラムを日本人に対して行う源流となったのは、ルース・ベネディクトの著した『菊と刀』に代表される「日本人の国民性」論、日本文化論でした。 それがそのまま占領軍の目になったのです。」 参照ここまで。
この本は資料をもとに真実が書かれており、そこにはアメリカによる日本人の「精神的武装解除」が徹底的になさ、弱体化した現在の日本人の精神構造が有ると思いました。
先日TVで日本、・韓国・中国の若者たちが討論している番組が放送されていましたが、韓国や中国の若者たちはそれなりに愛国心や韓国人や中国人としての誇りを持っているようでしたが、日本の若者は「自分はたまたま日本という土地に生まれただけで、日本国にも日本人たる自覚も無い」というような発言をしていました。まさにアメリカによる「ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム」の結果だと痛感しました。
感情論に流されやすい日本人にとって本当の日本人としてのアイデンティティーを取り戻すには一度読んでみる価値のある本では無いかと思います。
マスコミによる一方的な報道を鵜のみにしないで、他にも本当の歴史を知りたなという想いは募る。そして政府広報紙の後ろ向きの女の子に真実を語る事が出来たら良いなと思う。
先ごろ朝日新聞が従軍慰安婦問題の記事を削除しましたが、やはり確かな資料をもとにした報道がなされるべきだったと思います。
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2014年08月13日
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新釈古事記伝 |
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2014年08月03日
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