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大先生(元院長)のブログ

国民皆歯科健診について

 今年は6月4日から10日までが歯と口の健康習慣であった。例年この時に合わせて尾道市歯科医師会は尾道市と共同で就学前児童と保護者を対象に「歯っぴーフェスティバル」を開催し、無料歯科健診や、各種イベントを行い啓発活動を実施している。ところが一昨年・昨年・今年と連続してコロナ禍のため中止せざるを得ない事態に追い込まれ、我々歯科医師会として意気消沈していた。
 ところがこの6月7日に政府が「経済財政運営と改革の基本方針2022」いわゆる「骨太の方針」を閣議決定した。なんとその中に永年私たちの夢であった「国民皆歯科健診」の検討が明記された。具体的には基本方針第4章中長期の経済財政運営の第2項持続可能な社会保障制度構築の中で下記のように記載された。
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 これは画期的なことである。歯科医師会は永年口腔疾患と体の中の様々な病気との関連を指摘してきた。またオーラルフレイルと寝たきりの関係など全身との関係についてことあるごとに発信してきた。そして歯科医師で国会議員の先生方を中心にこのことに興味を持たれた国会議員の先生方を巻き込んで国会内に「国民皆歯科健診実現議連」立ち上がり検討されてきて事が誘因であろう。
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 私たち尾道歯科医師会は30年以上前から「マイナス0歳からの8020」を掲げて活動をしてきた。尾道市における歯科健診の歴史を振り返ると、まずマイナス0歳に当たる健診としては妊婦健診を実施出来るようになった。政府の方は1.6才児・3歳児歯科健診を義務づけている。その後は幼稚園・保育所での健診、そして小学校に上がる前の就学前健診がある。その後学校に上がれば高校3年生までは自動的に歯科健診が受けられる。しかし高校卒業後はほとんどその機会が無く、社会人になると年1回の医科の健診を受けることが義務化されているが歯科健診は入っていない。そんな中、健康増進法が施行され40歳・50歳・60歳・70歳の節目健診を行うようになった。しかしこれでは10年間も健診から遠のいてしまうので何とか間隔を縮めたいと思い私が会長の時代に尾道市歯科医師会と尾道市が協議を重ねて7年前から30歳から5年刻みで健診を行うようになった。なお75歳を超えると広島県が後期高齢者のために1回だけ歯科健診をするように案内が来る。
これでも5年間の間が開いてしまう。私の医院でも5年ぶりに来院という患者様は結構いらっしゃるが、口腔内もかなり重傷化している場合があり、この様なケースを見る度にもう少し早くおいでになれば何とか歯を残すことが出来たのにと思う事は多々ある。
 この度の「国民皆歯科健診」は画期的なものであり新聞にも記事が掲載されていた。
中国新聞では5月31日に報道があり、産経新聞では閣議決定の前の日の6月6日に報道された。
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また昨日(6月9日)の産経新聞の記事によれば日本歯科医師会の堀会長が実施には3〜5年は掛かるだろうとコメントされている。
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歯科健診の実現に注力してきた私としてはこの度のことは嬉しくて仕方がない。出来るだけ速やかに実施されればと願うものである。

2022年06月11日

玉ねぎ収穫

 先日、昨秋(9月20日)に種まきをした玉ねぎを収穫した。毎年、玉ねぎは種から植えることにしている。農作業覚え書き見ながら振り返って見ると、種はスーパーマーケットのコスモスで「おいしい玉ねぎ まどか (中生)」を購入。袋の裏に種まきなどの詳細が書いてありそれに従う。
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 まず玉ねぎの種を苗床にまき湿った新聞紙で種の上を覆い10日ほど過ごす、途中水やりは欠かさなかった。その後新聞紙の覆いを外し、液肥(万田酵素)と粒状の有機肥料(有機189)を与え育苗した。
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 そして10月30日にマルチの畝をつくり、11月3日にその苗を植え付けた。12月2日の時点で4本ほど枯れてしまい、予備に残していた苗をそこに植えた。そして途中2月に草を取ったりして5月9日に液肥をやり5月21日に収穫した。
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 昨年は丁度この時期ワクチン2回目を打ち終わっていたにもかかわらずPCR検査の結果コロナに感染しているということで5月21日から1週間JA尾道総合病院に入院していた。幸いにも症状はまったく無かったが、入院中に雨が降った。退院した翌日に収穫をしたがかなりの数が腐りかけていた。玉ねぎの収穫は雨との戦いとなる。私はまだ歯科医師としてフルタイムで働いているので農作業は日曜、休日にしか出来ない。全く天気を考慮出来ない。
今年は1個が完全に腐って2個が根の近くが少し腐りかけていたが十分食べられる程度であった。同じ種、同じ畝なのに玉ねぎの大きさに差が出る。小さいのもいくつかあったが概ね成功であったと思う。
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 ところで収穫した玉ねぎの中に双子の玉ねぎが4個有ったこれらは根が同じなのに途中で分岐して2個玉になっている。人間の場合は精子2個が一つの卵に入れば一卵性双生児であり、精子2個が2つの卵に入れば2卵生双生児である。しかしこの玉ねぎの場合苗を植えたときには全くもってその様な気配は無かったのに大きくなる課程で分裂したのだろうか?一体どんなメカニズムが働いたのか不思議で面白いこともあるものだ。
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 従業員やご近所さん等にお裾分けをしたが、今年は産地での不作により玉ねぎの値段が高く今日(5月25日)のNHKのニュースでは平年の2.21倍になっているとかで従業員さんに喜ばれた。
 最近、滅多に畑に顔を出さない家内が昼前に畑にやってきて一緒にトマトやキュウリの支柱立てや脇芽欠きをした。
これという趣味のない私にとって家庭菜園で季節を感じ、風を感じ、植物のにおい嗅ぎ、鳥の声を聞きながらいろいろの野菜を作り、収穫するのは本当に至福で楽しいものである。
 いま畑ではジャガイモの茎が倒れかけ下の葉が少し枯れてきたので6月梅雨前に収穫を予定している。楽しみである。

2022年05月26日

スイス政府編「民間防衛」を読んで

 2月24日にロシアがウクライナに侵攻した。連日両国の戦闘の様子がTVで放映され新聞紙上もそのニュースで溢れている。ロシアがウクライナに侵攻したことは決して許されることではないがそれ相応の事情があったのかもしれない。この状態を見ながら日本でもこのようなことが起きることは十分予想される。ウクライナの悲劇は対岸の火災ではなく、明日の台湾、明日の日本が待ち受ける悲劇であるにも関わらず、多くの日本人は対岸の火事視している。まずロシアに関しては日本との国境は高々3.5qつまり私の診療室から新尾道駅までの距離しかない。また中華人民共和国は尖閣諸島を核心的利益であり中国の領土だと言い続けて領海侵犯を繰り返している。さらに北朝鮮はミサイルの発射を繰り返し核実験も行おうとしている。今日のウクライナが明日の日本であることは十分察しがつく。しかしTV等で街の人々のインタビューが放映されるが、多くの人は「戦争反対」と言っている。しかし日本が攻められた時に防衛する戦争(ウクライナ状態)まで反対している感じがする。そもそも侵略戦争と防衛戦争を同一視している感じがする。
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 ところで私の手もとに「あらゆる危険から身をまもる民間防衛・・・スイス政府編」(原書房 2009年12月28日 新装版第24刷 訳者 原書房編集部)という10数年前に購入した本がある。訳者あとがきまで入れて319ページのチョットした本である。途中まで読んでそのままにしていたのだがロシアのウクライナ侵攻を受けて再度引っ張り出し最初から読んだ。まずこの本はスイス政府が発行し全国の各家庭に一冊ずつ配布したものである。
スイスは1815年以来200年以上永世中立国として知られているが、永世中立国だと言っても何時侵略を受けるかわからない、それで平素からどのように備えるべきかこの本を通じて国民に知らしめている。内容は平和ぼけした日本人にとっては相当ショッキングなものである。
始めの書き出し部分を少し抜粋すると、
「この本は我が国が将来脅威を受けるものとして書かれたものである。スイスは、侵略を行うなどという夢想を決して持ってはいない。しかし生き抜くことを望んでいる。スイスは、どの隣国の権利も尊重する。しかし、隣国によって踏みにじられることを断じて欲しない。・・・・我が国の中立は守られている。にもかかわらず、それによってわれわれが盲人であってよいことということにはならない。我が国の安全保障は、われわれ軍民の国防努力いかんによって左右される。・・・・自由と独立は、我々にとって財産の中で最も尊いものである。自由と独立は、断じて、与えられるものではない。自由と独立は、絶えず守らなければならない権利であり、言葉や抗議だけでは決して守り得ないものである。武器を持って要求し、初めて得られるものである。」
いかに自分たちが努力をして国を守り、中立を守るのか心構えが述べられ祖国防衛の意識から説かれている。
その後は国民各自の役割とか行動の仕方、男性は銃を持って戦うとか女性は後方支援にまわるとか、各地域ごとに頻回に訓練を行うことが示されている。防災の準備、食料、燃料、医薬品などの必要物資が多岐にわたって例示されている。この部分については日本でも水害、地震などへの備えとして少し示されているが、スイスは日本と同じように食料の自給が出来ないため、前もって2ヶ月〜1年と長期にわたる備蓄が行われている。
 さらに近隣国で戦争が起きた場合の対処の仕方など例を挙げて説明。また他国がスイスに侵攻してきた場合の対応の仕方についても詳細に記載されている。そして戦争も通常兵器だけで無くABC戦争つまり核兵器、細菌兵器、化学兵器が使用されたときの対処法についても述べられている。例えば核戦争に対してはシェルターへの避難となっている。スイスの核シェルターは各家庭で持つことを義務づけられており100%の普及率である。一方日本での普及率は0.02%で無いに等しい。爆心地に近い場合放射能の関係でシェルターからは1ヶ月以上でられない。そのため空気清浄機を備え食料・水などを日頃から蓄えるように指導されている。
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また応急手当についてもケースごとに細かに説明されている。さらにスイスが占領された場合のレジスタンスのことにまで言及している。
 最初に書いてあるように永世中立を維持するためには並々ならぬ日々の努力と潜在的脅威に対して備えている。この事がナチスドイツのヒットラーをしてスイスを攻撃することを諦めさせた。
 スイスでは侵攻されれば24時間以内に最新鋭の武器を備えた約50万人の兵士の動員が可能である。スイスの人口は2021年で約870万人である。その中での50万人である。一方日本は1億2000万人に対して自衛隊の人員は25万人弱である。あらゆる危険に備える平和愛好国といかなる危険にも目をくれない平和愛好国、との差であり、スイス人からは「日本人は国を守る気があるのか?」と問われるかも知れない。
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たまたま5月3日の憲法記念日に夜8時からBSフジの「プライムニュース」で「与野党が憲法改正論議 9条で国は護れるのか ウクライナ危機と日本」と題して討論の様子が放映されていた。共産党はあくまで憲法改正反対の立場で自衛隊は違憲なので無くすのが正しいと言いながら、もし今、日本が攻められたらいの一番に自衛隊を使って対応するなどの自己矛盾の発言あり。彼らは自身の安全を確保しながら自衛隊員には犠牲を強いることに強い憤りを感じた。私は日本人であり日本をこよなく愛している。
何を守るのか?と問われれば領土と主権、国民、国体、自由、民主主義、先人から受け継がれている大切な文化、伝統・価値観などである。
 是非ともこの本を総理大臣を始め政治家の人、また平和ぼけしてお花畑に住んでいる一般国民に読んでもらい、憲法9条では平和を得られないこと、どう対処すべきか議論をしてもらいたいものである。
 また日本はアメリカとの間で日米安全保障条約を締結しているのでいざというときはアメリカが守ってくれると勘違いしている人が多い。それは77年前の大東亜戦争の時、日本はソ連(いまのロシア)とお互い攻めないという不可侵条約を結んでいたが日本がポッダム宣言を受け入れて降伏する6日前の8月9日に突然条約を破棄して日本の満州に攻め込んできた。その結果民間人を含めて多くの人が犠牲になりさらに武装解除された兵士57万人がシベリヤに抑留され約5万8千人が亡くなった。このように条約などは一方的に直ぐに破棄される。その例としてお隣の韓国などの慰安婦問題、徴用工問題など話し合いで決まっていても直ぐに破棄される。徴用工問題は岸田総理が外務大臣の時話し合いで決まっていたのをちゃぶ台返しされている。これを考えると日米安全保障条約でさえもいつ破棄されるか分からない。自ら戦わない国は他国からも見放される。頼れるのは自分だけである。そなえあれば憂い無し。
本当にこの度のロシアのウクライナ侵攻を日本の事として対応しなくてはならないと思う。

2022年05月12日

「フォレストアドベンチアー」初体験

 ゴールデンウイークに沖縄の長男の孫達が3年振りに二手に分かれて尾道にやってきた。まず第一陣として中3と中1の2女と3女が29日夕方にやってきて広島空港に迎えに行く。尾道の二男一家と一緒に夕食をした。その時、明日どこに行こうかという話になり、愛媛県西条市にあるフォレストアドベンチアーに行くことが決まる。何のことやら良く判らないがどうやらアウトドアのアスレチックらしい。
翌朝車2台で出かける。しまなみ海道は少し車の量は多かった。途中大浜サービスエリアで朝昼兼用の食事をして一路「フォレストアドベンチアー西条」に向かう。予約時間は13時であったが12時には到着。
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 このフォレストアドベンチアーというアスレチックはフランスが発祥でこの西条のコースもフランスALTUS社が設計施工したとのこと。
受付後、ハーネスという安全装置を着用、丁度高所で作業をされる人達が着用するものでそれに滑走するためのプーリーや安全装置のフック(カラビナ)を装着して出発。
結構重量があり物々しい感じである。5分ほどで出発点に到着。ここで15分間安全講習を受け、小さいコースでプーリーやカラビナの使い方を習い、練習していよいよ本番である。
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 周りを見渡すとワイヤーが張られ樹にウッドデッキが作られている樹から樹にはゆらゆら揺れる吊り橋とか、ロープなどのアクティビティが樹から樹に張られている。このロープを渡ったりするのかと思うと少し緊張する。一番高いところは地上から18メートルとのこと。
 西条のフォレストアドベンチアーには初心者用の「キャノピーコース」と「アドベンチアーコース」がある。二男の小学6年生の孫娘は以前「キャノピーコース」を体験済みとか。
それで全員が「アドベンチアーコース」にチャレンジした。このコースはパンフレットによると西日本最大級の森林アスレチックパークで4サイトがあり、清流、大明神川をまたいだジップスライドやアクティビティがてんこ盛りとのこと。
 二男の嫁さんを先頭に二男の娘、沖縄の孫娘二人、二男、家内、私がしんがりで挑戦開始。家内は右膝に人工関節を埋め込んでいるが大丈夫なのか心配になる。二男が手本を見せながら先に行き、家内が続く、途中家内はジップスライドで対岸への着地に失敗して真ん中まで後戻りしたが係の人がロープを出してくれて無事渡れた。私と言えば恐る恐るぐらぐら揺れながら手でロープを持ったりしながら移動した。ジップスライドではなぜか途中で体が回転し着地は背中からになることが多かった。
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 1サイトが終わった時点で家内はリタイヤー。私は次の2・3サイトに挑戦。このサイトは目的地まで行って違ったコースを通りながら現在地に戻って来るコースである。樹から樹へネットの上を歩いたりして移ると、はしごを登り一段高いウッドデッキに到達。そこから次の樹にはブランコがいくつもつり下げてありそのブランコの板を渡りながら移動するのだが足を掛けるとブランコが前後・左右・斜めにと動きバランスをとるのが難しい。色々のアクティビティをこなして最後にジップスライドをして戻って来る。4サイト目は少し難易度が上がるとのこと。孫娘達は挑戦するというので私も挑戦しなんとか無事終えることが出来た。所要時間は2時間ほどだった。
 この様なアスレチックがあるのを初めて知った。ただ緊張していたせいか周りの景色はほとんど憶えていない。ましてや写真を撮るなどの余裕は全くなく、二男の嫁さんがすこし撮っていてくれていた。確かに川の上をジップスライドしながら川の流れが見えていたのは間違いないのだが楽しんで手を振るなんてことは出来なかった。この2時間トイレ休憩は出来ないので、もう少し年を取ってトイレが近くなると駄目だと思った。
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帰る途中来島パーキングエリアで一息入れて帰る。
 翌朝、孫達はなんともないと涼しい顔をしていたが私は腕と胸の筋肉を家内は腰が痛いと言っていた。どうやら後期高齢者の私や家内にとっては年寄りの冷や水で有ったようだ。

2022年05月05日

認知症予防の「6つの習慣」

尾道の歯医者さいだ歯科医院の齊田健一です。
 私は先月後期高齢者の仲間入りをした。最近、昔から来院されている患者様をご家族の方が連れてこられるケースが増えてきている、年を取って免許を返納したとか、足腰が弱くなり一人でこれないとか、少し認知症が始まってあぶあないからと言って連れてこられる。
いずれ私もそうなるであろうと思っているのだが。
 毎月購読している月刊「致知」には毎号「大自然と体心」と言う日常生活でできる様々な健康法を紹介する記事が連載されている。今月号は浴風会病院精神科医の須貝祐一先生が『いまからでも遅くない、認知症予防「6つの習慣」80代までの“逃げ切り”戦略』と題して認知症予防のための心懸けや習慣について書いておられる。 
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 内容を紹介すると
「先生はこれまで約40年にわたり精神科医として多くの患者さんを診て来られたが、面白いことに気づかされたとのこと。『自分が認知症ではないかと疑って来院された方の中に82歳になる女性がいます。初診は彼女が70代の時でしたが、薬はほぼ処方していないにも拘らず、それから10年以上が経ついまも一向に症状が悪化しないのです。不思議に思って普段の生活について根掘り葉掘り尋ねると、趣味でフラダンスを長く続けていることが分かりました。』ダンスですから、大会があれば観客の前に立ち、そのために日頃から運動を続け、社交の場に出ることになります。こういう習慣が認知症、物忘れの進行を抑えているのでしょう。フラダンスに限らず、何か一つのことに深く打ち込んでいる人、様々なことに興味を持つ多趣味な人はボケにくいと感じます。」
ところで若いうちから発症するケースがある中、なぜこうも差が出るのでしょうか。
認知症の最も症例が多いのがアルツハイマー型認知症。これは発症の一因であるアミロイドβ(ベータ)タンパク質が、実に発症の20年前から脳に溜まり始め、歳をとって脳の機能が衰えるにつれ、この不要なβタンパク質を分解できなくなります。それが次第に寄り集まって神経毒となり、記憶や情報の整理を司る海馬に影響して、発症に至るとのこと。
アルツハイマー型は長く予防は難しいとされてきたが、研究が進んだ結果、生活習慣を改善することで防げる可能性があり、少なくとも、そのリスクは減らせることが解明された。
この研究を踏まえれば、40〜60代の頃から手を打つべきであるが、70代以降でも有効である。よい習慣を身につけている人は脳の状態を維持あるいは向上させている例が多くある。
この事から先生は「80代(できれば80代後半)まで発症を食い止めましょう。」認知症は発症から一人では生活できない重症になるまでが、およそ8年と言われています。平均寿命を基準(男性81才/女性87才)にした時、仮に85才で発症したとしても重症化するのは93才。これだと80代の内は家族の手を煩わせずに乗り切れる可能性が高い。認知症は治すのではなく、生きている間に重症化させないことを目標に発症のタイミングを寿命の外へ外へと遅らせる戦略をとるのだと。
それでは認知症予防のためのよい習慣とは?
@ 有酸素運動
最も優先すべきは運動で有酸素運動を伴う筋肉運動で誰でも取り組みやすいものとしてウォ―キング、散歩がありますが通常のペースよりやや早めに歩くことで有酸素運動になる。時間の目安は週3日以上、1日あたり30分以上。この基準は一部の癌や心臓病、高血圧、糖尿病と様々な病気を予防するのに必要な運動頻度を世界中で調査した結果、導き出されたものです。運動がなぜ認知症によいのかと言うと、一つは脳を含めた体全体の血流をよくし、細い血管にも血をめぐらせてくれるからです。もう一つは、新しい神経細胞を生み出す助けになるからです。適度な負荷によって筋肉が刺激されることで、神経伝達物質が脊髄を通して脳に上がり、海馬の神経細胞に新しい突起が増えることがあまたの実験で証明されている。
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A 頭を使う
次に重要なのは、「頭を使う」ことです。
会話を増やすことが良い。トランプや囲碁、将棋、麻雀をしながらだとなおよいとのこと。日々会話をするとことで、活発な神経細胞の総数が増えるからです。これを「認知予備力」と呼びますが、仮にアルツハイマー型認知症を発症し、一部の神経細胞が働かなくなっても、動いていた細胞の総数が多ければ致命的な症状に至りません。体と頭、両方の「運動」が認知症予防には大切なのです。
B 和食(まごわやさしいこ)
認知症を防ぐとして注目を浴びている食事療法があります。2015年にアメリカのラッシュ大学が発表した「MIND(マインド)食」です。それを国立循環器病研究センターが、日本人の体質や食文化を考慮して改変したものがあります。
<積極的に摂りたい十の食べ物>
・緑黄色野菜 週六日以上 ・その他の野菜 一日一回以上 ・豆類 週三回以上
・ベリー類 週2回以上 ・魚 なるべく多く ・全粒穀物 1日三回以上 ・ナッツ類 週五回以上、毎日十グラム程度 ・鶏肉 週二回以上 ・オリーブオイル 日常的に ・ワイン 一日グラス一杯まで
ところで日本にもこれらに並ぶ食材があり、それを端的に表現したものが “まごわやさしいこ” という言葉です。「ま」は豆類、「ご」はゴマ、「わ」はワカメ、「や」は野菜、「さ」は魚、「しい」は椎茸、「こ」は米。ここで言う米は玄米と考えてください。玄米にはポリフェノールの一種で、抗認知症薬にも用いられるフェルラ酸や、うつにも効くというγ―オリザノールが豊富です。またヤマブシタケや舞茸といった椎茸類にも抗認知症作用があり、おすすめです。
C 飲酒・喫煙を控える
これは 言わずもがなで「アルコール性認知症」という言葉がある通り、大量飲酒は脳を萎縮させ、認知症を促進します。喫煙についても注意が必要です。
D 口を健康に保つ
これは私の守備範囲です。北海道大学の公衆衛生学の先生が、健康な歯が残っている割合と認知症の関係を調べたところ、歯が少ない人ほど発症のリスクが高く出ました。理由の一つは、歯が少ないほど食べるものが限られ、噛む回数が減り、脳へ指令が行かなくなること。もう一つは、認知症発症者は、口で発生した歯周病菌が血管を通して脳まで達し、βタンパク質を誘発している可能性が高い。こうならないためにも、毎日の歯磨きを徹底し、定期的な検診やメンテナンスをおすすめします。
E 睡眠をしっかりとる
人は夜、睡眠によって脳に溜まった老廃物を洗い流しています。その老廃物の中には、アルツハイマー型認知症の要因であるアミロイドβタンパク質も含まれます。睡眠不足が続くとこれが排泄されにくくなり、進行を早めます。@の運動と併せて日中適度に体を疲れさせ、質のよい睡眠をとる習慣を付けましょう。
最後に先生は、どれか一つではなく、六つすべてを一日の中に取り入れ、サイクルとして回してほしい。また、楽しく行うことも大事で、鬱状態が続くと認知症も進みやすいと言われています。この六つの習慣を難行・苦行としてやっていては元も子もありません。プラスのオーラを発して楽しむこと自体が、認知症を遠ざける一つの要因になると述べられています。
私もこの六つの習慣をこれから実践してよりよい人生を歩もうと思います。


2022年04月26日

「1日1話読めば心が熱くなる365人の生き方教科書」を読んで

 私は26年以上月刊「致知」を愛読しているが、その出版社から一昨年末に発刊され35万部を突破したベストセラー「1日1話読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」は読者が選ぶビジネス書グランプリ2022総合グランプリ第1位受賞に輝いた。この本については昨年1月31日のブログで紹介したが、1年間読んでみて自分の仕事に対する心構えや、感動を共有することが出来た。今2回目を読んでいるところであるが新しい気づきがある。
 出版社からのメールに寄ればこの本を読まれた多くの方より「是非、第二弾をお願いします」といった要望があり、第二弾として「生き方の教科書」が発刊されるという案内をもらい予約を入れていたところ3月26日に届いた、早速26日から毎日その日のページを読み始めた。
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そのメールに寄れば【『生き方の教科書』のタイトル通り、人は何のために、また、どう生きればいいか、「懸命」の字の如く、命を懸けて伝えてくださった方や生きていく上で何が一番大切なことか、1話1話が語り掛けてくる内容に、その人の魂を感じ、深い感動に涙する記事に出会っていただける貴重な1冊です。
親から子へ、おじいちゃんおばあちゃんから孫へ語り継ぎたい偉大な生き方が紹介されていて、日本人の素晴らしさを改めて感じます。】とあった。
 まだ読み始めて20日分しか読んでない。本の内容は過去に月刊「致知」に掲載されたものであり一度は目を通しているはずだが改めて読んでみると毎日胸が熱くなるようなことが書かれている。時には感情がこみ上げてきて目に涙がにじむこともある。「仕事の教科書」とは違い「生き方の教科書」だからなのかな。
4月10日の話はなるほどと改めて合点がいき、心の中にストンと入った。
転載させていただく。
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「使命、懸命、宿命」 柏木哲夫(金城学院大学学長)

『私には自分の人生を動かしていく三つの言葉があります。それは使命、懸命、宿命という言葉です。使命というのは、作家の三浦綾子さんが亡くなる前にテレビの取材で言われていて、すごいなと思った言葉なんです。
 三浦さんは、「使命というのは命を使うと書くでしょう」とおっしゃるんですね。「私は小説を書くことが自分の使命だと思っているので、死ぬまで小説を書き続けます。いま私は体を病んでいますから、小説を一冊書いたらクタクタになって、ああ、命を使ったなと実感するんです。けれども、小説を書くということは自分にとって命を使うことで、それが使命なので、その使命を全うしたいと思います」と。この話を伺って、使命というのは命を使うことなんだと教えられました。
 それからしばらくして、今度は瀬戸内海のある小さな島で診療をやってこられた老いた医者のことを知りました。75才ぐらいですがまだお元気で、医療に恵まれない島の人達のために自分の一生を捧げようと懸命に働いてこられたそうなんです。
 その方のことを知ったとき、懸命というのは命を懸けることなんだな、と思い至りました。
その方は自分の医師としての仕事に命を懸けてこられた。周りの人は、もういいかげんに都会に戻ってのんびりしたらどうかと言うけれど、自分はここに骨を埋めるつもりです、それが私の宿命だと思います、と言われるんです。
 普通、宿命というとなんとなくネガティブな感じがありますけれども、そのお話しを聞いて、宿命というのは命が宿ることなんだと私は思ったんです。
命を使い、命を懸けて、その結果命が宿るような人生を送る。そんな生き方ができたらすごいな、と思うんです。』
4月13日の話は読みながら胸に込み上げるものがあった。
  「妹は私の誇りです」(山本加津子 石川県立小松瀬領養護学校教諭)

 お姉さんの結婚式には、お姉さんに浴衣を縫ってあげようと提案しました。でもきいちゃんは手が不自由なので、きっとうまく縫えないだろうなと思っていました。けれど一針でも二針でもいいし、ミシンもあるし、私もお手伝いしてもいいからと思っていました。けれどきいちゃんは頑張りました。最初は手に血豆をいっぱい作って血をたくさん流しながら練習しました。一生懸命にほとんど一人で仕上げたのです。とても素敵な浴衣になったので、お姉さんのところに急いで送りました。するとお姉さんから電話がかかってきて、きいちゃんだけでなく、私も結婚式に出てくださいと言うのです。
 お母さんのお気持ちを考えどうしようかと思いましたが、お母さんに伺うと、「それがあの子の気持ちですから出てやってください」とおっしゃるので、出ることにしました。お姉さんはとても綺麗で、幸せそうでした。でもきいちゃんの姿を見て、何かひそひそお話をする方がおられるので、私は、きいちゃんはどう思っているんだろう、来ないほうが良かったんだろうかと思っていました。そんなときにお色直しから扉を開けて出てこられたお姉さんは、驚いたことに、きいちゃんが縫ったあの浴衣を着ていました。一生に一度、あれも着たいこれも着たいと思う披露宴に、きいちゃんの浴衣を着てくださったのです。そしてお姉さんは旦那さんとなられる方とマイクの前に立たれ、私ときいちゃんをそばに呼んで次のようなお話をされたのです。
 「この浴衣は私の妹が縫ってくれました。私の妹は小さいときに高い熱が出て、手足が不自由です、でもこんなに素敵な浴衣を縫ってくれたんです。高校生でこんな素敵な浴衣が縫える人は、いったい何人いるでしょうか。妹は小さいときに病気になって、家族から離れて生活しなければなりませんでした。私のことを恨んでるんじゃないかと思ったこともありました。でもそうじゃなくて、私のためにこんな素敵な浴衣を縫ってくれたんです。私はこれから妹のことを、大切に誇りに思って生きていこうと思います。」
 会場からは大きな拍手が湧きました。着ちゃんもうれしそうでした。お姉さんは、それまで何もできない子という思いできいちゃんを見ていたそうです。でもそうじゃないとわかったときに、きいちゃんはきいちゃんとして生まれて、きいちゃんとして生きてきた。これからもきいちゃんとして生きていくのに、もしここで隠す様なことがあったら、きいちゃんの人生はどんなに淋しいものになるんだろう。この子はこの子でいいんだ、それが素敵なんだということを皆さんの前で話されたのです。きいちゃんはそのことがあってから、とても明るくなりました。そして「私は和裁を習いたい」と言って、和裁を一生の仕事に選んだのです。
この本は読み始めたばかりですが、これからどんな出会いがあり、どんな感動をもらい、どんなに心を揺さぶらされるのか楽しみです。

2022年04月14日

桜満開

 昼休み毎日診療室横の藤井川に沿ってウォーキングをしている。3月25日の私の誕生日には宮前橋のところの桜が開花し数輪咲いていた。ところがそれから一気に咲くスピードがあがり3日前位には満開となった。また通勤途上に桜土手の桜を見ながら車を運転しているがここも一昨日くらいから満開となっている。
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 「さいだ歯科医院」の駐車場には1本の「吉野桜」を植えているがこれも満開となった。例年ならその隣りに植えている花桃の方が先に咲き出すのだが今年は遅く順序が逆転していたが少し咲きはじめた。
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 さらに自宅の前のお家にも桜が植えてありこの時期桜に囲まれ正に春爛漫である。
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 今日、4月3日朝から良い天気で有り、家内と2年振りに千光寺公園に桜を見に出かけた。歩いて行こうとしたが家内が足の筋肉が痛いと言うこと、私も起床してすぐに自宅周りを6q歩いていたので車で出かけた。長江中学のところから上がっていったが9時半過ぎにもかかわらず千光寺第一駐車所に入るのに長い車の列が出来ていて40分くらい掛かった。
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 全山、桜一色である。今年はコロナのためお花見の宴会は御遠慮くださいと看板がありいつもと違う感がした。それでも少しシートを敷いて飲食をされる人達がいた。かなりの人出で結構外国人の方が来ていらっしゃるのか日本語よりも外国語が耳に多く入ってきた。
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かっての尾道城跡が展望台になっておりそこから尾道水道が見渡せた。また3月末にオープンした旧展望台の後に出来た新しい展望台にも足を運んだ。係の人が海抜150メートルからの眺望をおたのしみくださいと案内をしていた。行きはループ状の階段をあがり上に行く。景色を堪能した後、私は階段を降りたが家内はエレベーターで降りた。これなら足の悪い人でも、車いすの人でも気軽に上がれるなと思った。
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 帰りは栗原方面におり桜土手の桜を横目で見ながら帰る。まだ満開になって日が浅いので川面に桜の花びらによる花筏はなかった。
良い天気に恵まれで昨年はコロナで行けなかったが分花見を堪能出来た。

2022年04月04日

2年振りに孫と再会

 3月19日〜21日の3連休に沖縄にいる長男の孫達に会いに行った。コロナ禍のため丸2年お互いの行き来もままならず、時折フェイスタイムで姿を見るだけであった。今回は3番目の孫娘が小学校を卒業し中学に入学するというのでお祝かたがた是非にと思い行った。
 広島空港では気温10℃だったが沖縄はなんと最高気温が25〜26℃で持参した服が合わずかろうじて1枚だけ持っていった薄手のポロシャツで何とかなった。半袖があった方が良かったようだ。この時期広島と沖縄の温度差が大きくほんとに服には悩まされる。
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 ところで今回乗った飛行機は各座席にモニター画面が有り、映画を観ることも出来るし、飛行中の外の風景も見れるようになっていた。それで飛行機の真下の風景映像を見ていたところ、陸地の多くの山が削られ木の代りに黒い太陽光発電パネルが敷き詰められていた。日本はパネルの設置数が世界第3位だとか。SDGsとかで自然エネルギーだと言っているが無残な山の姿を見ると心が痛みどこが持続可能な世界なのかと思う。また先日東京電力管内では電気が不足し停電が発生する恐れがあるとして政府が節電を呼びかけていたが、雨や雪が降れば太陽光発電は出来ない。一説によれば山手線内全部をパネルで埋めても原発一基分しか発電できないのだとか。
 2年振りに見る4人の孫はそれぞれに大きくなっていた。とりわけ一番下で小学校2年、齊田家唯一の男児が活発なのには驚かされた。また高校生の長女は随分と大人びてきた。
 19日到着した日は息子の診療所をじっくり見学させてもらった。頑張っているのを見て親として安心した。夜はしゃぶしゃぶ屋で歓待してくれた。何時ものことであるがお互い気を遣うし、こちらもゆっくりするためには、息子の家でなくホテル泊まりにしている。
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 翌日は「世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ読谷村の座喜味(ざきみ)城跡に連れて行ってもらった。2年前は同じく関連遺産である勝連城跡を見に行った。沖縄の城の城壁は本土とは違って美しいアーチ状曲線で構成されている。場内に入る石造りアーチ門は琉球最古の城門として知られておりその後のグスク建築のモデルになったとのこと。城壁の上からは東シナ海が一望出来た。
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 その後、城の脇に併設されている「世界遺産座喜味城跡ユンタンミュージアム」で琉球と読谷の自然、歴史、文化、戦前、戦後の暮らしを見た。発掘された人骨から顔が再現されて展示して有った。
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 また厨子甕(ずしがめ)と呼ばれる骨壺が展示されていたが昔は火葬でなく土葬であった。沖縄では何年か経つと掘り出して洗骨しこの甕に入れてお墓(亀甲墓)に入れたとのこと。なおこの洗骨はお嫁さんの仕事であったと沖縄育ちの長男の嫁が言っていた。
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夜は料理好きな2番目の孫娘がお好み焼きを焼いてくれた。
 21日は帰りの飛行機が16:20発のため昼過ぎまで時間があり、首里城に連れて行ってもらった。2019年10月31日夜に火事が発生し正殿他いくつかの建物が焼失した。4ヶ月後の2020年3月に行ったときはまだ瓦礫がたくさん有った。
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 今回は再建に向けて基礎工事などが始まっていた。首里城には何回か足を運んでいたが平成の改修工事が完全に終わった時の姿は一度しか見てない。勿体ないことである。2026年完成予定であるが早く復元されると良いのだが。
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その後空港近くのイオンモールにある「DMMかりゆし水族館」に行く。大きな魚はいないが直接水槽に手を入れると小さな魚が寄ってきて手をつついたりするコーナーなどがあった。また鳥やナマケモノなどの小動物も展示してあり面白かった。
空港の中のおそば屋さんで昼食をとり、その後チェックインして孫達と別れて帰路につく。
今年の5月連休に長男一家は来尾するかも知れないな。

2022年03月24日

「デジタル・ファシズム」を読んで

 最近DX(デジタル・トランスフォメーション)とかAI、5G、デジタル庁とか良く分からない言葉が氾濫していて、まもなく後期高齢者になる私にはついて行けないことだらけである。そこで最近「デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える」堤未果著(NHK出版新書 2021年8月30日発行)を購入して読んだ。
 驚愕の内容であり、怖くなった。裏表紙には全国民必読!日本の「心臓部」が米中資本に売られる!亡国のデジタル改革を緊急レポート!とあった。
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 表紙のカバーの裏には『コロナ禍の裏で、デジタル改革という名のもとに恐るべき「売国ビジネス」が進んでいるのをご存じだろか? アマゾン、グーグル、ファーウエイをはじめ米中巨大テック企業が、行政、金融、教育という、日本の”心臓部“を狙っている。デジタル庁、スーパーシティ、キャッシュレス化、オンライン教育、マイナンバー・・・・そこから浮かび上がるのは、日本が丸ごと外資に支配されるXデーが、刻々と近づいている現実だ。果たして私たちは「今だけ金だけ自分だけ」のこの強欲ゲームから抜け出すことが出来るのか? 気鋭の国際ジャ−ナリストが、緻密な取材と膨大な資料をもとに暴く、「日本デジタル化計画」の恐るべき裏側!』と有った。
第1部 「政府が狙われる」・第2部 「マネーが狙われる」・第3部 「教育が狙われる」と3部に別れている。どの項目も本当に怖いことばかりでほとんど何も知らないし、ましてや新聞やTVではほとんど報道されないことばかりである。
 例えば第1部行政では2020年5月12日にデジタル庁の設置が決まったが内容を本から一部引用させてもらうと
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『最初に政府機能のデジタル化と言うことで、日本の各府省や地方自治体のバラバラになったデジタル情報を一つにまとめ、「政府共通プラットホーム」として2020年10月より運用が開始されたが、なんとそのベンダー(製造・販売元)として選ばれたのが米系IT大手のアマゾン・ウエブ・サービスだった。・・・(中略)・・・安全保障に関わる政府システムを、他国の民間企業に任せるケースは世界でも珍しい。デジタル化する際、マイナンバーに統合される私たち日本国民の戸籍、年金、税金、健康保険等の個人情報や、防衛、外交などの国家機密情報を扱う政府にとっての最優先事項はまずセキュリティだからだ。政府は知っているのだろうか? アマゾンがCIA(米国中央情報局)やNSA(米国国家安全保障局)など、米国の諜報機関との関係が深い企業であることを。・・・(中略)・・・当時の高市大臣はアマゾンをベンダーとして入れるにあたり、国民の個人情報データの置き場所にも配慮したから大丈夫だと言う。だが本当にそうだろうか? アマゾンのような企業が日本でデジタルビジネスをする際、個人情報などを管理するデータ設備を日本国内に置く要求は、2020年1月1日に発効した「日米デジタル貿易協定」によってできなくなっている。・・・(中略)・・・さらにこの協定にはこの他にも、<デジタル製品への関税禁止> <個人情報などのデータは国境を超えて移動させてもOK> <コンピュータ関連設備を自国内に設置する要求の禁止> <ソース・コードやアルゴリズムなどの開示要求の禁止> <SNSのサービス提供者が損害賠償から免除される>などが盛り込まれている。
つまり「デジタルを通して私達の資産をアメリカかのグローバル企業に際限なく売り渡す協定」なのだ・・・(引用ここまで)』とあった。正にがんじがらめである。
日本に人材がいないと言うことで外国企業に丸投げし、しかもセキュリティまで相手任せなどとても許されるものではない。政治家や企業はもう少しよく勉強し国益とは何か、日本を守ると言うことは何なのかよく考えてもらいたいものだ。
 またコロナ禍でキャッシュレス化が進行し、○○Payなどスマホ決済が多くなっているがこれらの事業主は、銀行ではないので何か事故があった場合政府による預金保護はない。しかも購入したもの、金額、時間など全て把握されデータの蓄積が他国のサーバーに蓄えられていく可能性がある。中国ではアリババ集団の「Alipay」、テンセントの「WeChat Pay」の2社でモバイル決済の90%以上を占めている。日本でも例えば「Alipay」には30万店以上の加盟店がある。そして中国には<いかなる組織も人民も、政府が要求すれば全てのデータを提出しなければならない>という「国家情報法」が存在しているため、現時点ではデータが抜き取られていないとしても今後全てのデータが中国政府に握られる可能性がある。
 さらに教育に関してはコロナ禍で学校が休校になりオンライン授業が当たり前となり、小・中学校の生徒に一人1台のタブレットが渡された。そしてオンライン授業用プログラムをグーグルなどのIT企業が開発提供すると名乗りを上げている。教育が正に巨大なビジネスのチャンスとなっており益々日本の財が盗まれていこうとしていることを知った。
 新型コロナの騒動で「人・もの・カネ」の動くスピードが早まりインターネットで全世界がつながるようになった今、“危機”は世界中の人が国籍関係なく影響を受けるものになってきている。
裏表紙に書いてあるように自分や家族を守るためにも「全国民必読」の書かも知れない。

2022年03月09日

春の兆し

 立春を過ぎても寒い日が続く、先週、今週と朝雪がうっすらと積もっていたし、雪がなくても畑は一面霜で真っ白である。TV報道によれば北陸、東北、北海道などでは大雪となり車の事故、飛行機の運休、そして北海道内は鉄道の全面ストップなどが報道されている。
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 学生時代北海道に住んでいたので大雪の大変さは経験済みである。本当に雪かきは大変で、しかも古いぼろの一軒家に住んでいたので、家が雪の重みでつぶれるのではないかと思い、夜中に起きて屋根の雪下ろしなど何回もやった。またすきま風が入るので秋には窓全部にビニールハウス用のビニールシートを買ってきて外から窓に打ち付け、天井も隙間が空いているためビニールシートを張って冬に備えたりにした。正にビニールハウスの中に住んでいる感じであった。しかし風呂は石炭で焚くのでススで煙筒が詰まると煙が家の中に充満する。そうなると窓が開けられないので往生した記憶が蘇ってきた。
このTV報道を見る限り世の中温暖化だと大騒ぎをしているのにチョット違うのではないのと思ってしまう。大騒ぎをしている人はこの事象をどう説明するのであろうか?温暖化、二酸化炭素排出0と騒いでいる人達は他に何か意図があるのではと思ってしまう。
 ところで最近、日が少し長くなり春めいてきている感じがして、そろそろ春の農作業を始めなくてはと心がはやりだした。
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 昨日秋に植えた大根の最後の1本を収穫した。今年も大根は良く出来た、私の足のふくろはぎを超えるくらいの太さがあり、大根おろし、おでん、なますなどで大いに堪能できた。また枯れた菊の枝や草などが気になって刈り取り野焼きをした。その折カタツムリの殻を3個も見つけた。そういえば私が小さい頃はどこにでもカタツムリがいて雨の日など学校に行く途中、何時も目に触れていたが昨今ほとんど見たことがない。それでもわが畑にいたことに驚き殻に愛着が湧く。
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また一昨年植えた南高梅に花が1輪咲いているのを発見した。残りの蕾みも大きく膨らんできており近日中には大分咲くのではないだろうか?世間では梅の開花は大分前から報道されていたのでやっとの感が有る。秋口に枝の剪定と枝ぶり矯正のためにひもで縛ったり、牛糞堆肥の追肥をしてお世話をした。また紫陽花の芽が出ていて驚く。寒くても自然界は確実に春に向かっているようだ。
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 さて春一番に何を植えるかと考えると「じゃが芋」かなとおもう。昨年は「デジマ」と言う品種を作付けし、なかなか良い出来であった。今年もそれにしようと種屋さんに行ったが今年は種芋産地が干ばつだったので種芋の収穫が少なく入荷しないとのこと。それで「ニシユタカ」という品種に挑戦してみることにした。最も作付けは3月半ばになるがその前に畑を耕運機で耕したり、肥料を撒いたりして土壌の準備をしなくてはならない。
農作業が始まると結構休日はそれに手を取られ、他のことが出来ないな。しかしわくわく感で満たされる。

2022年02月24日

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