大先生(元院長)のブログ
タイ旅行 PART X |
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2013年08月23日
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タイ旅行 PART W |
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2013年08月21日
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タイ旅行 PART V |
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2013年08月20日
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タイ旅行 PARTU |
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2013年08月19日
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タイ旅行 PARTT |
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2013年08月18日
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映画「終戦のエンペラー」と「風立ちぬ」を観て |
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| 先日久方ぶりに映画を見に出かけた。時間の配分が良くて、2本観てしまった。
ハリウッド映画の「終戦のエンペラー」は大東亜戦争の最終責任が昭和天皇にあるのかどうかを調べる過程を描いた映画で、あくまでアメリカサイドの考えでドラマが進んでいく。天皇陛下がマッカーサーと会談した時の写真は学校の教科書にも載っており、天皇陛下の人間宣言がなされたと書いてあったように思う。その会談で「全ての責任は自分にある」と陛下が述べられた。当時冷戦がすでに始まっておりその様な世界情勢もあったのかマッカーサーは責任追及をやめた様に描かれていた。

私は高校時代日本史を学んだが、明治時代に入ったところで時間切れ、全く戦後の話などは学習しなかった。今の高校ではどこまで学んでいるのか分からないが、少なくとも本当の歴史を偏見なくきちんと学ばないと判断を誤る事になる。あの東京裁判の正当性についても国際法上、今では色々言われており、勝者が敗者をいじめた裁判と言う認識もあるようだ。またのちにマッカーサーがアメリカ議会であの戦争は日本が自衛のためにした戦争だったとも証言している。もっと深く検証すべきではないかと思う。
参議院選挙が終わり憲法改正の問題が取りざたされているが、マスコミは少なくとも言葉の切り貼りで自分たちに都合のよいように報道するのでなく、全てを報道し国民が十分議論できるようにしてもらいたいと最近思う。

次に観た「風立ちぬ」は宮崎駿の最新のアニメー映画で初めて実在の人物で、「ゼロ戦」設計者の堀越二郎の半生を描いているが、そのストーリーの根底に文学者堀辰雄の作品をモチーフに、ふたりの人生をごちゃ混ぜにして描かれている。二郎の奥さんになる人の名前も堀辰雄の小説「菜穂子」からとったのではないだろうか。
今までの宮崎作品とはかなり違ったものであるが映像も綺麗で良い映画だった。
ところで話は変わるが、学生時代、大学病院の病院長で口腔外科の教授に堀越達郎先生がいらっしゃった。すでに他界されているが、学生時代目を掛けていただいた。
永年、同じ堀越姓なので堀越二郎氏と何か関係があるのではと思っていたが、この度の映画をきっかけに大学の事務局に調べてもらった。
色々調べてもらったが結論的には関係なかったようである。
堀越達郎教授は医師と歯科医師のダブルライセンスをお持ちで、東大分院口腔外科から千葉大学に赴任され定年退職後、新設の私たちの大学に赴任してこられた。
堀越教授が千葉大在任中、たまたま堀越二郎氏が入院され手術をされた。
執刀医は違ったが、東大時代から教授の片腕として活躍され、手術後、二郎氏の担当医で、現在札幌市で開業のS先生が「その時お互いが親戚である様な話は聞かなかった」と、大学の事務局に一報を入れてくださった。
この証言から恐らく関係は無いと結論付けられた。
忙しいのに個人的な問題で大学事務局には迷惑をかけてしまった。
また貴重な情報をいただき、長年の疑問を晴らしていただいた札幌のS先生には感謝である。 | | | |
2013年08月04日
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おしのっている |
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| 先日、今年入社のS君と話していた時のことである。もう少し積極的に先輩従業員に質問等をしてもらいたいと思い、「そんなにおしのっていたらだめだ」と言ったところ、「先生、おしのるということはどういう事ですか」と質問された。えっと思いそんな言葉知らないのと、怪訝になった。私としては悠長に構える、泰然自若としている。おっとりしている等の意味合いで使用したのだが、質問され改めてどう説明したら良いか迷う。的確な意味が説明できなくて辞書を引いてみた。ところがその様な言葉は無いのである。インターネットで検索してもヒットしない。
はたと困る。これはひょっとしてこのあたりの方言なのだろうか?
尾道にも結構方言は多いとおもう。私の母は関東育ちであったが、結婚して尾道に住むようになって、「みてる」という言葉に驚いたとのこと。普通、尾道では物が無くなる時に使う。たとえば砂糖が無くなった時に「砂糖がみてた」と言った使い方をするが、標準語では「みてる」は「満てる」で間逆の意味である。でもそんな事お構いなく今でも私は「みてる」を「無くなる」という意味で使っている。他にも、尾道では「非常に物等がたくさんある様」を「ぼれいぎょうさんある」と言ったりする。
また中学生の頃よく使かった言葉で授業中先生に当てられたりすると「じゃらい、じゃらいのー」といった。なんとなく面白くない等の意味として使った。しかし最近では聞いたことが無い。尾道のごく限られた場所でだけ通用したのか?
NHKの朝ドラ「あまちゃん」で「じぇ・じぇじぇ・じぇじぇじぇ」と言う方言が人気をはくしている。
広島県では「・・・じゃけの」等が知れ渡っている。
日本中には本当に多くの方言があり、その地方・地方の文化を形成していると思う。
私は茨城県や北海道に住んでいたが、茨城の日立市に住んでいた時、地元の人が「そっちの道はこわい」と言う。何か恐ろしいものでも出てくるのかと思ったが、実はそっちの道を行くと「しんどい、難儀する」と言う意味だと後で知った。
北海道の場合は日本中の人々がやってきて開拓したせいか、一種独特の言葉やアクセントがあるように思った。

前置きが長くなったが、どなたか「おしのっている」という言葉について方言なのか、何かの言葉がなまってそうなったのか、漢字交じりで書くとどうなるのか、教えていただければ幸いである。
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2013年07月28日
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「健康寿命の延伸に寄与する歯科医療」講演会を聴いて |
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| 先日、日本歯科総合研究機構、主任研究員 恒石美登里先生の「健康寿命の延伸に寄与する歯科医療〜最新のEBMをもとにして〜」と題する講演を聴いた。

日本は超高齢化社会であり、先日、平均寿命が厚労省より発表され、それによると女性が86.41才で世界1位、男性が79.94歳で5位と3年振りに順位を回復したと報道された。
ところが、平均寿命が延びる中、自立して生活できる健康寿命は伸び悩んでいる。
平均寿命と健康寿命の差は、男性で9.2年、女性で12.8年あると言われている。
最近よく言われるPPK(ピンピンコロリ)は平均寿命と健康寿命の差が少ない場合である。一方、NNK(寝んねんコロリ)は長期の要介護状態で病院や介護施設で寿命を長らえる事になる。この違い、意味することをしっかり考える必要がある。
そして恒石先生の講演ではエビデンス(科学的根拠)に基づいた数多くのデーターが示され、これらの研究データーから、歯科的アプローチとしての健康寿命の延伸が見えてきた。
簡単に一部を照会すると
@ 機能歯数(咀嚼等に役に立っている歯)および義歯使用が生存期間に与える影響
10本以上ある人は10本未満の人より生存期間の延長が認められた。
機能歯数10本未満の人で義歯装着者は未装着者より生存年数長い
A 歯数・義歯使用と認知症発症の関係
歯がほとんどなく、義歯を使っていない人は20歯以上歯がある人に比べ認知症発症 リスクが1.9倍高い。
認知症発症にはビタミン等の栄養不足、慢性炎症の関与が指摘され、歯がほとんど なく、義歯を使わないと生野菜などを避け、ビタミン不足に陥る。歯を失う過程で歯周炎 (慢性炎症)が脳に影響している。また義歯を使わず咀嚼しないことで、脳への刺激が 少なくなる。
B 歯数・義歯使用と転倒との関係
歯がほとんどなく義歯を使っていない人は、20歯以上ある人に比べ転倒するリスクが 2.5倍高い。
C 歯数と医科医療費
自分の歯が20本以上ある人に比べ、0〜4本の人は、医科医療費が1.4〜1.6倍であ る。
どの地域でも、経年的に実施しても同様な結果が得られた。

いかに多くの歯を残すようにするかが我々の使命となる。人間にとっての一番の幸せはほとんどの人が「お金」より「健康」と考えている。
このことを裏付ける様なデーターが雑誌「プレジデント」2012年11.12号」に載っていた。シニア世代に(55歳〜74歳)に対し、健康に関して何を後悔するかのアンケート調査をしたところ、「歯科の定期検診をうけておけばよかった」という回答が、男性ではトップ、女性でも4位であったという記事が掲載されている。
多くの方は定期健診の重要性は頭の中の概念として理解はしているが中々実践できないところに問題があるのかもしれない。定期健診を国民に定着させ、80歳で20本の歯を残している人の割合を増やすことが健康寿命の延伸につながるものとこの講演を聴いて改めて理解した。患者様にもこのことを伝えていきたいと思う。 | | | |
2013年07月27日
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初めて選挙カーに同乗 |
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2013年07月15日
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真夜中の恐怖 |
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2013年07月07日
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