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大先生(元院長)のブログ

マレーシアA子の来日とTPP

 先日マレーシアのA子がやって来た。彼女は2003年3月から2004年2月まで我が家にホームステイをし、尾道東高校に通った。その後マレーシアのイギリス系の大学で法律を学び主席で卒業、日本国国費留学生として1年間大阪市立大学の修士課程に身を置いた。マレーシア、シンガポール両方の弁護士資格も取ったようだ。今回は5回目の来日である。
現在はマレーシア法務省に勤めるキャリアで、有給休暇を取って日本来た。
A子の従姉妹の従兄弟であるシンガポールのS君と一緒に来た。彼も我が家に来るのは3回目である。
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 彼はシンガポールで銀行に勤めるビジネスマンだが、実家が大きな企業を経営しているので将来その企業の社長になるのかもしれない。そのために銀行で経営を学んでいるのであろう。ただ仕事は銀行で為替のトレード関係をやっているために気を使うので白髪が出来たとぼやいていた。
 A子は現在マレーシアとヨーロッパ、オーストラリア、米国との間のFTA交渉の条約文章作成などに係わっているとか。ところで日本でも現在、TPPに参加するための話し合いのテーブルに政府はついたので、A子に日本のTPP参加の是非について率直な意見を聞いてみた。彼女が起案している条文などからすると、結局は米国が有利なような条文になってきて、日本が食い物にされる恐れがあるとの事。
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 またTPPでは医療の分野も交渉対象になっている。歯科医療を営んでいる我々や、国民にとって日本の皆保険制度は何時でも何処でも医療が安い負担で受けられ素晴らしい制度である。ところがTPPに参加すると、国家が関与するものは、自由競争を阻むものとみなされ、皆保険制度が壊される恐れがある。そうなると一番国民が困ることになり、歯科医師会や医師会では大反対をしている。
そういえば昨年韓国と米国がFTA協定を結んだが、結果的に韓国が大苦戦をしいられていると言うニュースが流れていたのを思い出す。
医療について例外規定が認められればよいが、欧米諸国がかって白人以外が住む地域で取ってきた植民地時代の政策を思い起こせばそのようなことはありえそうに無く、根こそぎもぎ取られてしまう可能性がある。ある意味TPPは欧米諸国にとって現代の植民地政策なのかもしれない。
 日本国に住んでいる我々はある意味「釜中の魚」なので、銀行員のS君に海外から見た日本について経済的にどのように映るのか聴いてみた。
「勝手の勢いは無く、余りいい状態では無い」らしい。やはりなと思う。
3日程の滞在であった。その後彼らは東京でウイークリーマンションを借りて、1週間ほどショッピングと観光をして帰るとのことであった。
 二人が結婚でもしてくれると、マレーシアかシンガポールでの式に出かけようと思う。お陰で懐かしく楽しい日を過ごさせてもらった。

2012年04月08日

長男一家、沖縄に移住

 この季節は卒業、入学、就職と別れと出会いの季節である。私のところでは、長男一家が沖縄に移住した。長男の嫁が沖縄出身で、また一番上の孫娘がこの4月から小学校に入学ということでそれを期に沖縄に引越しをしたのだ。
 長男は7年3ヶ月私のところで修行かたがた一緒に仕事をした。今度は沖縄で開業し、独り立ちをする。
開業時期や、場所の選定はまだ決めてなく、リサーチをしてからとの事。
私は長男にかなり厳しく色々と教え込んだので歯科医師の腕としてはかなりなものになったと考えている。激戦区の沖縄でも十分に通用すると思っている。
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 ところで私としても長男に出て行かれるとは思いもよらなかったことであるが、娘の場合なら結婚したときに覚悟が出来ていたのであろう。
何となく養子に出した気がする。
 長男には出て行くにあたって、将来私ども夫婦が死んだ後、わずかばかりの遺産で兄弟二人が争わないように、さいだ歯科医院の建物や土地などについては相続を放棄してもらう覚書も交わした。
その際、家内は長男の嫁に、息子は返品不能だと言い渡した。これで長男夫婦も帰るところが無くなり、自助努力をせざるを得ないと覚悟して旅立てたと思う。
 それにしても私ども夫婦にとって何よりも孫娘3人に会えなくなるのが寂しい感じがする。
今までは毎週のようにやって来て笑顔や言葉を発して我々を喜ばせてくれていたのに、せいぜい夏休みなどにしか会えそうに無い。
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 家内の思いは私以上ではなかったのかと想像する。そのせいか引越し前に家内は思い残しが無いほど色々サービスをしてやっていた。今は少し気が抜けた表情をしている。
 ところで現在、世の中には便利なシステムがある。フェイスタイム(テレビ電話・ビデオチャット)を利用すると遠く離れていてもオンラインで、姿や、声も聞けるという。しかも無線LANのWi-Fiの使用料だけで通話料は掛からないらしい。これなら沖縄に行った孫娘を毎日見ることが出来そうだ。早速iPadを買うことにした。
 沖縄は沖縄として、これからは次男の孫娘が側にいてくれるので、我々を慰めてくれるのであろう。
 長男一家が元気でやってくれることを願うだけである。

2012年03月27日

若者の雇用離れ

 今日、3月20日の日本経済新聞の1ページ目に「大学・専門学校進学者安定就業5割未満 高校では3割程度 内閣府試算 政府、6月メド支援策」という記事見出しがあった。また関連記事として5面には「安定就業5割未満 若年層、雇用ミスマッチ 根強い大企業志向」という見出しがある。
調査は2010年3月に大学や高校などを卒業した年次の学生が対象で中途退学して先に社会に出た人も含まれている。
少子高齢化という時代の流れにあってこの見出しに少なからずショックを受けた。
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 内容を見ると2010年春に大学・専門学校を卒業した約85万人のうち、すぐに就職した人は56万9000人。ただ近年の若年層の離職率の傾向から就職した人の内、19万9000人が3年以内に離職する公算が大きいと分析している。
 そして卒業時に就職しなかった人や、アルバイトなど一時的な仕事に就いた人は14万人。中途退学などをした6万7000人も含めると安定的な仕事に就かなかった人は全体の52% 40万6000人に上り、2人に1人は大学卒業や安定就業に至ってないとのこと。
さらに高校から社会に出た人は一段と厳しく大学などに進学しなかった35万人のうち、68%にあたる23万9000人が安定的な仕事に就かなかった。この内10万7000人が未就職もしくは一時的な仕事に就いた。また35万人の内約2割にあたる7万5000人は就職していても3年以内にやめる可能性がある。
 今年(2012年春)卒業する大学生の就職内定率は80.5%で過去3番目の低さとなっている。民間調査会社によると今春の大学卒者に対する求人倍率は大企業が0.65倍で中小企業が3.35倍であるが多くが大企業希望との事。
また現在の日本における失業率は4.9%であるが、15〜24歳では9.5%とすべての世代を通じて最高になっている。一方1年以上職が見つからない長期失業者は1990年には55歳以上の占める割合が35.7%で最も高かったが、2010年には25〜34歳の年齢層が26.2%と全世代で最も高くなっている。
 さらにバブル崩壊に伴う就職氷河期といわれた1993年以降に学校を卒業した35〜44歳のフリーターは2011年平均で約50万人と過去最高になった。定職に就けないまま年齢が上がっていく状態が続いていると報じていた。
 これらの記事から色々のことが見えてくる。働きたくても働く場所が無いというが、しかし、中小企業に目を向ければ全員が就職できるだけのキャパはあるようだ。
私のところでは現在歯科衛生士が4名働いているが、患者さんへのサービス向上を図ろうとして、もう1人雇用したいとハローワークに1年以上も出し続けるが全く反応が無い。そして歯科衛生士専門学校に求人票をここ2年間出し続けているが応募が無い。
日本には歯科衛生士の免許を持つ人は22万人以上いるが、就業しているのは9万人程度で後の13万人は就業していない。もったいないことである。
 働かない理由は色々有ると思うが、例えば私が育った時代と違って親の世代がある程度経済力があり、子どもが働きたくないといえばそれを容認して親が養うという実態もあるようだ。
 また石の上にも3年という言葉があるが新聞記事から計算すると大学卒業者と高校卒業者の内27万人以上が3年以内に離職する。辛抱できない若者が多いい感じがする。もっとも私も7年で会社を辞めたので大きなことは言えないが、一度離職すると長期離職者になりかねない恐れがある。
 さらに企業の経営環境が厳しくなれば賃金の安い外国に進出し産業の空洞化が追い討ちを掛け、国内での就職がいっそう難しくなってくる。
このように若年労働力が少なくなれば社会保障の充実は絵に描いたもちになる。そこで政府はパートの人たちからも厚生年金原資を得るために加入者を増やそうと法律案まで作っている。これは恐らく「いたち」ごっこかもしれない。長引けば長引くほど荒んだ世の中になりそうで心配である。政府がどのような手を打つのか見ものである。

2012年03月20日

老人に後一歩

 あと2週間で65歳、前期高齢者になる。いよいよ老人の仲間入りである。同級生の家内は数日前に一足早く仲間になった。
老人になると何が変わるかといえば、一番は年金がもらえることである。ニュースなどで年金のことなどが最近良く報道されており、今の若い世代は将来年金がもらえなくなるといわれている。しかし私は何とか間に合った口かもしれない。平均寿命からいけば、79歳までに14年間ある。大雑把に計算した所、もらう金額から自分が掛けた金額を差し引くと、およそ5年分くらいを若い人に援助してもらう計算になる。申し訳ないことである。
そして介護保険の1号被保険者になり、ひとたび何かがあれば、介護保険のお世話になれることである。その他は何も変わらないようである。
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 ところで日本歯科医師会雑誌の2011年9月号に「老年学の立場から歯科医療の近未来を提言する」と題して桜美林大学の長田久雄教授が一文を書いておられる。
その中で『人の成熟は20歳前後でその後は衰退期になるとされているが、実は精神的成熟は死ぬまで発展していく。さらに我々は中年以降、最近物忘れをするようになったとか、物覚えが悪くなったことを自覚体験するが、それは自分の体験や覚えたことを保存しておくと想定されている長期記憶の貯蔵庫から、自分が思い出そうとする情報を検索して探し出す仕組みに問題があり、その時思い出せなくても、何かの拍子にふと思い出すことがある。すなわち、貯蔵されている情報そのものが失われたのではなく、必要な情報を探し出すことが容易でなくなったと考えられる。』と書いておられた。
高齢者というイメージはすべてが老いさらばえていくというイメージであって情けない気がしていたが希望が見出される。
これなら常に何かを考えながら行動する習慣をつけておけば記憶を素早く引っ張り出せるし、これから研鑽を積めば、心理的、精神的側面では私個人を高みの淵に持ち上げていき聖人君子になれるかも知れない。目標設定が出来そうである。
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 ところで高齢者が幸福に老いることは、高齢社会の最大の目標の一つと考えられているが、よりよい老いとは、「老年学」においてはサクセスフル・エイジングという概念で示されるのだそうだ。
その概念を集約すれば
@ 一定以上の長寿であり、
A 自分の望む行動を自分自身で選択し実行でき、
B 社会的に良好な関係と自分に適した社会活動とを保ちつつ、
C それを可能とする心身の健康と認知的能力を維持し、
D 幸福感や満足感をもって生活している状態
としている。
サクセスフル・エイジングとは、加齢の過程を想定した概念であるが、高齢者という特定の年齢の人や老年期という特定の人生の時期を想定した場合にも当てはまると考えられる。
このことを常に意識しながら、老害とならないように活き活きと楽しく、最後にいい人生だったと思えるように生きていきたいものである。

2012年03月11日

食育推進会議に参加して

 先日「平成23年度尾道市食育推進会議」へ歯科医師会を代表して出席をした。
これは平成17年に成立した「食育基本法」にもと付いて、「食育の推進に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため」に平成18年3月、国において最初の計画がなされ尾道市もそれに倣って平成21年度から種々の取り組みを行っている。
食育の重点目標に次の五つを掲げている。
 @食事(生活)のリズムを身に付ける
 A食事を味わって食べる
 B一緒に食べたい人がいる
 C食の成り立ちを知り、感謝の心を育み、ふるさと尾道を好きになる
 D食生活や健康に関心のある子どもになる
そして「授乳期・離乳期」から始まり、「幼児期」、「学童期以降」、「子供を取り巻く大人への取り組み」と分けそれぞれの発達段階に応じて取り組んでいる。
 例えば、学童期以降で @の食事のリズムを身につけるでは、
「早寝・早起き・朝ごはんの習慣を付けることを獲得したい食べる力」としている。
その中で特に「朝食を毎日食べる児童生徒の割合を増やす」を目標とし、100%を目指している。これは最近特に朝食を食べない児童や生徒がいることが、学校現場で問題とされている。
 尾道市の場合 平成21年度(初年度)小学1年生では94.6%、小学6年生で95%、中学2年生では87.2%が達成できていた。しかしそれ以降の小学1年生のデーターは欠如していたが、平成22年度では小学6年生が85%、平成23年度(11月末までのデーター)では87.8%であった。一方中学2年生は平成22年度で81%、平成23年度(11月までのデーター)では69.3%で、あった。
少し気になるデーターである。
 また平成の大合併で尾道市は南北に長い市となり、山の産品から沿岸部の海産物まで広い食材が有り、中には全国的にも有名なもの、広島県一の生産量を誇るものなど、食育を行うのには絶好の町である。
伝統料理や、郷土料理を知っている児童・生徒の割合も増加し、学校給食における尾道産の食材の使用%も増加してきている。
 幼稚園・保育所では菜園活動や、農業体験学習、クッキングなどを行っており、当日その時のスナップ写真などがスライドで紹介された。このようなことから徐々に郷土愛が育まれてくるのであろう。また「いただきます」「ごちそうさま」を言う幼児の割合を増やすではかなり100%に近づいてきている。成果が上がっていると思われる。
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 ところで日本の農業では、いつも食料自給率が40%前後(カロリーベース)といわれており、危機的状態だと報じられている。しかしこれは、家庭での残食、レストランでの食べ残し、コンビニエンスストアーでの売れなかった弁当などの廃棄したものすべてを含んでおり、日本の食糧の7割5800万トンは外国から輸入し、その3分の1(1980万トン)を捨てている。
特に家庭から年間1000万トン以上を残飯として捨てている。これは途上国の5000万人分の年間食料に当たる。この残飯廃棄をやめない限り、近い将来必ず食糧危機が起こる可能性がる。この残飯廃棄をやめれば日本の食料自給率は60%程度となり、国際的に見ても食料自給率はかなり高い水準になる。
 そこで給食における残食の問題が気になり学校における残食の問題を質問したところ「データーは無いが給食センターからの報告では徐々に減ってきている」との回答を得た。食育が少しづつではあるが良い方向に向かっていて喜ばしいことである。
これからもさらなる食育を進めていただきたいと思う。

2012年03月05日

今月観た映画3本

 先日2月11日、たまたま連休で少し時間が取れたという理由だけで建国記念日に映画を観に行く。1本目が「はやぶさ 遥かなる帰還」でもう1本が「日本列島 いきものたちの物語」であった。
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 はやぶさに関する映画は以前にも観ていたが、役者が代わり、ストーリーも少し代わっていたせいか、新鮮に見えた。また来月10日には新たな「はやぶさ」の映画「おかえり、はやぶさ」が3Dで公開されるとか。それにしても一つの題材で映画が3本も作られるとは「はやぶさ」という探査機の素晴らしさ、科学者達の懸命な努力と、技術力の高さ、さらに最後まで諦めない精神力や決断力が素晴らしく、見ていて胸が熱くなる。日本人としての失いかけた誇りを回復させてくれる映画である。
そして最後に燃え尽きて使命を全うする「はやぶさ」の姿をニュース画面で見たが、あの映像は多くの人を感動させたと思う。「日本という国」、「日本人」をこの「はやぶさ」が象徴していた。
 また映画「日本列島」では確かに厳しい環境の中で生き抜いていく動物達の姿にも感動したが、それよりも映像として映し出される景色、自然が織り成す色合い、日本は本当に美しい国だと改めて知る。
映画「はやぶさ」の中のカプセル回収シーンはオーストラリアの砂漠、一面赤茶けた大地。それに比べ、四季折々に変化していく日本の風景、この中ではぐくまれた日本の伝統、日本人の気質、そんなことを想いながら、映画が鑑賞できた。たまたま建国記念日に観たのであるが、計らずも日本という国を意識させてくれる2本の映画であった。
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 つい先日「ドラゴン・タトゥーの女」という映画を観た。ミステリー映画、サスペンス映画のカテゴリーに入るのだろうが、映画のストーリー展開、テンポなどが凄く洗練され、切れ味が良く最後まで映画の中に引き込まれてしまった。
『雑誌「ミレニアム」の敏腕ジャーナリストで現在名誉毀損事件で敗訴になって休職中のミカエルにスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長から依頼が舞い込む。40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明である。中々手がかりが掴めない時、アウトローで天才ハッカーのリスベットを紹介される。彼女の肩口から背中にかけて、龍の刺青が描かれており、この映画の題名「ドラゴン・タトゥーの女」である。コンピューターに忍び込んでは相手方の情報を抜き取る天才的な資料収集能力を持っている。二人が組むことで迷宮入りの事件が突き止められていく・・・・・』
一部成人映画の場面がありR15+の規制が掛かっているが、今までに無い感覚で鑑賞出来た。

2012年02月24日

新刊本「略奪大国」を読んで

 先日、日本経済新聞に「略奪大国」という本の広告が出ていた。著者はジェームス・スキナーである。彼は成功哲学セミナーを開催したり、「成功の9ステップ」等の著書を現している。最近は日曜日の午後に放映される「たかじんのそこまで言って委員会」、「ビートたけしのTVタックル」などにも出演しており、私の中では予備知識のある人だ。
 日経新聞の広告には「増税、国債乱発を推し進める政府と役人」、「国民の貯金を略奪する銀行」・・・・など、日本を愛するアメリカ人だから書けた真実
さらに「あなたの貯金が盗まれている!」、たちまち14万部等の文字が躍っていた。
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 最近の国会中継などを観ていても消費税増税の話などで、なんとなくこの国が行き詰まっている気がしていた。さらにギリシャが債務不履行に陥るかもしれない等の報道がなされ、ギリシャ危機が叫ばれヨーロッパの金融不安が新聞紙面を賑わしている。ところが日本の国債発行高の対GDP費では日本はギリシャよりもおよそ2倍も悪く世界で最悪と報道されたりしている。そこで急いでこの本を取り寄せ、一気に読んだ。
経済の仕組み、社会保障の問題点やからくりが理解できた。
内容は読んでいただかなくてはならないが、項目の一部を挙げると
・日本人の貯金が盗まれている
・政府はお金を持っていない
・年金と医療費40%カット
・ 国債はネズミ講(あなたが国債を持っていなくても銀行がたくさん持っている、銀行に預けた金は預金者に内緒で国債に化けている。銀行に現金は無い)
・ 農家が泥棒
・日本では実質上59%の消費税を払わされている?
・ 政府は何も打つ手がない
・ 日本は資本主義国ではなく社会主義国である。
・公務員の賃金をGDPに連動させる
・日本は破綻まであと4年しかない
・ 2015年日本の全銀行閉鎖、経済停止
・ 日本の政府は、すでに国際通貨基金(IMF)とデフォルトの時期について相談している
など衝撃の内容であった。
 書いてあることが真実かどうかは分からないが、先週2日付の朝日新聞は、「銀行最大手の三菱東京UFJ銀行が日本国債の価格急落(暴落)に備えた『危機管理計画』を初めて作ったことがわかった」と報じました。
これはある意味この本に書いてあることが実際に起こるかもしれないことを銀行が認めたことだとも思える。
 最近個人が資産を海外の銀行に移すマネーフライトと呼ばれる行動が起きていることも報道されるようになっている。
 日本の国には「魔法の壷」など無いのに、あれも・これもして欲しいとおねだりする国民の側にも問題があると思われ、やはり人は自助努力をしなくてはならないと思えた。
 この本はある人にとっては耳障りであったり、ある人に取っては目からうろこかもしれない。
出来れば読まれて見てはいかがでしょうか?

2012年02月12日

映画「エンディングノート」を観て

 先日映画「エンディングノート」を観に行った。昨年10月に封切られた映画で有るが、ある知り合いの先生から良かったというお話を聞いて、それなら観に行こうと思って出かけた。
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 映画は砂田知昭さんという69歳の元サラリーマンが40年間の会社人生を終え67歳で定年退職をし、これから第二の人生を歩み始めた矢先、毎年欠かさず受けていた健康診断で胃がんが見つかり、しかも4段階で最も重い「ステージ4」まで進行していた。
物語はそこから始まる。この映画の監督は砂田知昭さんの二女砂田麻美氏(33歳)で、ガンが見つかって半年間、2009年12月29日まで、死にいく自分の父親をカメラを通し追っていく。
 主人公とあえて言わせてもらうが、砂田知昭氏は熱血営業マンとして高度成長期に「会社命・段取り命」の完全な会社人間であった。そこでガン宣告をされた後、自らの「死の段取り」をするためにエンディングノートというマニュアルを作成し、エンディングノートを実行しながら死へ向かう準備をすすめていく。
 彼が言うには『「エンディングノート」とは簡単に申しますと遺書なのですが、
遺書よりはフランクで公的な効力を持たない家族への覚書のようなものです。自分の人生をきちんとデッサンしておかないと残された家族は困るでしょうから。』・・・・・オフィシャルサイトより引用
 映画は10章からなり最初が神父を尋ねる場面から入っていく。
これは、葬式費用がリーズナブルという理由でお葬式を教会でしたいと思い、仏教徒である彼が神父に相談するため教会を訪ねる。また孫達と気合を入れて遊ぶことを決意し、ごく普通のお爺さんとしての孫達との暖かい交流があり、かって食べたものの中で、忘れられないと言うアワビのステーキを食べるために伊勢に家族で旅行しに行く。この旅行には最後の親孝行のつもりであろうが90歳を超えた母親までも連れて行く。
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 式場の下見を行い、さらにこのノートには訃報を伝えるべき人や、文言、葬儀の段取りなど詳しく書いてあり、いざと言う時、直ぐに長男に引き継げるようにしてある。
そしてガンが発見されて半年余りが過ぎ、病院の担当医は抗がん剤の効き目が無く、肝臓のほとんどががん細胞に犯されていることを妻と娘に告げる。
 アメリカから長男夫婦が急遽帰ってきて孫達に囲まれたクリスマスイブの翌日病院に入院し、砂田氏自身は死を意識しながら、かっては離婚の危機まであった夫婦ではあるが、初めて奥様に「愛している」と告白、岐阜に住む母親にも携帯で別れを告げ、5日後に息を引き取った。奥様に初めて『ありがとう』を言い、奥様が『私も一緒に行きたい』と返事をするシーンでは観ていて涙が出てきた。感動の場面であった。
 この映画は死を見つめて生きるという重いテーマを描いているが、本人の持ち前の明るさと、次女である監督の感性がうまくマッチしていて、陰鬱さの無い、むしろエンタテイメント的な感じさえ持てた。
 私も来月には65歳である。そのせいか、このごろ年金の案内やら、介護保険の1号被保険者の案内やらと老人に向かって姦しい。まだまだ現役で頑張れると思っているが、少しづつでもエンディングノートの作成が必要になってきたのかもしれない。
 掲載写真は朝日新聞エンタメ欄より

2012年02月05日

駅伝観戦

 先日、1月22日に広島で「全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」があった。今まで駅伝やマラソンの実際の観戦はほとんど無く、僅かな記憶として昔、小学校の1~3年生の頃、当時福山から広島までの中国駅伝があったが、三原に住んでいたころ、家の前を通過するので見た記憶が有る。
 後はもっぱらTV観戦で楽しんでいる。ところがこの度、たまたま21日は会務で広島に出張中であった。時折TV中継でどこを走っているか確認しそろそろ来るなと思う頃、会務を一時中断して通りに出た。鯉城通りから中広通りに曲がった付近で観戦。最終区7区13キロの内の10キロ付近である。
 沿道にはかなりの人たちが来ていた。小旗は配られなかったが、代わりに7区を走る選手の名前とユニホームの絵が印刷された紙を、中国新聞の人が配ってくれた。
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 まず白バイが1台やってきて、その後パトカーが道路の確認をしながら通り過ぎた。空にはTV中継のヘリコプターと思われるヘリコプターがホバリングをしながら空中に止まっている。その後暫くして選手がまもなくやってくると言う広報車が来て、その後又パトカー、TV中継の車が来てやっと白バイ2台に先導されたトップランナーがやって来た。
 応援に出かける前は愛知が1番だったのだが私の前を通過したのは兵庫だった。名簿を見ると竹澤健介と書いてあった。それにしてもランナーのスピードが凄く早い。
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 デジタルカメラのバカチョンカメラだとシャッターを切って、次又写すのに少し時間が掛かる。そのため2回目を写すチャンスがなくなって、シャッターを押すともうそこには選手が居ない。
 地元広島、かって住んでいた北海道、そして今回一番注目されている福島の選手などを見て頑張れと声掛けをした。所々ランナーの脇をTV中継するオートバイまで伴走していて賑やかである。
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 46位新潟に続き、47位鳥取が来てその後白バイが伴走してきて終わった。ところが帰ってTVを観ると鳥取が頑張って新潟を追い越し46位になっていた。
 ところで駅伝やマラソンは「ただ走っている」のを見るだけなのに何故か惹かれて最後までTV観戦をしてしまう。その理由が良くわからない。しかし実際に応援に出かけるとよりリアルで一体感が持てる気がした。多分TVなどで観戦する時、自分が選手になった気がしているのかもしれない。

2012年01月26日

最近観た映画

 年末から昨日までに4本の映画を観た。まず年末に「源氏物語」を観たが、高校時代の古文の授業で「桐壺の巻」の最初のさわりだけを習った私としては、展開される話に全く付いていけず、日本の映画でありながら外国映画を観ている感じがした。
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 家内はこの何年か源氏物語同好会のようなもので最初から少しずつ読んで行っているのでかなり理解できたと言っていた。しかもこの映画にホームステイしているオーストラリアのS娘を連れて行ったが、彼女にとって内容はさっぱりだった様だ。ただ昔の日本の着物姿などは良かったらしい。
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 次ぎに「ミッション:インポッシブル」を観た。話の展開が面白くてはらはらドッキリしながら観た。見応えがあって面白かった。先日広島刑務所から脱獄した受刑者がいたが、民家に入って衣服やスキー帽を盗んで逃走を図ったようだが、ミッション:インポシブルのトムクルーズのようには行かなかったようで、54時間で逮捕された。映画と現実はやはり違うなと思った。
 続いて14日に封切られた「ロボジー」。この映画は笑えて面白かった。
公式サイトのストーリーから引用させていただくと、『家電メーカー、木村電器の窓際社員、小林・太田・長井の3人組は、ワンマン社長から流行の二足歩行ロボットの開発を命じられていた。近く行われるロボット博での企業広告が目的だ。しかし、ロボット博まであと1週間というところで、制作途中のロボット“ニュー潮風”が木っ端微塵に大破!窮地に追い込まれた3人は、ロボットの中に人間を入れて誤魔化す計画を立てる。ロボットの外装にぴったり収まる人間を探すため、架空のオーディションが開かれ、仕事をリタイアして久しい独り暮らしの老人・鈴木重光(73歳)が選ばれる。
しかし、この鈴木がとんでもないジジイで…。さらには、“ニュー潮風”に恋をしたロボットオタクの女子学生・葉子も巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり出す―。 』とある。
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 鈴木重光を演じるのはミッキーカーチスで実に頑固な老人役を演じており、観ながらこのような老人に成ってはなら無いなと自戒した。
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 4本目が「マイウエイ・・12000キロの真実」韓国映画である。カン・ジェギョ監督がアメリカ国立公文書館に保管されていた、連合軍に捉えられたドイツ軍捕虜の中にいた東洋人を写した1枚の写真を手にしたことから生み出された物語である。その彼が語ったのは、日本、ソ連、ドイツの3つの軍服を着て戦いながら、国境を越えてフランスのノルマンディーにたどり着いたという信じがたいエピソードだった。この実話を基にした映画であるとパンフレットに書かれていた。
予告編を観たときに何とか観たいと思っていた映画である。家内を誘ったところ、戦争映画はどうもと言っていたがついて来た。しかし観終わった後でなかなか良い映画だったと感想を漏らした。ただウイークデーのレイトショウということもあったが、公開5日目なのにエーガル8の一番大きな劇場に観客6名にはすこし驚いた。
 映画は韓国映画であるために、ある程度日本軍の極悪非道ぶりや、朝鮮人差別といった恥部が大きくさらけ出されていたが致し方ないであろう。
ただこの映画は1993年の小林源文作、日本漫画「ハッピータイガー」のぱくりだというネット上の書き込みもあるが、私はこのマンガを読んでないので確認は出来ていない。
しかし大作であることには間違いないと思った。

2012年01月19日

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